歌舞伎への気持ちが・・・

歌舞伎・芸舞妓

前回の四季に続いて今回は歌舞伎について言いたい放題してみます。
当初は四季と歌舞伎について、
「劇団四季は今後も首都圏至上主義なのか」
「歌舞伎は今後も高齢役者至上主義なのか」
というタイトルで記事を書くつもりだったんですよね。だけどマイルドなタイトルに改めました。
ただし記事の内容はどちらもホンマ、予定していたタイトルの通りです。

ガチ歌舞伎はいつまでも高齢者が演じ続け、若手の活躍が難しい状態が続いています。
そこで若手は、

アレンジものにチャレンジするんですね。
こちらは大阪松竹座で上演された「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき) 貞子×皿屋敷」。私は生観劇したんですが、観劇せずともポスター画像からして(ちゅーかタイトルだけでも)アレンジものである事が伝わるかと。
「タッキー&翼」ならぬ「ラブリン&翼」で、歌舞伎役者の片岡愛之助さんと元ジャニーズの今井翼さんがタッグを組んでいます。長らくこのタッグで「花形歌舞伎GOEMON」という、ガチ歌舞伎とスペインが融合したお芝居をしていたんですが(去年観たGOEMONの感想記事はこちら)、今年はスペインから離脱し現代日本と融合したお芝居にチェンジしたんですね。

でね・・・
今回はガチ歌舞伎部分がすごく良かったです。非常に見応えあるシーンがありました。

そのシーンを歌舞伎用語で言うと・・・ヌレバ!じゃなかった、「責め場」です!
折檻や拷問のシーン。
この度のお芝居ではヒロインを演じる中村壱太郎さんが・・・

帯や着物を剥ぎ取られ、乱れ髪になったところを帯でグルグル巻きに

悪い男たちによって竹の棒でしばかれる

悪い男たちに首根っこを捕まれ、本物の水が入った桶に頭を突っ込まれる

頭を出してもらったかと思えば全身にバシャーと桶の水をぶっかけられる

ふらふらと立ち上がり、死にたくない・・・生きていたい・・・と命乞い

愛之助さんが切りつけようとする刃を口で咥え、死にたくないアピール

愛之助さんに切りつけられ血を吐く

絶命

とねぇ、非常に凝った展開でした。
幕間の後けっこうすぐだったんですよね。幕間の時にイヤホンガイドが必死で「これから歌舞伎らしい演出があります」だの「見応えある」だのアピールしていていたんですがなるほど、前半の現代版部分に見応えがない事を自覚しているんでしょう。
まぁホンマ、私としては責め場のシーンだけでも十分に満足しまして生観劇して良かったと心底思いました。歌舞伎バージョンのえすえむショーみたいなもんですが、一般的なえすえむのような性的な要素はありません。帯や着物を剥ぎ取られたといっても長襦袢は着ているから露出ゼロだし、竹の棒でどつかれるシーンも実際は強く叩かれているわけじゃない。だけど・・・水攻めにされて苦痛にあえいだり命乞いしたり、振り下ろされた刀をアムッと口で咥えたり・・・血だってホンマに口からゴボッと吹き出していましたからねぇ、とにかくひとつひとつの演出が大変に刺激的でした。宝塚でもやってくれないかなぁ。
ちなみにイヤホンガイドによると本当の水を歌舞伎用語で「本水(ほんみず)」と呼ぶらしいですよ、まんまやんw 壱太郎さんが水浸しになるんですから間違いなくヌレバなんですが責め場って呼ぶらしいです、ふふ。ちなみに「壱太郎」はイチじゃなく「カズたろう」と読みます、子犬のようにラブリーなお顔立ちゆえ全盛期のタマ様のような妖艶さを表現するのは難しいかもしれません、しかし間違いなく今後の歌舞伎界を牽引する若手の女形です。

でね・・・これ・・・
このシーンを採用しているオリジナルのガチ歌舞伎作品があるはずなんですね。それを借用してこの度のアレンジ歌舞伎に採用したはず。ああ、オリジナルは何だろう?おそらく皿屋敷モノでしょうが確認出来ませんでした。
はっきり言ってこの「日本怪談歌舞伎」、現代日本との融合はまったくもって不要かと。しかも貞子ってとっくにオワコンでは?ブームになったのはだいぶ昔だし。歌舞伎部分では責め場の他にも見どころがあちこちにありホンマ、普通にガチ歌舞伎で観たかったです。

そう、私としてはガチ歌舞伎で「責め場」などを観たいんですよ。
だけど・・・もしガチ歌舞伎でやるとなると、高齢の役者がやるんだろうなぁ。

師走の南座でおなじみ、吉例顔見世興行のチラシですが・・・テンション下がりましたねぇ。
去年の吉例顔見世興行の「曽根崎心中」で私をガッカリさせた高齢役者(感想記事はこちら)が今年もまた、若い心中カップルを演じるんですよ。
しかも演目が「封印切」。これって冥途の飛脚なんです。そう、宝塚での「恋の大和路」ですよ。真冬のお話ですが何故か今年の真夏、和希そらさん主演で上演されました。
忠兵衛は和希さん、梅川は夢白あやさん、八右衛門は凪七瑠海さんでしたね。

それが・・・

歌舞伎ではこれだもんなぁ。
忠兵衛を演じる方は63歳、梅川を演じる方は61歳ですよ。若くて見栄っ張りで思慮に欠けるカップルを演じるにあたり、どう考えても高齢過ぎる。しかも忠兵衛役はけっこうメタボだし。
八右衛門は忠兵衛の上司みたいな存在なのに愛之助さんってのもなぁ。
こんなキャスティングじゃあそりゃあ、若い歌舞伎ファンが増えなくて当然です。忠兵衛を愛之助さん、梅川を壱太郎さんが演じてくれたら良いのにとマジで思います。それでももうギリギリですよ、愛之助さんは50歳ですから。

というわけで歌舞伎を観るからには一度は片岡仁左衛門さんを拝みたいし、にざ様は第二部にしか出ないんですが、どうにもセットのお芝居のキャスティングに納得出来ません。

その点、第一部の

「義経千本桜 すし屋」はいがみの権太・お里・弥助(実は平維盛)の3人のキャスティングが素晴らしいんですよね、特に中村隼人さんがドイケメンな美貌を活かせる役なのでそそられます!これね、NHKで放送されたのでストーリーを予習済みなんです。だけど、にざ様がいない・・・

というわけで、

今日からチケット販売が始まりましたが購入は見合わせています。
完売はまずないでしょう。なので天気や気分次第で観に行くかもしれないし行かないかもしれない、そのくらいの気分ですごす事にしました。

最後にオマケを2つ。

歌舞伎を観る時のマスト、イヤホンガイドです。歌舞伎がう~んと親しみやすくなりますから何としても借りましょう、いつもお伝えしている事ですが再びおすすめします。

この度の日本怪談歌舞伎では記念撮影タイムがありました。アレンジ歌舞伎ゆえの楽しみです。三等席からの格安スマホでの撮影ですので画質はこんなもんかと。
ガチ歌舞伎では撮影タイムはありません。今後もこのままでしょうね、撮影されて画像がイージーに流布されると「高齢者尽くしのミスキャスト乱発ぶり」が世間一般にバレてしまうもんなぁ。

コメント

  1. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき) 貞子×皿屋敷」の元ネタは、松竹の「歌舞伎美人(かぶきびと)」というサイトによると、

    “歌舞伎”『播州皿屋敷』らしいですね。

    女中が主家秘蔵の皿などを破損して自殺し、または惨殺され、その亡霊が現われて皿の枚数を悲しげに数えるという話は、日本各地にあるそうです(もとから1枚しか無い皿を隠されたり、10枚セットのうち1枚を割ったり、茶碗だったり、いろいろ)

    江戸時代には、皿屋敷伝説はいろいろな作者により、場所や時代設定を変えて繰り返し舞台化されたり、落語になったり、それぞれ微妙に設定が違うそうです。

    『播州皿屋敷』は、室町時代の細川家のお家騒動をからませて脚色したものだそうで、『番町皿屋敷』は「一まーい ニまーい 九まーい 足りなーい」のアレ

    古典の『皿屋敷』シリーズに、現代ならではのアレンジとして『井戸から出た貞子』とか『タイムリープ』の要素を加えた趣向の舞台だったのでしょうか。

    貞子もビデオテープと14インチのブラウン管TVの時代のキャラで、令和のイマドキの若者にはもはや「古典妖怪」枠のように思うのですが・・・

    あと、小ネタですが、羽立光来さんの母校の高松高校は、高松市番町にあるので、地元の人は「番町勉強屋敷」と呼んでいます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、熱心に書いたのにビュー数が伸び悩む記事にコメントをいただくとホンマ嬉しいです、ありがとうございます。四季と歌舞伎について似たようなタイトルで記事を書きましたがビュー数は「四季>>>歌舞伎」と想定より大きな開きとなりました。記事のアップが1日違う事を踏まえても歌舞伎が四季を追い抜く事はまずないでしょう。

      イヤホンガイドでも皿屋敷の話をしていて、複数のストーリーがあると言ってたんですね。で、その複数の皿屋敷のどれがこの責め場を採用しているんやろ?って思っていたんですが「播州皿屋敷」なんですか~、教えてくださりありがとうございます。
      この度のアレンジ歌舞伎では壱太郎さんが皿を破損したのではなく、愛之助さんにハメられて皿が1枚不足していたんですね。で、罪を着せられて責め場にあって絶命しました。

      でね・・・ただそれだけではなかったんですよ。
      愛之助さんと壱太郎さんはそれぞれ、善人と悪人の二役でした。
      ストーリーは

      悪人モードの愛之助さんと悪人モードの壱太郎さんは夫婦

      悪人モードの愛之助さんが善人モードの壱太郎さんを罠にはめて殺す

      壱太郎さんはその後も悪人モードで登場を続け、悪人モードの愛之助さんと仲良くしている

      善人モードの愛之助さんが悪人モードの愛之助さんを成敗する

      という流れでして、こうゆうのも面白かったです。ちなみにポスターでは愛之助さんは悪人モードで壱太郎さんは善人モード。

      歌舞伎の部分は本当に良かったです。だから現代日本、まして貞子なんていらないと私は思いました。そう!貞子はビデオテープ時代のキャラでした!ただテレビはブラウン管でしたっけ?液晶への過渡期だったかな?
      とはいえ歌舞伎だけでは今井さんの居場所がなくなってしまいますからねぇ。愛之助さんと今井さんがむちゃくちゃ仲良しである事は去年も今年も感じました。
      今井さんは去年までのGOEMONで披露していたフラメンコを今年も、スペインと無関係な芝居なのにチラと披露していて・・・すごく大切にされていますね。はっきり言って舞台人としての技量はあまりないと私は感じるのですが。

      あら、羽立さんの母校の高松高校には「番長勉強屋敷」という異名があるんですねw
      羽立さんいいですよね、殉情では歌がなく残念だったな~

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. まりも より:

    たーさん、こんにちは。

    清水さんの歌、素晴らしかった。また聴きたくてうずうずしてしまいます。
    アンフィシアターはトイレが大行列になるので、一幕終わったら、すぐに席を立とうと思っている人も多いと思うのですが、清水さんの歌声の余韻に引きずられて出遅れる人続出では。外のトイレに行った方が早いみたいです。
    少し考えたのですが、あの声量でロングトーン出来る方は劇団四季でもそういないのでは。劇団四季一ではないかと思ってしまいます。
    もしかしたら泰潤さん、あの声量に刺激を受けて喉とか無理しちゃったのではないかとまで思ってしまいました。
    泰潤さんだって、ノートルダムの鐘のカジモド役、素晴らしくて、歌唱力も凄いんですけど、清水さんの声量すごすぎるんです。
    本当に素晴らしい声を浴びたーって感じですw

    たーさんがおすすめの加藤迪さん、キャッツで活躍されてるんですね。
    写真をみると、猫の中でも男前。ラウルをやられるくらいだから、素敵な方なのでしょうね。これからの活躍が期待されますね。新しい大きな役に決まりそうな気がします。

    ちょうど四季も若手とベテランの入れ替わりの時期でしょうか。
    さすがに佐野さんはもう野獣はしないかなと。

    歌舞伎で、私が今いいなーと思っているのは、尾上菊之助さんです。
    朝ドラでみて以来、大好きに。歌舞伎座の10月公演すごく良かったみたいで、しかも前半はお客の入りがあまり良くなかったらしく、観に行けば良かった。
    今月の歌舞伎座は團十郎さんのお披露目ですね。團十郎さん、姿はすごくいいのに、個人的に動画でみると、声がちょっと。なんか高めで弱々しいような。真面目に芸を磨いてほしいです。せっかく家柄や容姿に恵まれているんですから。

    私は仁左衛門さんのような低くて太い声が好きです。でも仁左衛門さんはさすがにもうお年がね。若い頃に会いたかったです。
    で、菊之助さんの歌舞伎も観てみたいなーと。舞台ではどんなお声なんでしょうね。姿はもうばっちり。ドラマや映画にもご活躍です。

    あと私思ったのですが、歌舞伎の演目であんまり惹かれるものがありません。義経千本桜とかいうわりに、私が知っている義経の話しとは微妙に違うし。
    素晴らしい演目と素晴らしい役者さんがいて、面白い作品なら評判を読んでみんな観に行くのではないでしょうか。

    菊之助さんもゲームのFFを歌舞伎でやるらしいのですがどうなんでしょう。
    私的には、ベルばらとかのほうがいいですね。時代や国を超えてもいいし。
    ディズニー作品は外国資本に儲けさせるだけみたいなので、出来れば日本発。原作は海外のものでもいいですが。
    エリザベートとかのミュージカル作品は?
    ゴジラや仮面ライダーや戦隊ものとか?
    往年のSF映画とか。「宇宙からの物体XとかいうSFホラー映画とかどうでしょう?
    もちろん全て歌舞伎の様式にアレンジして。
    でも古典作品でも若い人にどんどんチャンスが与えられるべきですよね。

    ウエクミさんが、留学から戻られたら、まずはオペラ作品を書くらしいですが、楽しみですね。オペラも面白くて、素晴らしい作品ならきっとヒットしますよね。
    歌舞伎やまた宝塚にも素晴らしい作品を書いていただければと。期待しすぎかな。

    でも歌舞伎は古典芸能として、きっと消えることはないですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      まりもさーん、そうですか、すっかり清水さんの虜になっちゃいましたか。わかりますわかります!
      私は清水さんを評価するにあたり「チビりそう」「メラメラする」みたいな言葉ばかり思い浮かびまして、ようは「本能に刺さる」って事なのでしょう。理屈抜きで良い!忖度不要!とにかくイイッ!みたいな。
      まりもさんが「金本さんは清水さんに負けじと頑張って喉を痛めたかもしれない」と推測するほどだったんですね。私はまだ金本さんの声を聴いていないんですが、同じ役を与えられたキャストを比較したりいろんな推測をするお気持ちはよーくわかります。私は「(怪人の)飯田洋輔さんは(レジェンド怪人の)高井治さんをすごく意識して寄せようとしている」ともう、確信に近いレベルに推測していますしね。高井さんと飯田洋輔さんは間違いなく同じ大学出身です。そして、これは推測なのですが金本さんは韓国出身ではないのでしょうか?もしそうなら韓国出身を公表している清水さんにさらなるライバル心をたぎらせても不思議じゃないです。高井さんと飯田洋輔さんは親子ほどの年齢差ですが金本さんと清水さんは年齢が近そうだし、同じ公演でタイトルロールを担っているんですもんね。

      加藤迪さんも素晴らしいですよ、私は怪人の器だと思っています。ゆくゆくは・・・じゃなく、今すぐしてもええわ!なくらいに。清水さんと声質は違いますが声量があり、これまた「本能に刺さるボイス」です!
      名前で検索するとキャッツに出ているっぽいけど、今の名古屋公演のキャストをチェックしても加藤さんの名前を見た事がなく、ラ・アルプのキャッツのページでも見当たらずで。寂しいです。

      佐野さんはおそらく怪人はやると思うんですね、だけどロボザの感じからして高音が出にくい気がします。ロボザで演じたボリンジャーは悪役でしたが本来は「甘く優しい系」に強いっぽい、なのでラウル枠のような気がするんですね。映画の吹き替えのラウルが佐野さんですごく素敵です。個性レス気味だったりしますが、怪人の高井さんが個性フルだからかも?

      さて、
      歌舞伎ですがまりもさんも菊之助さんに興味あるんですね。これまたわかります、わかりますよ!菊之助さんは声がむちゃくちゃ良いですからね!NHKの「古典芸能への招待」で菊之助さんの「魚屋宗五郎」を観まして、声の良さにときめいてしまいました。
      これねぇ、遺伝なんですよ。お父さんの菊五郎さんがイケボの塊みたいな方ですから。やはりNHKで観た「義経千本桜 すし屋」でねぇ、菊五郎さん演じる「いがみの権太」、ビジュアルはおじいちゃんなのに声(だけ?)は超素敵で!今年の南座での吉例顔見世興行では獅童さんがいがみの権太を演るんですね。若さで有利な獅童さんですが声は菊五郎さんの方が良いんじゃないかなぁ。菊五郎さんか、出来れば菊之助さんが権太をやってくれたら良いのにと思ってしまいます。って、そもそも菊五郎さんも菊之助さんも吉例顔見世興行に出てくれないんですけどね、、、東京で忙しいからでしょう。

      そう、尾上親子は團十郎さんの援護で忙しいんじゃないかと。そう!團十郎さんは声がイマイチですね。テレビなどで感じた事ですが声質が良くない上に声量がない。
      舞台ではさらに弱い声が不利でしょう、私はまだ生で観てないから断言出来ませんが、いつかは必ず、少なくとも南座には来るだろうから(大阪松竹座は不明)、その時に拝もうかと。

      にざ様はううっ、大阪松竹座で拝めるはずでしたが勘九郎さんの代役となりました。はい、どんなに素晴らしい方でもトシを取るんですね。今朝の情報番組で、かつて球界で名を馳せた方が自宅の火災で重体になったニュースを見た時もそう思いました。

      歌舞伎はねぇ・・・まずは「イヤホンガイドとともに」とりあえず観てみるのが良いと思います。
      まりもさんは事前にあれこれ調べるのが好きですね、それも良いし、調べつつとりあえず観てみるのも良さそう。この記事で取り上げたアレンジ歌舞伎にしても、歌舞伎部分は本当に充実していました。
      イヤホンガイドさえあればどうにかなります!そうそう、楽しみたいなら近松モノは避けなきゃねw 高齢役者の近松モノなんて最も避けないとww

      菊之助さんは歌舞伎版の「風の谷のナウシカ」でナウシカやクシャナを演じましたし、新作歌舞伎にも積極的ですね。
      まだ45歳、歌舞伎役者としては若いしね、頑張っていただきたいです。南座でやってくれるならFF、観に行きます。
      ベルばらは流石に宝塚の専売じゃないですか?と言っても宝塚でもしばらくやっていませんけどね。
      海外ミュージカルは権利のあれこれでお金がかかりそうだから歌舞伎ではどうかなぁ?
      ホラーものはこの記事で取り上げた怪談歌舞伎がそうですね(ガチじゃなくアレンジ歌舞伎だけど)。

      とにかくねぇ・・・ガチ歌舞伎のメンバー若返りが必要かと。
      私としては作品への配慮は後回しでいいから、とにかく若いメンバーを入れて欲しい。ちょっとは自覚しているのか、吉例顔見世興行でも第一部はプリンシパルが若いメンツですね。でも第二部がなぁw

      ウエクミは最近も宝塚に砂をかけるような発言をしたようですね。宝塚を攻撃しないと注目されない立場って事です。
      留学でもオペラでも好きにしたらええんちゃいます?関西でやるなら、いっぺんくらい観に行ってもいいしね。
      私はウエクミはプライドの高さで自滅すると思っています。もし残るとしたら超改心して、オギーのようにOSKで頑張るとかかな。
      歌舞伎はウエクミを受け入れないですよ、何よりも礼儀を重んじるし、宝塚とのつながりだってあるんですから。

      はい、歌舞伎はとりあえず、菊之助さん世代までは大丈夫かと。でも将来はわかりません。今のうちに若手を重用しておかないと。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 昭和っ子 より:

    劇団四季も歌舞伎もやはり東京が本拠地なんでしょうね

    東京の舞台にしたら大阪はやはり全国ツアーの一箇所みたいな感じで出演者の人が言って居るから

    たまたま宝塚は関西だから全て宝塚発
    みたいな感じですが
    よく関東から宝塚を受けに来たら宝塚が大阪でないのでショックを受ける受験生がいるとか?

    南座は中村鴈治郎、扇雀さんは元々上方歌舞伎(本拠地が京都)の方だから大事にされている感じですね
    仁左衛門様は余り体調が今は心配らしい
    大阪も難波の歌舞伎座があった頃はもっと歌舞伎が盛んで
    上本町に新歌舞伎座が出来てもやはり余り盛り上がらない感じ
     多分
    私の若い頃は
    梅田コマ 東宝系
    歌舞伎座は歌舞伎中心
    松竹座は松竹新喜劇
    角座が吉本でない芸人さん
    梅田、難波花月が吉本

    南座は多分上方歌舞伎の本拠地みたいな感じだった様で 
    今から40年くらい前の話です

    なんだか関西の方はその頃から東京進出が多くなり売れて来たら東京
    歌舞伎はもう50年くらい前に最後の片岡仁左衛門さん(先代)が東京に移住されて上方歌舞伎は居なくなったと父が言ってました

    皆さん京都に住んでられたり京都の太秦の撮影所が盛んで芸能人は京都にたくさん住んでられたそうです

    今はなんでも東京発になったので関西では活躍の場が無く
    芸能人(タレント)は東京に行ってしまうのですね

    一時期 嘘か本当かわかりませんが
    宝塚歌劇も赤字で阪急も球団も歌劇もどこかに売るって噂が出ていた事もあったのですよ
    ディズニーランドの中に劇場を作るなんて噂がありました

    球団はオリックスとして近鉄と合体して本拠地は変わったがなんとか存続していますが

    そう言った決断ははっきり言って近鉄系列はいらないものは全て省くって
    鉄道のみかなり延ばし娯楽は殆ど無し

    阪急は優しいですよ 遊園地を売り捌いても宝塚歌劇は存続させている
    これからどうなんでしょうね?

    今、東京の歌舞伎座は勸玄くんが新之助になり團十郎さんと何かに襲名されるんですよね
    吉例顔見世(十一月)そこにはワンサカ歌舞伎の方が出演 やはり京都には少ないですよね
    若い方はコロナ下
    遠くへ行くのは控えてられるのか?勘繰ってしまいます

    劇団四季に関してはやはりワンマンと言われていても浅利慶太さんの居られる頃の方がスターが何となく多くて
    トップになるとなんとなく退団
    その方のたちが今のミュージカル界の重鎮になってられる様に思います
    宝塚と違うのは退団されても再入団も出来るし

    スターはいなくても実力でと言うのなら上田久美子さんとはかなり合う劇団だと思います

    でもファン(今は推しっていうのか?)あっての芸能だから宝塚でも四季でも歌舞伎でも好みの方がいて当たり前だと思いますよ

    歌舞伎 お年は召されているが時蔵(名前の漢字間違えているかも)さんなんか素敵な雰囲気の方ですよ

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、四季や歌舞伎っていうか演劇界の本拠地が東京である事に異論はありません。にしても四季は東京(及び首都圏)をえこひいきし過ぎです、歌舞伎はまだ南座と大阪松竹座を残しているからマシです。
      そうか・・・難波駅のそばにある歌舞伎座、今はホテルになっていますね。外観からしてインバウンド需要を狙った事がわかりすぎる、コテコテジャパンなホテルです。
      上本町の新歌舞伎座は「歌舞伎をやらない歌舞伎座」として有名になっちゃいましたね。歌手(ほぼ演歌歌手)のお芝居&ショーの場になっています。

      そうですね、大阪は所詮全ツ先のひとつなんでしょう。四季からすると東京や首都圏で使い古したお下がりを回す場だし。
      あら、宝塚が大阪にあると思っている人がいるんですね。そんなものかな、私は尼崎出身で関西から離れた駅弁に進学したんですが、その頃の友達から「大阪府尼崎市」で始まる年賀状をいくつももらいました。尼崎市は市外局番が06だし、仕方ないんですけど。車は神戸ナンバーなのにねw

      中村鴈治郎さん扇雀さん兄弟が大切にされている事はわかります、大物の家系だしね。でもだからって、諸事情を知っている人しか納得出来ない配役にしちゃうのってどうなんでしょう?
      昭和っ子さんも去年の吉例顔見世興行で曽根崎心中を観たんですよね、同じふたりが心中カップルを演じる今年の封印切に興味あります?私は、あのふたりじゃあ新規ファンの開拓に貢献出来ないと思わずにはいられません。
      私が四季にハマッたのは諸事情抜きに本能に刺さる演技を観せていただいたからでした。歌舞伎でも愛之助さんや、(意外にも?)喜多村さんをいいなぁと思いましたし、もっと若手を重用して欲しいです。
      鴈治郎さん扇雀さん兄弟にはどちらにも息子がいるんだしね。特に壱太郎さんは活躍目覚ましいんですから近松モノの心中カップルの女形にふさわしいのにな。

      梅芸はもともと「梅田コマ劇場」だったんですよね。今で言う新歌舞伎座のように演歌歌手の活躍の場のイメージでしたが、宝塚などもやっていたのでしょうか。
      そうですね、松竹座はもともと松竹新喜劇の活躍の場だったんでしょうね。歌舞伎は(難波の、もうなくなった)歌舞伎座でやっていたのだし。
      角座はOSKも活躍していたようです、心斎橋角座はかなりコンパクトですが、もともとの角座は立派だったんだろうなぁ。

      太秦は今も映画村が残っているけれどオワコンめいているかもしれませんね。もう時代劇ってやらないですもんね。
      私は娘を妊娠中、夕方に再放送されていた「大奥」にけっこうハマっていました。菅野美穂さんや浅野ゆう子さんが出ているシリーズね。でもそれきりかな、時代劇を楽しみにしていたのは。
      そうそう、京都に拠点というと沢口靖子さんそうみたいですね。でも「科捜研の女」は終わる噂が絶えないですね。

      阪急が球団だけでなく宝塚も売却する噂があったんですね。ディズニーランド内に劇場の噂まであったんですかー、震災の後でしょうか?
      はい、阪急には「宝塚は何としても守る」の気合いを感じます、あっさりOSKを手放した近鉄とは違いますね。OSKはどうなるんだろう、いっそUSJ内に劇場を作ってもらう方が良さそう。なんせ私が歌劇デビューしたのは家族旅行先のハウステンボスですからねぇ。

      昭和っ子さんは「新之助・團十郎襲名」に興味あります?
      私はとても残念です、南座に来ないから。ぜんぶ東京で済ますつもり?
      東京で頑張りまくってから南座に来てもお下がり感があるなぁ、四季みたくw まぁそれでも南座に来るならいっぺんは拝みたいです。

      はい、アサリはどうこういっても求心力があったんでしょうね。だいたいね、求心力がある人ってワンマンなんですよw
      そうですね、四季の方はタイトルロールをそれなりに担ったら退団する事が多そうですね。で、市村正親さんや鹿賀丈史さんなど重鎮になったわけで。

      ウエクミはそうですね、四季なら可能性はありそう。とはいえ宝塚に後ろ足で砂をかけた事があまりに有名ですから、もし四季がウエクミと結託するなら果てしなくオリジナル作に失敗し続けてからになりそう。
      どんなジャンルでも才能さえあれば良いってもんじゃないですよ、礼儀を伴わなければ成功しないと私は思っています。

      はい、芸能なのですから好みの人がいて当たり前だと私も思います。どうしても比較しちゃうしね。

      中村時蔵さん、調べてみました。あら、獅童さんの従兄弟なんですかー。獅童さんは立役ですが時蔵さんは女形として有名なんですね。息子さんの梅枝さんも女形との事で。
      教えてくださりありがとうございます。南座や大阪松竹座に来てくれたらいいなー

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    松竹のサイトによると、

    十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行

    2023年12月 南座

    2024年10月 大阪松竹座

    いわゆる全ツでの団十郎お披露目は 2023年3月4日(土)~始まるそうです。

    大名跡の襲名披露は、2年から3年かけて全国を巡るものだそうですが、南座での団十郎お披露目は東京から1年後、年末の顔見世興行として行うことになるのでしょうか?

    東京でも、団十郎お披露目公演のチケット売り上げの苦戦が報道されていましたね。

    私の地元では、年末になると各旅行会社のチラシに「年の瀬は歌舞伎!南座での歌舞伎鑑賞バスツアー募集」が載ります。(松竹座の歌舞伎興行バスツアーは見ないです)

    「歌舞伎=1年の締めくくりに南座に見にいくもの」というパターンができている中四国の団体客を集客するために、こんな日程なのでしょうか?

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、言い訳しますと私も松竹の公演情報
      https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/
      はチェックしていたんです。が、團十郎さんのは歌舞伎座と巡業しか載っていなくって。
      「十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行」で検索すると南座と大阪松竹座での公演についても載っていました。教えてくださりありがとうございます。
      歌舞伎座→巡業→博多座→巡業→南座→御園座→巡業→大阪松竹座
      の順番なんですね。

      はい、南座に12月に来るなら吉例顔見世興行の可能性は十分にあるように思います、っていうかそれしか考えられないかな。何を演るんでしょうね。
      かつては團十郎さんに魅力を感じていた私ですが「声がイマイチ」の評判に期待が下がりっぱなしです。東京ではすでに「(團十郎さんではなく)勸玄くん推し」でチケットを売ろうとする動きがあるようですね。尾上菊五郎さん菊之助さん親子からして「声質は遺伝する」と私は強く思っていまして、勸玄くんの声質が父親似じゃなければ良いな~。

      あら!中四国では「年の瀬は歌舞伎!」なんですか???へーーー!!!!
      確かに忠臣蔵や心中モノはいかにも年の瀬ですもんねぇ。
      大阪松竹座はもともとは歌舞伎の場ではなかっただけに(なんせそばに歌舞伎座があった)、バスツアーはないのかもしれません。

      こんちゃんさんの地元では宝塚歌劇のバスツアーもありますよね?
      四国に行った時にツアーのポスターを見た事があるんです。それこそお正月中に大劇場観劇バスツアーがあったような?
      「年末は南座、年が明けたら大劇場」と棲み分けしているのかも。

      早くも来年の吉例顔見世興行が楽しみになってきましたが、まずは今年ですね。まだ迷っています。
      宝塚と違って「(席にこだわらなければ)いつでも買える」ですのでギリギリまで迷いそう。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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