瀬戸かずやと愛月ひかる

ジェンヌさん

瀬戸かずやも2番手羽を背負う気がする

愛月ひかるが背負ったのなら

この度の星組公演で2番手羽を背負い、正2番手である事が明らかになった愛月ひかるさん。同時に、「正2番手退団の可能性がある」ジェンヌさんでもあります。

次の花組公演では瀬戸かずやさんがどうなるかが気になるところです。

といっても、「愛月ひかるが2番手羽を背負ったのなら、瀬戸かずやも背負うだろう」という気がしませんか?

客観的に判断したい

なーーーんとなく、現時点では瀬戸さんの方が、愛月さんより歌劇団に大切にされているような気がしませんか?

私はそう思ってるんです。

でも、感覚だけじゃ心もとないので、事実を並べてみようと思います。

瀬戸かずやと愛月ひかるの経歴

瀬戸かずやの経歴(抜粋)

現在16年目

高校出身、90期生、27番入団

入団7年目:新公初主演

13年目:バウ初主演

16年目:東上主演

瀬戸さんより下級生である柚香光さん(95期)がトップとなる

異動なしの花組生え抜き

愛月ひかるの経歴(抜粋)

現在13年目

中卒、93期生、20番入団

入団4年目:新公初主演

5年目:2度目の新公主演

6年目:3度目、4度目の新公主演

8年目:バウ初主演

10年目:エリザベートでルキーニを演じる

11年目:東上主演

13年目:宙組から専科に異動するも、すぐに星組に異動

愛月さんより下級生である礼真琴さん(95期)がトップとなる

経歴は愛月ひかるが上

経歴の差は明らか

あれ?経歴を並べてみたら、新公主演の回数といい、11年目までに登竜門をすべて済ませ、しかもルキーニを演じた事といい、明らかに愛月さんが上ですね。

・・・って書いてしまいましたが、本当はわかっていました。宝塚歌劇団がかつて愛月さんを「御曹司」として大切にしていた事、そして初の宙組生え抜きトップスターにするつもりだった事は、宝塚初心者の私でも小耳に挟んでいたからです。

それぞれをザックリ評すると

瀬戸さんと愛月さんをそれぞれザックリ評すると、

瀬戸さんは当初路線にも別格にも入る可能性が低かったが、後に別格としての道を極めていった。

愛月さんは当初御曹司扱いのバリバリ路線だったが、別格になった。すぐに路線に戻ったものの、もともといた路線街道とは異なっているようだ。

という事になるような気がします。

歌劇団の傾向、判断

路線落ちしたジェンヌに厳しい歌劇団

宝塚歌劇団は、路線に乗っているジェンヌがライバルに敗れると、徹底的に勝利したジェンヌとの差を付けるように感じます。柚香光さんに破れた水美舞斗さんがその典型例ではないでしょうか。水美さんはもともと柚香さんより成績もよく、入団3年目の「カナリア」では圧倒的に有利な役をあてがわれていました。

しかしその後、歌劇団は柚香さんをトップにすると決定し、水美さんにはなんでそこまで?級に地味な役をあてがっています。柚香さんより目立つことは決して許されない、といわんばかりに。

同期の芹香斗亜の影響か

愛月ひかるさんの場合は、11年目に同期の芹香斗亜さんが宙組に来た事が大きかったのではないでしょうか。もともといた組が違うので水美vs柚香のような明らかな同期競争はなかったものの、次の宙組トップが芹香さんと決まった時点で、その次のトップに愛月さんがおさまる事はなくなり、まだ叶っていない「宙組生え抜きトップ」の可能性は桜木みなとさん(95期)、あるいは和希そらさん(96期)にバトンタッチとなったのではないかと。

フォローが必要な花組

瀬戸さんがいる花組は今、トップである柚香さんへのフォローがとても必要な状態だと思われます。その事からしても、歌劇団は瀬戸さんに2番手羽を背負わせ、舞台を盛り上げたいのではないでしょうか。

劇場に来る客のすべてが事情を知っているわけではありません。慰安旅行、修学旅行、友達に誘われて、といった「なんとなく来た」客は、とりあえず舞台が華やかな方がウケるはず。柚香さんがバンバン歌い上げてあらゆる観客を問答無用に大満足させる、は困難でしょうから、何としてもフィナーレは華やかにしたいはずです。

瀬戸さんを重宝している歌劇団

歌劇団は前回の花組公演「A Fairy Tale」で瀬戸さんに見せ場の多い役を与え、さらに千秋楽での明日海さんのさよならショーでとっても目立つ、ビックリな役柄を与えました。赤いドレス姿の・・・書いていいのかわからないのでとりあえず控えておきますが、とってもウケました。ライブビューイング会場の映画館がドッ!ってね、ホント。

もう、ここまでしているのですから、瀬戸さんがよっぽど固辞でもしないかぎり、2番手羽を背負うような、そんな気がします。

はいからさんが通る、楽しみ~

焼き直し公演ゆえか、公演前からディスる記事もないわけではない「はいからさんが通る」ですが、美しい柚香伊集院だけでなく、瀬戸さんの羽根姿を拝める可能性が高くなり、ますます楽しみになってきました。

まったくもって、宝塚歌劇団はうまい事やりますね。まんまと乗せられてしまいます。

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