代理人弁護士の会見と宝塚ブロガーの反応に思う

前回の記事に「単身赴任中の夫が帰宅するので週末いっぱいまでブログを休みます」と書いたんですが、その後夫から連絡が来て「飲み会に参加するので遅くなる」との事でした。

時間の出来た私はどう暇つぶししようかとヤフーニュースを覗いてみたんです。記事で「休む」と言い切ったからには、たとえ時間がホイと出来たところで休み切るのが本来の私の性格なので。

目に入ったのは、自らこの世を去った現役ジェンヌAさんのご遺族の代理人弁護士による会見の記事の数々でした。ひとつふたつではありませんでした。
ここでもまだ、私は初志貫徹を貫くつもりだったんです。
だけどだんだん会見について取り上げる宝塚ブログが増えてきて、いくつか読んで、自分も記事を書く事にしました。

ベテランを含めた宝塚ブロガーがこぞって逃げ腰になっている

ように思ったんです。
本心をさらけ出している記事はないように感じました。
何故でしょう、それは、

自分が責められる立場になるのが怖い

からじゃないですか?
実は私も、会見があった事を知らずにアップした前回の記事を訂正なり削除なりする方が良いかもと考えたんです。
大切な娘さんを宝塚に行かせたばかりに死なせたと悲しんでいるご遺族のお言葉と、先着順で宝塚のチケットを買えたと浮かれている私の記事が、あまりにもかけ離れているから。

私も結局は「我が身の保身第一」なんです。
そしておそらく他の宝塚ブロガーも慎重になっています。

ここひと月ほどの間に急増した「宝塚への愛がなく、ただただ宝塚を利用してブログ収益を得ようとしているブロガー」がカスな記事をアップしまくるのにはもう慣れました。

だけど・・・宝塚への愛があるブロガーが
・記事の8割近くを会見の引用で埋め、自分で入力したのはほんの数行で、しかもお茶を濁すようなつぶやきしか載せていない。
・タイトルが長いのに記事はごくちょっぴり。
・長い本文だけど内容は薄く、自分の意見を明確に述べていない。
といった記事をアップしているのには残念な気持ちになります。

もう宝塚が、あるいは宙組がなくなっても仕方ない・・・という意見も複数ありました。
これは本当の本当に、本心なのでしょうか?

私が、現時点で、感じている事をそのまんま述べましょう。
私は今も宝塚はもちろん、宙組も存続して欲しいと願っています。
私だって劇団理事長やAさんを追い詰めた上級生たちがAさんのご遺族に正式にお詫びして欲しいとは強く思っているんですよ。

でもこれで「膿を出し切った」事にして、

現在の劇団理事長と上級生たちが捨て駒として切り捨てられる

のは、納得出来ません。
理事長の対応は極悪だけど、でもこれって理事長の独断じゃあないように私は思います。
上級生たちの様子にしたって当該上級生だけの問題ではないはずです。

だけど・・・「切り捨て」になってしまいそうな気がします。
阪急阪神ホールディングスはまずは宙組だけを切り捨てるかもしれません。
それでも駄目なら宝塚歌劇団そのものを切り捨てるかもしれません。

すみません、まだ考えがまとまりきっていないけれど夫から「今から帰る」と電話が来たのでチェック不足な記事ではありますがこのままアップします。また週明けに、どうぞよろしくお願いいたします。

コメント

  1. ちぃさま より:

    たー様 こんばんは

    私はたー様の過去記事に問題があるとか、不快だとか思わないです。誰のことも批判せず、記事もコメントも自分のポリシー貫いて芯が通ってるいるなぁと、ITリテラシーにも敬服してます。

    私は結構文春鵜呑み派です。第2弾は雑誌買いました(中国マネーの北海道買収の加護できない記事もあり、連載や書評も面白く読んだ)

    残念な人気ブロガーさん、順位保つためには内容無くても記事アップしなきゃなんないでしょうかね?

    私的には今の体制の宇組は見たくないけど、たー様言うように捨て駒にされたくない、他にも似たような事してきたトップもいるのに芹香さんだけ切り捨てられたくないけど、誰かが詰め腹切らされる展開になってきました。良くて専科異動かな・・・

    遺族コメントで【宇組に配属されたことが・・・】遺族が○組と比較して言っているのでしょうし、宇組はもう組としての体をなしていないように思います。だからと言って宇組は取り潰ししかない!と言うのはそれを望んでいるとしか思えない。これまでの宝塚ではなくなってしまうことの重大さを思えば、ファンなら安易に言って欲しくないです。

    来週の記事楽しみにしてます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ちいさまさん、おはようございます。お返事遅くなりました。
      何かを続けるにはマイルールを貫く事が大切だと私は考えています。私のブログ運営におけるマイルールには「夫を優先する」がありまして、この度ちいさまへのお返事が遅くなってしまいました。

      ちいさまはB誌を鵜呑みにしているんですね。私としても概ね本当の事が書かれているんだろうと思います。中華マネーについては心配でもありますが不安を煽りすぎているような気もするかな、かの国は不動産バブルがはじけて窮地に陥っているような気もしますので。
      はい、B誌はネットで読みたい記事だけ買うのはソンです。紙媒体で購入し他の連載なども読めば、宝塚だけを狙い撃ちしているわけではない事がわかります。

      宝塚ブログに煮えきらない内容の記事が並んだ件ですが、
      「こんな会見があったからには記事を書かないと」という気持ちがありつつ「とはいえ何を書いたら良いのか」「自分に火の粉がかかるのは困る」といった気持ちもあったかもしれません。

      ちいさまさんは今の宙組は見たくないんですね。私はそう思っていません。たとえ組子が半分になっていても公演再開して欲しいと思っています。専科でいくぶんかの補充は出来るでしょうし。
      劇団やHHホーの体質に問題があるにもかかわらず、「宙組のトップスターを始めとする上級生だけに詰め腹を切らせて終わり」にする事には納得出来ません。

      匿名で「宙組を取り潰せ」と言う人ですが・・・
      宝塚ファンなら「もう宙組は諦めるから残り4組は通常営業して欲しい」、
      普段宝塚に関わっていない人なら「自分のストレスを発散したい」、
      といった理由があるのかもしれません。

      そして「宙組を取り潰して欲しくない」と考えている私にも理由はあります。
      私は宙組だけの問題じゃないと思っているんです。
      花組にしたって、Aさんと同期の方が劇団に物申して干されているというもっぱらの噂じゃないですか。
      某期の件にしたって劇団は悪行の限りを尽くしていたし。

      それが「これまでの宝塚」なんです。
      宙組だけを切り捨てて「膿を出した」事にすれば遠くないうちによその組で同じような問題が出てくるでしょう。
      きっかけとなった宙組から変わらなければ本質的な改革にはならないはずです。

      だけど、
      宙組を切り捨てて「宝塚は変わります」宣言となりそうな流れではあります。
      どうなるかを見届けるためにも、私は自らの心身の健康を大切にすごします。

      昨日はOGコンサートに行きました。今日中にも記事にするつもりなので読んでいただけると幸いです。
      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. 福蔵 より:

    たー様

    文春は連続で記事を投下してくる時にはとんでもない自信を持っています。「文春はネタ切れ」と見ていた宝塚ファンは井の中の蛙だったのだと思います。そして、ファンよりももっと井の中の蛙だったのは劇団だったのでしょう。

    ご遺族は、10月7日の記者会見で劇団が責任を回避しようとする気配を感じて川人弁護士と接触を開始したと、川人弁護士自身が答えています。
    一体、劇団は何を守ろうとしたんでしょうね。

    有愛さんがパワハラを受けていたことは宙組プロデューサーなら知っていたはずです。知らなかったのなら阿呆です。何てったって苛めていたのはそこらの雑魚ではない。組の大物なんですから。
    苛めていたのが組長とトップスターだったから恐れをなして見て見ぬふりをしていたのか。それにしたって、有愛さんが亡くなった時には流石にその重大性に勘づくべきでしょう。
    私が遺族だったなら、パワハラ上級生の顔など見たくもないと思いますし、絶対に許せない。それでも「謝罪を求める」で済ませているのは、ある意味、ご遺族の温情でしょう。

    宙組自体を解体するか否かは検討が必要でしょうが、苛めを行っていた張本人はもう観客の前に出るべきではないと思います。30過ぎのいい年をした大人なのですから、本来ならば自ら身を引く姿勢を示してほしい。それこそが、タカラジェンヌの品格というものだと思います。
    そして、私の本音はこの情けない事件の影響を他の組に及ぼしてもらいたくないということです。来年は(恐らく)3人のトップスターが退団するのです。それに伴って多くの人も退団するでしょう。その公演に影響を及ぼすことだけは許せないというのが私の本音です。
    とにかく、ふざけた対応はもう沢山。決断できない木場理事長、経営企画室長、宙組プロデューサーには即時去っていただきたい。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      福蔵さん、B誌はネタ切れに見せかけて大きいのを持ってくるのが得意なんですね。なんというか劇団のやる事はB誌を喜ばせまくっているような気すらします。

      劇団が守ろうとした事はそりゃあ、目先の収益じゃないですか?
      B誌によるとAさんが亡くなった事そのものを隠蔽して「休演→退団」の運びにする計画すらあったそうですね。収益のためなら従業員の命なんてどうでも良い、という金満体質なのでしょう。

      Aさんの遺族がぱわはら上級生たちに厳罰ではなく謝罪を求めているのは、上級生たちに責任があるのはもちろんであれ上級生たちだけの責任ではないと考えているからではないでしょうか。
      劇団やHHホーが上級生たちに強いストレスを与え続け、上級生たちはそのハケグチとしてAさんにハラスメント行為をしていたんじゃないかと私は思っています。

      福蔵さんがいじめ張本人達に「もう観客の前に出るべきではない」と思う事を私は尊重します。
      尊重しつつ私は全く逆の事を考えています。
      当該ジェンヌ達は実年齢こそ30を超えた大人です。しかし10代後半から20代すべてにかけて、本来なら積み上げていくはずだった社会経験をしないまま実年齢だけ重ねたんです。

      「品格」は「常識」と似ていて、人の数だけ内容が異なっているように私は思います。
      トップスターや組長を含む上級生達がこのまま表舞台に出る事無く退団するなんてそれこそ「タカラジェンヌの品格に反する」と私は思うんです。

      どんな流れになったって他の組への影響は避けられないでしょう。
      それに、他の組には一切問題がないかといえばそんなはずはありません。たとえ宙組を切り捨てたって遠からず他の組で問題が出てくるでしょう。
      生徒だけに責任を取らせようとする劇団およびHHホーに私は怒り心頭です。自分たちは青春時代を謳歌したんだろうに生徒には厳しい規則を押し付け搾取し続けてきたくせに、責任は一切取ろうとしない。
      あと「現在の理事長・室長・プロデューサーだけが悪い」みたいな雰囲気になり前理事長が涼しい顔してすごしているなんておかしいとも私は思っています。

      この度はご意見をお聞かせくださりありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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