2回目接種後の副反応についてぼやく

日々の暮らし

いきなりですがめでたいんですぅ、今日は。
緊急事態宣言が解除となり、大劇場のレストランの営業が再開される素晴らしい日ですし、そしてそして、
「私の免疫力がマックスになる日」
ですから。
2回目のワクチン接種後、2週間でマックスなんでしょう?まさに今日なんです。

でね、免疫力がマックスな今日、私が体験した2回目接種後の副反応について記事にしてみようかなと。
先に述べておきますが私は大げさババアです。
なので以下の記事は創作として読んでくださいね。

・・・

9月17日金曜日のお昼に2回目接種を済ませた私は勝利モードでした。
キツい副反応の噂を耳にしてはいたものの、自分はさして苦労せず乗り越えられると思っていたんです。
「接種24時間後に副反応のピークが来る」という噂がまた、勝利モードを導きました。
この通りなら私の場合18日土曜日のお昼にピークを迎えるので、仕事が休みな夫がそばにいる。だから万一の際は助けてもらえると信じていたんです。
実際は12時間後の真夜中にピークに襲われ、ひとりで耐える羽目となってしまいました。
そう、急激にやってきたのですよ、ピークが。

サクッと接種を済ませた私は帰宅してからも調子よく過ごし、いつもどおり22時頃、夫や娘とともに寝室へ向かいました。若干ボーッとした感覚はあったものの、寝ているうちに収まると思っており勝利モードは継続中。
ところが30分、1時間過ぎても眠れず、カッカカッカと身体中が熱くなるような感覚になりまして。とはいえ少々の発熱は想定の範囲内で「大した事ないわ、氷のうで冷やそう」とひとり、リビングに向かったんですね。まだ勝利モードだったんですよ、この時は。
で、安易に単独行動しちゃって・・・災いをもたらしてしまいました。

狭い自宅です、寝室の布団から起き上がりリビングまで歩いても30秒かかりません。
なのにその僅かな時間歩いただけで急激に具合が悪くなってきたんです。頭はグラグラで身体はフラフラ。熱さはカッカカッカというよりカアアアーッ!!!!な感じで。
どうにかリビングに到着したのに電気もつけず、窓から入る明かりをたよりに冷蔵庫の目の前まで来たものの、ヘナヘナと座り込み・・・床がヒンヤリしていてこりゃ気持ち良いと、そのまま寝転びました。
すぐに起き上がるつもりだったのに、どうにも身体が動かず。熱いだけじゃなく痛みも出てきました。勝利モードの消失を感じつつ、そのうち眠くなったのか気を失ったのか不明ですが、意識が遠のきました。

寒いっ!!!

あまりの、あまりの寒さに目覚めた私。
あたりは真っ暗。窓からの明かりがほぼなくなっていたので真夜中だったかと。
寒い、寒い・・・そして痛い!
なにこれ???めっちゃ痛いっ!

私はスケートリンクの上で寝ていたの?
スケートリンクの上で寝ている間にボコボコに殴られたの?

ってなほどに身体が冷えていて、痛くって。どちらも凄まじい。
冷えは皮膚からも冷たくなっているけれど、それ以上に背骨や内蔵から冷やされているような感覚がありましたし、
痛みも激しく、ちょっとでも身体を動かすと筋肉がギシギシ・ミシミシときしんでモーレツな痛みを出す感じ。さらに腰には金槌で叩かれているかのように響く痛みがあり、まるで陣痛の入口のよう。

もう、起き上がろうにも起き上がれない。
声をあげようにも、ガタガタガタと歯が鳴りっぱなしでまともな声が出ない。ウウーとはうなれたけれど、夫や娘がいる寝室には届かず。

どんだけ政府が緊急事態宣言を発令しようともどこか他人事みたいな感覚だった私なのに、この時は「全身が緊急事態宣言を発令中」だったんです。もうとにかく身体中が寒くて痛い。
ほふく前進するにも寒くて痛い。どうにか四つん這いにはなったけれどハイハイするにも寒くて痛い。

こ、これ、命ヤバいんちゃう?

すごく寒くて、モーレツに痛くて・・・怖くて、寂しくて・・・
あんな状態や気持ちで死ぬのは嫌だなと、すっかり元気な今も思わずにいられません。
幸い今回は

「オイッ!オイッ!」

な夫の呼びかけで目覚める事が出来ました。
時計は6時を過ぎたあたり。敗北モードで迎えた18日の朝でした。
結局私はなんの対処も出来ないまま寝るなり気を失うなりして、リビングでドテーッと横になっていたんですね。

苦悩の表情を浮かべていたらしく夫や娘をかなり驚かせたようですが、目覚めた私自身は敗北感の中にも「ああ良かった、死にはしない」という確信がありました。
体温を測ってみると37.8度。おそらくひとりで耐えた、チョー寒く痛く怖く寂しかったピークではもっと熱があったんでしょう。

ピークを越した感はあるものの、まだまだ全身が痛くって。
腰は陣痛っぽさは抜けてくれたけれど重い生理痛くらいには痛かった。そういえば娘を産んでからひどい生理痛には襲われていなかったかも。
こんな、衰弱している私に夫や娘は気遣いを・・・してくれる感じはさしてなく、いつも通りにテレビを付けて、会話していて。
音が頭に響き辛かったけれどピークの時の寂しさを思い出したし、容態が悪くなるかもしれない不安もあり寝室には行かずにリビングですごした私。
しかし夫はいたわってくれるどころか、お説教をスタートしたんですよ。
ひどいんですよぉ、グッタリでヘロヘロな私に、

「なんで解熱鎮痛薬を飲まなかったんや、アホやなw」

ですから。
確かに・・・確かにそうでした。十分に用意しており、しかもリビングにストックしていたのに。
キツさがピークの時に夫がそばにいたら夫が薬と水を用意してくれたでしょう。
けれどけれど、私は真夜中のリビングでひとり、耐えるだけで精一杯だったんですね。ホンマ、夫からこう言われるまで投薬という対処方法が浮かばなかった。自分を襲う痛みや寒さや恐怖や不安にただただパニックで、耐えるだけで精一杯で、そのうち耐える事も出来なくなって気を失ったんじゃないかと思っています。
このあたりの心境は当時から今に至るまで夫には伝えていません。当時は言い返す気力も体力もなかったし、今は「どうせ伝えたところで夫にはわからないから」で。そう、夫婦は完全にわかりあう必要なんてない、むしろわかりあいにこだわると関係が破綻すると私は思っているんです。

ちなみに夫は、ヘロヘロ当時の私に

「まだ熱があるんやったら(薬を)飲んどけや」

とも言ってました。
でもこの時は私の意志で飲まなかったんですね。
ようやく翌19日の大劇場公演のチケットに当選している事を思い出して「薬なしで熱が下がるか確認したいからやめとくわ」って夫に伝えたんです。
大劇場で迷惑をかけたらいけないから・・・な気持ちもあったけれど、一番大切なのは自分自身でした。薬のおかげで熱が下がっている状態で無理に観劇したって楽しめないし、回復を妨げるでしょうから。怪我や病気は、初期対応が大切。正直この時の私はピークがあまりにキツかったし、ピークが過ぎてもそれなりに熱があるしで観劇はもう、諦めモードでした。
夫は「俺やったら(薬を)飲むけど」と言いつつ強要はせず。そう、夫婦は完全にわかりあう必要はないと、夫もまた悟っているんです。

お昼は夫が買いに行ってくれました。
だから感謝しなくちゃいけませんが、何故か、大手回転寿司の持ち帰りで。
「お前好きやろ?」ってうん、その通りなんだけどにしても体調悪い時にナマモノ買ってくる?やっぱりわかりあえないのねw
悪気はないだけに責める事も出来ないしで口にいれたけれどなかなか胃に入らず。そう、副反応で胃もガッツリやられていたんです。なんか、重たい石が入っているみたいでドンヨリ重い。
食が進まない私に「せっかく買ってきたのに」と夫が言うんで気持ちまでドンヨリ重くなるし。
あとで食べるわ~、と皿に移してラップして冷蔵庫に入れたもののこの時点では自信がなかったですね。18日のお昼、接種からちょうど24時間後くらいでした。

なのにペロッと食べたんですよ、この日の夕方にw
昼食後にウトウトした私は接種後初めて睡眠らしい睡眠を取る事が出来たんですけどね、目覚めた夕方、めっちゃお腹ペコペコだったんです。
なのでお寿司をペロッと食べて、食べ足りなくてカップ麺も食べて。
「うわっ、むっちゃうまい!」
この時のカップ麺の汁がすごく美味しかったですね。どうにか水分だけは摂るようにしていたのですが塩分が不足していたのかも。カップ麺の、普段は身体に悪いはずの塩分や化学調味料、麺を揚げている真っ黒い(んであろう)油脂、こういった成分すべてが、あの時ばかりは私の回復を手助けしてくれているかのようでした。

で、食べるだけ食べたら眠たくなってきて。慌てて歯磨きして寝室へ向かいました。

そしてそして・・・
19日、私はちょっとここしばらくないような、実に清々しい朝を迎えました。とにかくスッキリ、シャキシャキ。全身から快感が漂っているような気すらしました。
接種部位にしたって「モデルなアーム」どころか赤みひとつない。
もうとにかく、まるでまるで、副反応すべてが「なかった事」のよう。副反応だけじゃなく接種した事そのものも含めみな、悪夢だったかのよう。
19日15時30分開演のチケットに当選していたのですが、11時開演でもぜんっぜんオッケーなほどの回復ぶりでした。

その後もずーっと元気です。

けれど・・・
結果オーライとはいえ私にとってあのピークは「副反応として許せる範疇」を思いっきり飛び越えていました。
もう打ちたくないですね。2回目がこんなにしんどかったんだから、3回目はもっとキツいかもしれないでしょう?
どうしても打たなくちゃいけないなら病院かビジホなりに2泊はステイして、24時間、スイッチ押すだけで誰かが飛んで来てくれるような環境を整えてもらいたいです。もちろん税金で。

以上で私の体験談を終わらせていただきます。
最初にもお伝えしましたがホンマ、何の責任も取れないので創作という事でお願いします。

コメント

  1. より:

    初めまして。
    たーさんのブログの更新を楽しみに待っているファンの一人です。
    飾らないお人柄や、良い意味での関西ノリ(笑)、人間関係の考え方などはとても共感できますし、とても誠実な方だなと思ってます。
    なので最近、自分でご自身をゲスや嘘つきなどと書かれているのを読むと、とても悲しい気持ちになってしまうのです。
    たぶん、悪質コメ主に向かっての言葉なのでしょうが。。。
    悪質コメントを書くような歪んだ性格の方って、世の中に一定数はいると思うんです。ですがそれはごく少数で、そしてそちら側の人達が異常なことは大半の人が気付きますし、当たり前ですが私はたーさんがゲスで嘘つきだとは思っていません。
    なので、たーさんの目線をこちら側に戻してほしいなと思っています。
    私のようにコメントする勇気はないけど、純粋にブログを楽しみにしているファンの方ってたくさんいると思うんです。
    以前のように、そんな私たちに向けたブログを書いてもらえたらなと思って、初めてコメントさせていただきました。
    拙い文章ですみません。私はこんなですので、たーさんの文章力も尊敬しております!
    伝わってくれたら嬉しいです。
    あ、でも悪質コメント晒しは笑えるので歓迎です(笑)
    これからも応援してます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      青さん、はじめまして。この度は親切なコメントをありがとうございます。はい、私は連続して届いた中傷コメントに気持ちがくさくさしていました。それでやけくそのようにプーンと臭い記事を書いてしまいました。
      青さんからのコメントがなければしばらくクサクサ記事が続いていたかもしれません。本当にありがとうございます。
      腐敗モードな記事はそのまま残しておきます。こういった気持ちになったのは事実ですので。プラスマイナスどちらの出来事も、今後に活かしたいと思っています。

      私そのものに興味を持ってくれている方がどのくらいいるかは、タイトルからして明らかに宝塚と無関係な記事を書くとわかるような気がします。
      ここしばらくですと京都での蕎麦ランチ記事やコーヒー記事、そしてワクチンものの記事ですね。
      いずれも1500ビューくらいなんですよ。1500人くらいが「宝塚とは関係なさそうだけど、とりあえずこいつの記事だから」と読んでくれているなんてホンマ、ありがたい事です。
      こういった方々に目線を戻します。

      青さんの文章、ぜんぜん拙くないですよ。
      一生懸命さがものすごく伝わってきます。
      ここのコメントにはいわゆる「常連さん」もいてある程度出来上がったコミュニティになっていますから、新規参入には勇気が必要ですよね。
      本当に嬉しいです。感謝しています。

      是非またコメントくださいね。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. comugi より:

    たーさん、こんにちは。
    私もたーさんのブログ更新を楽しみにしている読者です。
    宝塚ブログ村に行って、ぴーーと上から飛ばしたり見たりしますが、絶対たーさんの記事は読みます!
    今回の記事はシンクロ過ぎてびっくりしました。なぜなら丁度この記事が更新されたとき2回目ワクチンの副反応で苦しんでいた時だったんです。ええ、接種24時間後のピークでした。私はフでしたので、微熱と節々が痛んだだけでしが、モの副反応はすごいんですね。ママ友の一人も39度越えを経験したそうで。そして旦那様の優しいんだけど微妙に違う対応も我が家もその通りで、副反応に備えて作り置きしていたビビンバ丼に合うスープだけを買ってきてと息も絶え絶えに頼んだのに、そのスープだけで主菜になるようなワンタンメンスープとかオニオングラタンスープと、なぜかカップ麺たくさん買ってきたんですよ。ええ、私は食欲がありませんでしたが、家人と子供はすごくお腹一杯になったと思います。こういったヅレは老後が不安なのでその都度ビシビシ言うように変えていこうと思います。(心の健康のため、しかし今回は言いませんでした。はは)

    阪急のあずき庵(というですね、いつも叶匠寿庵の隣の喫茶という認識しか)のおすすめ宇治金時!はい、これすっごくコスパいいんです。私もお気に入りでひと夏に絶対一回は食べます。たーさんがお気に召したようですっごくうれしかったです。(お団子とかはまぁ値段相応です。なぜか宇治金時だけがコスパいいんですよね、中に羊羹が入っているからかな)。あのヅカ好みのクッキーも買いましたよ、名目はヅカファンの姪っ子が好きそうで、送ってあげようと思いましたが、開けたが最後、食べてしまいました。中身のクッキーは花がついていたりするのですが、おいしいですよ。箱ももったいなくてずっと使っています。それきりリピートはせず、姪っ子には送れずじまいです。おそらくお嬢さんも気に入るんではないかと思います。箱はのちのち使えるので箱代込みと思えば。

    では、またも取り留めなく書いてしまいました。
    とりあえずいつも楽しみにしてます~。という気持ちで。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      comugiさん、1500人の中でもひときわ私の記事を楽しみにしてくださっているようで、ありがとうございます。
      フでも2回目後、それなりに副反応が出るようですね。私の周りでは頭痛に悩まされた人がチラホラいます。
      うちは夫と娘がフで、娘は微熱で接種翌日学校を休みましたが私ほど苦しみはせず、夫にいたっては接種翌日からグビグビ飲んでもへっちゃらで。
      なのでふたりとも私の苦しみにさして優しくなかったのかな。自分が体験していない事はわからないですもんね。
      夫と娘なりに最低限の配慮はしてくれたのでしょうが、日頃からのズレがそのままだったんですよ。
      で、普段なら耐えられるズレでも、弱った身には堪えるんですよねぇ。イライラするし。

      comugiさんのご主人のお買い物にもズレがあったんですねw
      せっかくの作り置きを活かせないんじゃ、哀しいですよね。しかもご主人、謝らなかったんじゃないですか?何か伝えたところで「こっちの方がお得だったから」な感じで。
      夫へのお遣いはホンマ、期待しちゃだめですよね。うちの夫も「牛乳を買ってきてね、ヨーグルトを作るから成分調整牛乳じゃ固まりにくいから、必ず『牛乳』の表記のを買ってね」って伝えても成分調整牛乳を買ってきたりしますよ。この度の「副反応でヘロヘロな嫁にお寿司」もそうですが、悪気なく嫌がらせめいた事をするんですよね。
      はい、ホンマ老後が不安になります。お互い頑張って夫をビシビシ教育しましょうね。濡れ落ち葉は困りますから、退職後も楽しめる趣味を持ってもらいたいです。

      あら、あのお店、宇治金時がスペシャルにコスパ良好なんですね。はい、羊羹入りでお得感アリアリでしたね。
      ああん、知っていたらもっと食べておいたのにぃ。とはいえ今年の最終日にいただく事が出来てラッキーでした。

      宇治金時だけでなく、すみれクッキーもすでに体験済みなんですね。
      見た感じものすごく小さくて薄いクッキーのように感じたんですが、きっと上品なお味なんでしょうね。
      はい、今度娘のお土産用に買ってみようかと。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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