役替りとは知らなかった
同じと勘違い→役替りと気付く
楽天TVのタカラヅカ・オン・デマンドプレミアム(TODP)で現在、「あかねさす紫の花」が配信されているんです。2018年のです。
私は当初「え?また?」って思いました。
というのも、ちょっと前にも、TODPで「あかねさす紫の花」が配信されていたんです。半年たったかたってないかくらいの事。いくらスカステのお下がりでも、同じものをすぐに配信するなんて!ってちょっとガッカリしました。
でもすぐに誤解は解けました。ちゃんと「大海人皇子役替り:明日海りお」って書いてましたから。前のとは違うんだな、と。で、再生するとやっぱり違ってました。こんなの、調べてみればすぐわかる事なのに、どうも面倒くさがりでいけませんね。
以前のバージョンは鳳月杏に違和感
でもね、言い訳させていただくと、理由があるんですよ。以前配信された「あかねさす紫の花」がね、どうもしっくりこなかったんです。「中大兄皇子役替り:明日海りお」バージョンですね。
それは・・・鳳月杏さんの、天比古。
何故、鳳月さんほどの実力者が、どうゆう理由でこの役をあてがわれたのかなんか納得いかなかったんですね。
明日海りおさん演じる中大兄皇子は美貌・歌・演技いずれもとてつもなく素晴らしかったですが、想定通りといえば想定通り。また、柚香光さん演じる大海人皇子も、美貌が1000点満点な一方でその他は不足気味に感じるところを含めて想定通りでした。なのでお美しいおふたりのパワーをもってしても鳳月天比古に感じた違和感を払拭するまでにはいたらず、私にとって「あかねさす紫の花」は、特に心に残るとか、そうゆう作品ではなかったのです。
もうひとつのバージョンを観て気付いた
ところがこの度、もうひとつのバージョンを見て、この作品がとてもとても、印象深いものとなりました。
これは、柚香光さんを守るためなんだな、って気付いたからです。
次期トップは柚香光と決めていたのでは?
この時すでに宝塚歌劇団は、「何としても柚香光を次のトップにする。嫁は華優希」と決めていたと思うんです。前年に「はいからさんが通る」を済ませてますしね。柚香さんの能力に偏りがある事を十分に受け入れての、決心だったんじゃないかと。
中大兄皇子は困難、と判断?
で、「あかねさす紫の花」のキャストを決めるにあたり、柚香さんが中大兄皇子を演じきるのは困難である、と判断したのではないでしょうか?
もし柚香さんにそれなりの演技力があれば、明日海りおさんと柚香さんで、中大兄皇子と大海人皇子を役替りさせたら良かったのだけど、そうはいかない。
なので、役替りメンバーに鳳月さんを迎え入れたのではないかと。鳳月さんならそつなく中大兄皇子を演じるだろうから、って。実際、鳳月中大兄皇子は素晴らしかったです。マジ良かったぁ。天比古を先に観てたから余計に感動しましたよ〜。もちろん、明日海大海人皇子も安定の素晴らしさ。
これも鍛錬?
柚香さんは、天比古の身なりが地味なだけに持ち前の美貌を生かしきれない面はあったかもしれません。しかし歌劇団は、トップになるまでの間に柚香さんにいろんな鍛錬をさせたく、このような配役にしたんじゃないかと私は感じました。
ブルーレイにはどちらのバージョンも!
ブルーレイにはちゃーんと、どっちのバージョンも入ってるんですね!いつもの事ながら明日海さん美しい!
応援し続けます
宝塚歌劇団は柚香さんをとても大切にしていると思います。ちょっと手のかかるかわいい息子なのではないかと。
私は初心者の主婦ではありますが、宝塚歌劇団に思う事、文句言いたい事のひとつやふたつは、あります。しかしながら、柚香さんの扱いはとても適切だと感じています。
出来れば今後は歌やお芝居の練習というより、柚香さんがもっと自信を持って堂々と歌い、お芝居するよう、メンタル面というか、心構えというか、そうゆうのを指導してもらえたら嬉しいです。柚香さんって歌う時、ちょっと、自信なさげな顔つきをされるでしょう?ここをもっと、ニコッとして欲しい。
柚香さんにも華さんにも伸びしろを感じます。それは決して、歌やお芝居の実力そのものだけじゃないです。トップとしての風格を得て堂々と歌い、お芝居するようになるんじゃないかと期待しているんです。
私は今後も、新生花組トップコンビを応援し続けます。
コメント
こんにちは。
ターさま
同じママファンということで(うちの場合は息子ですが)、いつも楽しみに拝読しております。
そして以前の記事で「柚香伊集院は生で観れる」と書いてらして「よくぞ言ってくださった」と思っておりました。以前の「はいからさんが通る」観たかったんですよ。でも気づいたらチケットはなく公演は終わっておりました。
私も、新生花組応援します。
実は、明日海りおさんに宝塚に連れていかれた口ですが(明日海さんのトートからファン歴が始まっております。)、同時に光ちゃんを応援しております。(やはり息子目線)。
星組は、どうしようもなく実力派の礼くんですから、放っておいても大丈夫でしょう(優等生の息子な感じで)。
なので、すごく差をつけて、星組観劇1回のみ、花組は先着まで頑張って取って、5回位チケットとりました。(完全に贔屓路線)。
いや、一説には、友の会の先着が通常より取りやすく「大丈夫なの?」と心配で、A席もB席もとってしまいました(S席はさすがにすぐ埋まっておりましたが)。やはり世間では星組人気なのでしょうかね。
でも「はいからさんが通る」はすごく楽しみです。
それでは、いつも切れ味鋭く、独自な切り口がすてきな記事をこれからも拝読させていただきます。
Mikaさん、コメントありがとうございます。
息子さんもファンなんですね。私、息子もすごく欲しかったんです。羨ましいです。
明日海トートは円盤で観ましたがホント素晴らしいですね。明日海トートも、明日海エドガーも、生で観たかったです。もはや叶わぬ夢ですね。
柚香伊集院はオンデマンドでもあんなに美しいのですから生だとどれほどに素晴らしいのか、楽しみで仕方ないです。ちゃーんと大劇場ナイズされて、価値のある立派な舞台になっているはずです。
礼さんへの「放っておいても大丈夫でしょう」、ホント、わかります。めちゃくちゃ、わかります。放っておいても大丈夫なジェンヌさん、放っておくのは心配なジェンヌさん、どちらもいるのが宝塚の良さだと感じます。とはいえ、実力を重んじる宝塚ファンはたくさんいるでしょうし、あと、慰安旅行など宝塚をよく知らない人が観劇するにも望海さんや礼さんの舞台が無難ですので、チケットの売れ具合はそういった事情もあるのかなと私は勝手に想像しています。
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