過保護嫁ふたりに挟まれた悲劇の嫁
仙名さんって、劇団に冷遇されたトップ娘さんだったと思う
「ハンナのお花屋さん」と「MESSIAH」では、ずいぶん質素な服装でした。「MESSIAH」にいたっては、宣伝ポスターの彼女のホホ~エラ~アゴにかけて、隠すかのように不自然に髪がかかっていて、違和感があります。
「金色の砂漠」は非常に素晴らしいストーリーでしたが、仙名さんは次期トップであるにもかかわらず随分と地味な役柄でした。
「ポーの一族」にしたって、これ、宝塚を始めて観る人には、仙名さんがトップ娘には、見えないと思いませんか?
明日海さんをフルで受け入れた、唯一の嫁
明日海さんは、トップ時代に4人の奥さんをめとりました。私はこの4人の中で、仙名さんが一番実力があると思っています。明日海さんをパーフェクトに受け入れる事が出来た嫁は、仙名さんだけだと思っています。嘘か本当かわかりませんが「仙名さんだけは、劇団ではなく明日海さんが選んだ嫁」という噂が立つのも納得です。
だから、宝塚歌劇団の彼女の扱いが、非常に冷たかったのかな、って。
仙名さんには薄情で、前後の嫁には過保護
宝塚歌劇団は仙名さんには超薄情な一方、前後の嫁にはやったら、過保護じゃないですか?前後の嫁おふたりを個別にどうこう言うつもりはありませんが、どうしても、実力以外の何か、強い力が働いた結果であるような、そんな勘繰りをしてしまいます。
「ポーの一族展」
なぜ仙名さんの話題をしたかと言いますと、携帯で撮影した画像を整理していて、「ポーの一族展」の写真にくぎ付けになったからです。
まるで「パブロフの犬」のよう
ヤバッ!涙がにじんできた!もう、この画像を見るだけでも涙がにじみ出てくるほどに(まるで「パブロフの犬」のよう)、私は仙名シーラが好きでたまりません。明日海エドガーと最初に会った時の歌の、なんと素晴らしかった事!
ポーの一族展は12月4日から16日にかけて、阪急うめだ本店にて開催されていました。 原画は撮影禁止でしたが、宝塚の衣装が並んでいるコーナーでは撮影可能でした。
私は宝塚を観劇してから原作を読んだのですが、宝塚のストーリは、原作の1巻、ごく最初のストーリーなんですね。原作の、その後の展開には「後から付け足した」感があり、小池修一郎さんはうまいこと、美味しいところを持ってきたなぁと思ったものです。
さして原作には執着がなかった私ですが、原画の持つパワーはすさまじく、「1巻だけでいいや」と思っていた私がたちまち、原作まるごとのファンになりました。
せっかくなら「ベルサイユのばら45」の時に、池田理代子原画展もやればよかったのに。
明日海さんはもちろん素敵だった、そして仙名さんが一番輝いていた
仙名さんにとってシーラは最高の役柄でした。仙名さんのお美しいお顔、そんなお顔に良く映える衣装、そして何より、癒し系の美しい歌声。明日海さん同様、聞いている人の緊張をときほぐし、心を開放してくれる歌声。
好きで好きで、たまらない。なのに、宝塚が彼女を大切にしてくれなかったような気がして、すごく悲しいです。
心から応援しています
祝「ミス・サイゴン」出演! でもずいぶん地味
仙名彩世さんの今後のご活躍を心から応援しています。「ミス・サイゴン」のキャストになったとの事、本当に嬉しいです。
ただ、この「エレン」という役、元トップ娘としてはずいぶんと地味なスタートだと私は思うんですよね。あくまで私の考えですが、仙名さんってシシィや、クリスティーヌが似合うと思うんです。あくまで私の気持ち、です。
判官びいき?
私は、判官びいきの傾向が強いかもしれません。でもそれでいいと思っています。
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