ゴシップ誌の総合的な感想

私の気持ち

言い訳はしません。
夫からは「おまえのように買うやつがおるから今後も記事にされるんやで」って言われましたし、ホンマにその通りです。

今の私の脳内は劇団への嫌悪感と、「それでもジェンヌさん達に会いたい」な気持ちのどちらも強いです。
それで、B誌を読んでみました。
あえて「手に取ってしまいました」「読んでしまった」といった言い回しはしません。自分の選択を否定するのはメンタル不調の元凶です。私は自分の意志でB誌を読んだ事を認めます。

実際に読むと意外な事がふたつありました。

ひとつめは表紙。
新幹線のホームにある売店で「ホンマにこれか?」となりました。B誌は表紙が極めてシンプルなんですね。驚きましたよ、美容院に置いてある女性向けゴシップ誌は表紙がほぼほぼ目次状態ですから。

パッと見、難しい事ばかり書いてある文学雑誌のような表紙のB誌ですが、数ページめくれば

ガッツリとゴシップ誌そのものの目次でした。

そしてふたつめの「意外」は、宝塚記事がトップ記事ではなかった事。
宝塚ファンの私はB誌が宝塚だけをターゲットにしていると思っていたし、特に今回はこの上なく深刻な事になったので宝塚の記事がトップ記事だと思い込んでいました。
が、そうではなかった。最もページを割いている記事は日本を侵食しようとしている某大国についてで、8ページ。Aさんについての記事は4ページで、某事務所の壮年アイドルの日和見な行動についての記事も4ページでした。

私はネットの有料記事ではなく紙媒体を購入して良かったと思っています。
ネットの有料記事だと単品ですが、雑誌を手にしたら目的の記事以外もたくさん読めますから。
そうする事によって知った事があります。
それは、「B誌は人間のいろんな欲望を満たすために腐心しまくっている」事。
某大国についての記事は日本の将来を憂う人にとって気になるでしょうし、「本職ではしくじりまくっているのに土地ころがしでは成功している某野球監督」「超インテリな官僚出身だが大物政治家の娘である嫁の尻に敷かれっぱなしな某政治家」の記事はゴシップとしておもしろく読めるようになっていました。
さらに「最強のウォーキング」記事を読めば「正しい姿勢でウォーキングすると認知症予防になる」とうたっており、紙媒体の読者はそこそこ高齢だと想定しているのでしょう。
文字を読むのが嫌いな人には「坂本龍馬をベースにした漫画」があります。真面目な記事を読むのが面倒な人でも下ネタなら文字を追うかもしれません。

とにかく・・・壮年以上の日本人なら誰でも、読みたくなるところがひとつふたつありそうな雑誌なんですよ。

真面目にすべてを読むんじゃなく適当な気分でつまみ読みするためにある。

そんな雑誌です。内容が多岐にわたっており充実している事は間違いありません。

そしてB誌にとって宝塚は「ターゲットのひとつ」に過ぎない事もわかりました。
この度はAさんの命がかかっているけれど、それでもそんな扱いなんです。私はそう思いました。

B誌は誰の味方もしていません。ただただ自分が稼ぎたいだけ。
今後「劇団vs.遺族や現役ジェンヌ」の争いがB誌上で起こる可能性はあるかもしれないけれど、B誌がウハウハなだけです。実際私もB誌に課金したのですから。

劇団が、CEOが・・・Aさんの名前を出し、心から詫び、Aさんを偲ぶ場をもうける。
これだけで、B誌がすでに入手しているネタのほとんどがパーになると私は思っています。そしてそうなってもB誌は根に持たず、他のターゲットを探すようにも思います。

以上、率直に、B誌を読んだ感想を述べてみました。

コメント

  1. めい より:

    週刊文春、買われたんですね。私は買ったことは無いんですが喫茶店で読みます。他の週刊誌や新聞も。
    週刊文春と週刊新潮は表紙がイラストで目次じゃないのは昔からです。歴史があり息の長い媒体なので、世間の信用度はかなり高いでしょう。要するに「宝塚ってこんなんか~」と思われることはあっても、宝塚ファン以外からは「嘘やろ」とはあまり、思われないということです。

    宝塚ファンから目の敵にされている週刊文春ですが、宝塚歌劇団が№1ターゲットになったことは無いですね。「世間のいろいろなゴシップの中のひとつ」程度です。

    私は週刊文春にも好きなコーナーがあります。草笛光子さんの「きれいに生きましょうね」と、益田ミリさんの「沢村さん家のこんな毎日」です。

    草笛さんのエッセイには芸能界で経験されたことが時々書かれています。草笛さんは「ラ・マンチャの男」初演時のヒロインでした。評判もよく好きな役だったのにある時から、ヒロインを下ろされたんですね。代わりのヒロインは宝塚OG(元トップ男役)でした。とっても悔しかったと書かれてました。それ以外にも元SKDでは後ろ盾もなく、理不尽な扱いが昔は多かった。面と向かって酷いことを言われたり・・そんな時はお母さんと泣いたそうです。でもお母さんは偉かった。「わたしたちは人を裏切ったり蹴落としたりはしないでおこう。きれいに生きましょうね」と言われたそうです。エッセイのタイトルです。

    益田ミリさんの漫画はほのぼのして、なにげない日常ですが、読むとほっとします。老夫婦と40代のひとり娘(うちは同居してませんが)というのも私宅と同じなので、毎号楽しみにしています。

    宝塚ファンの皆さんは、宝塚について書かれてる部分だけ読んだら、週刊文春なんてゴミ箱行きなのかもしれませんが、もしそうならせっかく買われのにもったいないと思います。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      めいさんは喫茶店で文春を読んでいるんですね。私は雑誌や新聞を置いている喫茶店に行く事がほとんどないんです。だけど今後そういった店に行く事があれば文春を読んでみようかな。買えば480円もするんだから、コーヒーなりモーニングをいただきながらお店のを借りて読む方が賢いですよね。とはいえ今回は新幹線に乗るにあたりコンセントのある席を予約出来なくてパソコンを使えなかったので時間つぶしを兼ねて買って良かったです。

      表紙には驚きました、週刊誌の表紙と言えば目次っぽいとか人物とかのイメージでしたから。
      歴史が長く信頼されている雑誌なんですね。私は10年運動を続けているんですが確かにストレッチの記事はガチでド真面目です。こんなドまっとうな記事と野球監督や政治家のゴシップ、そしてAさんの死が同じように並べられている事に驚きました。私は長くネットで情報を得ており、似たような記事ばかり連続で読む癖がついていたんですね。

      草笛光子さんの連載と益田ミリさんの漫画、新幹線で読みました。草笛さんの文体は軽やかでサクッとしていますが、あのタイトルにそんな深い意味があったんですね。益田さんの漫画はホンマになにげない日常ですね。

      Aさんの記事だけ読んだり、それだけで文春を凶悪な雑誌だと考えるのは「生き辛さ」につながりそう。
      こんな雑誌もあるんや、くらいにとらえるのが丁度良いように私は思いました。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. かほ より:

    たー様、こんばんは。
    コメントしまくりで失礼します。

    私はいつも、こういう出来事があるたびに感情が不安定になり、振り回される側になってしまうタイプの人間です。
    その自覚があり、今回も「落ち着け…」と思いながらもまあ、しばらくは落ちておくか…となっていました。

    しかし一方で、普遍的な真実はネットやゴシップ誌の中にはないということも、頭では知っています。

    そして、何が起きても「振り回されない側」でいられる人間も一定数おり、そういう人たちこそが世の中の真実を知っており、人からの信頼を勝ち取れるのだと思っています。

    今年の一連の宙組騒動では、なんだか人として色々試されたなと感じています。
    何かを盲信することなく、かといって疑いすぎず、自分の目で見たものだけを解釈する力が求められるんだなと。

    今回のたー様の解釈、とてもしっくりきました。
    いつもありがとうございます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かほさん、強烈に悲しい事があったのですから感情が不安定になって当然なんですよ。振り回される事そのものが悪いんじゃなく、振り回される自分を否定する事が悪いんです。自らに言い聞かせるおまじないは「落ち着け、、、」より「落ち着いている」が良いかもしれません。自分自身とは仲良くしたいですよね、だから命令するのはほどほどにしましょう。

      他人はどうでもいいんですよ。パッと見で「振り回されない側」に感じる人でも内心はわかりません。
      世の中の真実は人の数だけ存在し、人からの信頼を勝ち取っているように見える人にしたって真実はわかりません。

      この度の宙組の事は本当に、本当に悲しいです。
      そして私は「人として試された」と身構える必要はないと考えています。宝塚ファンそれぞれ、たどり着く場所があるんじゃないかと。
      かほさんは宝塚に関わらず平素より「こうでありたい自分」と「実際の自分」のギャップが激しくないですか?
      変わりたい気持ちがあるのはオッケーなんですよ、ただそうするにははまず、今の自分を認めて愛する事が大切だと私は考えています。

      こちらこそいつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. なな より:

     96期の時も今と変わらないくらいネット内は大騒ぎで。

     96期初舞台ラインダンスの拍手は小さかったですし、ロミジュリの夢華さん側のチケの売れ行きは鈍かったです。

     半額以下で行きませんか?と言われましたが、お断りしました。観る気になれなくて。

     ファンにできる事なんて↑くらいしか無いんですよね。

     何が事実か分かりませんが、無理して観なきゃいけない道理は無いですから。

     私が初めて宝塚の闇を感じたのは、ブルボンの封印、コートダジュールでした。理由は以前お話ししたように、退団する娘一の扱いが気の毒過ぎたからです。

     その後も度重なる闇采配にジワジワと宝塚は距離を自分で考えて観る必要があるな…と。

     今回の件、30日観劇していたんです。帰宅後に知り、流石に水曜日くらいまでショックでしたが、今は立ち直っています。

     私が知る宝塚劇団は、客の感情などお構いなしで、やりたいようにやってこられました。

     この先もそうかもしれないし、変わるかもしれないし、それはわからないです。

     でも、自分の宝塚に対する関わり方は決まっていて、自分が受け入れ可能な範囲でのみ観劇するというスタンスです。

     それ思い出したら、割とスッキリした感じです。

     30年くらい、↑で気持ちを立て直しながら、ダラダラと宝塚ファンを継続してる感じです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ななさん、某期の件では夢華さんが相当に大変だったようですね。私はリアルタイムで様子を見ていないので想像に過ぎないのですがこれっていじめじゃないですか?宝塚ファンによる超集団いじめ。チケットを購入せず観劇を見送るだけならまだしも、わざわざ観劇に来て拍手をしないなどの冷たい態度をとった人もいたそうですね。これって、ええトシぶっこいたおばちゃん(ですよね?)たちが集団で未成年の女の子をいじめたって事じゃないですか?
      私は、某期の事にしたって諸悪の根源は劇団であり、夢華さんをいじめたおばちゃんたちは本来なら劇団を責めるべきだったと思っています。

      ななさんは「ブルボンの封印」で闇を感じたんですね。
      どんな事とのお付き合いにもメリットとデメリットがあり、ほどよい距離感で関わる事が大切ですよね。

      宙組を30日に観劇していたんですか、、、お伝えくださりありがとうございます。何も知らず観劇していた事を苦しんでいる方は少なくないと私は思っています。
      勝手な想像ですが休演者のお知らせを作ったスタッフさん、改札そばに掲示したスタッフさんにしたって相当辛いんじゃないでしょうか。まさか休演者として名前が出ていたAさんがすでにこの世にいないとは夢にも思っていなかったはずですから。

      劇団の不誠実な態度はいわばお家芸。1世紀にわたって組織的に続けてきたんです。
      よっぽどの事がない限り変わらないでしょう。「よっぽどの事」はすなわち、志願者や観客の激減です。ビジネスの原資であるジェンヌさんがいなければ商売は出来ないし、商売しても客がこなければ事業として成立しませんから。
      まずは来年の受験者数が気になります。親御さんとしては辛いでしょう、たとえ娘さんの志願を許したとしても全力で応援する事は難しいかもしれません。

      はい、物事との関わりは自分のペースが大切ですね。受け入れ可能な範囲でするのが大切。職場でも家庭でもそうなのだろうと私は思っています。
      ななさんはペース配分が上手くて宝塚ファンを30年くらい続けているんですね。私が30年のファンになるにはあと25年もかかりますから健康を大切にトシを重ねたいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. なな より:

    ちなみに、私は送った事ありませんが、劇団にお手紙やメールなどで意見を送るファンは昔からいますよ。

    当然、96期の件も多数ファンから届いてますが、それでも様々な強行人事を行った宝塚歌劇団という事です。

    昔、宝塚のHPに掲示板がありましたが、人事に関する書き込みが酷く閉鎖になりました。

    また、仮面の男という演目は、ファンからのクレームが殺到し、大劇場と東京で変更されました。

    あと、再度、たーさんのお返事を読ませていただき、誤解していた事に気付きました。申し訳ないです。

    ロミジュリの夢華さんに関してですが、わざわざ観に行って拍手をしないというのは、確かに理解に苦しみますね。

    舞羽さんで観れば良かっただけの話なのに。

    初舞台のスカピンは、私は当時の月組が大好きでしたから、観に行かないという選択肢は取れなかったんですよね。

    故に8回くらい観に行き、ラインダンスの時だけテンションが下がる空気になるのが余計に嫌で。

    だからといって96期生を祝う気にも全くなれず、早く終わらないかなと思いながら、ボーッとしてました。

    大人気無いと言われたらそれまでですが。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      ななさん、某期についてふたつコメントをくださりありがとうございます。
      私の判断で承認はひとつだけにさせていただきました。

      リアルタイムで経験したななさんと伝聞でしか知らない私は立場が違います。
      なのでお互いそれぞれの感覚で意見を述べたら良いし、ななさんと私の感覚が平行線のままでも良いと私は思っています。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • なな より:

         たーさんのおっしゃる通り、立場が違う以上、私も平行線を辿らざるをえないと思いますので、非公開の件、了解です。

         正解は人それぞれが自分で決める事ですし、私もたーさんの正解を否定するつもりで書いた訳では無いという事はご理解いただけたらありがたいです。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          ななさん、ご了承のお返事をありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. かなえ より:

    事件からちょうど1週間経ちましたね。

    図書館で閲覧しようかと行ってみましたが、
    棚になかったので、貸出リクエストをだしました。
    ブログランキング10位前後の方の記事に宙組の歴史のまとめ記事があるのですが、おこるべくしておこった事件なのかと思いました。
    上下関係が1番緩いんだそうですね。
    生徒さんも宙組に配属されていなければ、亡くなられていなかったかもと思いました。

    たー様が観劇ご予定の「ロジャース/ハート」にご出演の凰稀かなめさんも、元宙組トップスターなんですね。
    壮一帆さんは上級生で元雪組トップスター。
    「ロジャース/ハート」はスイングで出演中の女性の方が、楽屋が出演の元下級生の方3人と同じで楽しく過ごしています。
    と演目のTシャツを着てポーズをとった、楽しそうな4名の写真をインスタに投稿されてます。
    音くり寿さんも、皆さんにお世話になってますと、投稿を引用した投稿をされてました。
    こういう投稿は見ているとなごみます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、はい、昨日でちょうど1週間でしたね。
      昨日の夕方に「宙組ステージトークが中止になったので返金する」といった内容のメールが届いていました。当選した時から幻だとわかっていましたが、当選メールを送った4日の時点ではまだ新人公演をするつもりだったのかと思うと胸が痛いです。5日にB誌を読み、新人公演がAさんの究極の選択に影響した事はほぼ間違いないと思いましたから。

      宙組まとめ記事の方ですが、おおよその検討はついたもののまだ読んでいません。今後読むかもわかりません。
      B誌から得た情報だけでもう私の脳内はいっぱいいっぱいです。学級崩壊状態だった事もB誌に載っていましたし。

      ロジャース/ハートは実はもう観たんです。なかなか感想を書く時間が取れません。
      お芝居というよりはストーリー仕立てのショーでしたね。かなえさんは「感想が山ほどある」との事でしたが私はただただ、「5人ものジェンヌOGさんを拝めて良かった」でした。中身空っぽ?なんて言ってはアレですが深刻さのない内容で良かったです。

      スイング、って私は知りませんでした。いわばピンチヒッターであり、プリンシパル・アンサンブルの方々にアクシデントがあった時のみ出演するんですね。もし今後も城田さんがファントムを演出するのならスイングを用意して欲しいものです。
      ロジャース/ハートのスイングの方はOGの3人と楽しく過ごしているんですね。
      インスタをやらない私は投稿を見る事は出来ないけれど、舞台の音さん達の明るくハツラツとしたご様子には心底癒されました。吉田さんのすんごいプロポーションも堪能しましたよ。ただ、あまりに高身長だしお顔立ちの感じからしても(ターゲットが男性である)グラビア向きではないかな。(ターゲットが女性である)モデルとして売り出す方が良さそう。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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