宝塚歌劇団は、コロナウイルス感染対策で大劇場などの観客数を大幅に減らしても料金を据え置きにすると発表しています。
値上げはしない、と。
私が驚いたのは・・・
こんな状況でありながら阪急グループは値上げをせず、そして、値下げもしていない事です。
例として、阪急が運営するホテルを挙げてみます。
JR京都駅は大別して北側の烏丸口、南側の八条口に分かれています。栄えていて便利なのは烏丸口です。で、この烏丸口の真ん前に、京都新阪急ホテルがあります。公式サイトの画像の通り、京都タワーのすぐ、そば。
しかし、この、超便利な立地の事を考慮しても、
料金設定が、超・強気なんです。
一方・・・
京都タワー内やその近隣にもホテルがあり、運営は関西の私鉄である、京阪のグループなのですが、
日にちや人数を同じ条件で検索すると、新阪急ホテルより随分と値下げしています。
立地に遜色はなく、これほどに価格差があれば、よっぽどの事情でもない限り、安いホテルから埋まっていく(それでも空室が目立つ)ような気がします。現在、京都新阪急ホテルはかなりガラッガラじゃないかと・・・
こういってはなんですが、けっこう古いホテルなんですよ。
3月に旅行に行った時、たまたま「スカイバス」なる存在を知って乗ってみたんです。バスターミナルは烏丸口にありまして、この画像の白い建物が、京都新阪急ホテルです。
「新阪急ホテル」って、書いてます。ま、ひとめで古いホテルとわかる外観です。
この記事ではあえて、現在の「阪急阪神ホールディングス」ではなく、「阪急グループ」と書きました。
というのも、京都新阪急ホテルが開業した1981年頃は、運営人はもちろん関西人のすべてが、阪急と阪神が合併するとは夢にも思ってなかった、そんな気がするからです。
このふたつの私鉄はエリアが被っていながら、アラフィーの私が物心付いた頃から、方向性が全く違っていましたから。
阪神が仲間になってからも「阪急」のブランド、プライドを重んじているんだろうなぁと感じました。
プライドとやせ我慢は紙一重だと思っている私ですが、少なくとも宝塚歌劇団ではプライド商法が成功しているようです。
在庫を抱えまくっていたであろうお菓子もセットにして値下げせず販売し、使い物にならなくなってしまった旧版プログラムも「夢版」として値下げせず販売して、いずれも大成功しています。お菓子セットは即完売、夢版も完売必至でしょう。
けれど、グループとしてはメインの鉄道事業も思わしくない状況のはずで、宝塚歌劇団という稼ぎ頭だけで、各種赤字を埋める事は出来るのかなぁ。
なんて、私が心配する必要なんぞ全くないんですけどね。
近いうちにまた、京都に行きたいな・・・
平安神宮の大鳥居をくぐりました。
2000円で、随分とお得に感じたドライブでした。この時は八条口のホテルに泊まったので、烏丸口に出てくるまでけっこう歩いたんです。京都駅はとにかく大きくって。なので今度は烏丸口のホテルに泊まるつもりです。
コメント