ねぇねぇ、「コタツ記事」って聞いた事あります?
知らなくてもイメージ出来そうですよね。そう、コタツに入ったままでも作れる、ネットで調べた情報をつなぎ合わせた記事ですよ。実に的確な表現だと思いませんか?夏でも使えるしw
たとえば天真みちるさんについてコタツってみるなら、
みなさんこんにちは!関西の、たーです。
天真さんとご主人の馬場寛之さんがNHKの番組「超多様性トークショー!なれそめ」に出演した事をご存知でしょうか?
7月の初回放送を見逃した方に朗報です!10月8日(土)21時30分に再放送されます!
こんな記事かな。
私は7月の放送を見ていないので録画予約しました。
でね、もうちょっと掘り下げてコタツってみまして、結局コタツから飛び出したんです。
そのあたりを今回の記事にします。
・・・
天真さんは「cakes」という読書サイトで「こう見えて元タカラジェンヌです」というタイトルのエッセイを連載していたんですね。1年以上の連載でしたし書籍化もされたのでご存じの方も多いでしょう。私は読者さんに教えてもらってからずっと読んでいました。
しかし今年5月、cakesが終了を発表したんです。私は「天真みちるの連載がピンチ」という記事を書き、その後はただただ最後の挨拶くらいあるだろう、と連日cakesを訪れていました。実際、人気のクリエイターさんたちがこぞって連載の最終回をアップしていましたしね。
しかし、
天真さんのご挨拶を確認できないままcakesは終了しました。なので私の中で「ひとことくらい挨拶しても良いのに」な気持ちが芽生えたんです。天真さんへの執着心がアップしたんですよ。
なので「たそはキャンプファイヤーでコミュニティを運営していたな!」と思い出して確認してみました。
そしたら、
なんとこちらは天真さんの判断で閉鎖したようです。キャンプファイヤーそのものは運営を続けていますので。
これがまぁ、随分と急な決断だったらしく、
今年8月4日に「8月以降のカンゲキツアーのご案内」を伝えているのに、9月17日に閉鎖を伝えているんですよね。しかも9月末の閉鎖って。
9月17日に9月末での閉鎖を発表するなんて、私の感覚だと大病や怪我といった特別な理由でもない限りハッキリ言って「いい加減な運営だ」「コミュニティ参加者への配慮がない」という印象です。それでね、ますます天真さんについて調べたくなりました。
ちなみにcakesは5月25日に終了を発表して8月31日で終了しており、私の感覚だとこれでもクリエイターや読者に優しくないんですよね。一方で宝塚歌劇団は10月4日に「宝塚大劇場の定休日を変更する」と発表したけれど実際に変更するのは来年4月22日からで、このくらいのゆとりを持って発表するのがしかるべき企業、株式会社のあり方だと私は思っています。
たそは個人でやっているんだからええやん!
って言いたくなる読者さんもいるかな?
確かに個人のブログなら、個人でコミュニティを運営しているなら、まともな挨拶もないまま忽然と消えたって私は気にしません。私自身がそうする可能性だってありますし。
だけど天真さんは事情が異なるんですよ。ご自身の名前で株式会社を設立しているんです。
国税庁法人番号公表サイトで検索するとほら、この通り。
ジェンヌOGの方々に限らず、独立するにあたり法人より個人事業主を選択する人が多そうな気がします。更に言うと「私は起業家です!」アピールが激しいわりに法人にはなっておらず、ひょっとすると個人事業主になるために必要な開業届の提出をしていないかも?なOGもいるし。
ですので責任重大な法人を選択した天真さんに私は興味を持ちましたし、「株式会社たその会社」についていろいろ知りたくなりました。
しかしすぐに壁にぶち当たります。どんだけネット検索をかけても、いわゆる「会社概要」が見つからなくって。
立派な、プロが作った天真さんの公式サイトがあるのに、会社概要がないんですよ。
あ、私のイメージする会社概要ってのは、
こんな感じね。株式会社たその会社にはこういったスタンダードな会社概要がないんです。
国税庁のサイトで商号や所在地はわかったし、設立も去年8月であろうと推測出来るけれど、運営者や資本金がわからない。いくら調べても出てこない。
エッセイの連載そのものは、
フリーランスという、GMOが運営しているサイトで再出発している事がわかりました(記事一覧はこちら)。このフリーランスってサイトが謎なんです、どうも起業家向けのサービスらしいので宣伝として天真さんのエッセイを載せているのでしょうか???
でね、エッセイを読んでもやはり、たその会社についての詳細はわからぬままで・・・
しかし道が突然開けました。株式会社について調べているうちに法務省の会社・法人の登記事項証明書等を請求される方へというページにたどり着いたんです。そこには
会社・法人の登記事項証明書及び登記簿の謄本・抄本については,どなたでも,所定の手数料を納付して,その交付を請求をすることができます。
https://www.moj.go.jp/MINJI/minji11.html
こう書かれており、じゃあどうやったら請求出来るんだろう?と思ったら法務局に行けば良いらしい。
そして「証明書発行請求機を設置している登記所の一覧(PDFファイル)」に、懐かしい名前を見つけたんです。
なので・・・コタツを飛び出し行ってみました。
目的地は「大阪法務局北出張所」なんですが、なんといっても目印は大阪裁判所。
圧がすごいんですよ、普通の人ならそれだけですが何か少しでも邪な気持ちを抱えていると
悪い事をしたらこんなところに連れて来られて裁かれるんや・・・
と顔をそむけたくなりそう。私がそむけたかって?それは内緒ですw
この裁判所のそばに北出張所があり、
けっこう小綺麗な感じ。ああホンマ懐かしい。義父が亡くなり、義父の家(夫の実家)の名義を義母に変更するために私はここに通いました。今読み返すと自分で書いた文章ながらすげ~つまらないんですがこんな記事を書いています。そう、相続が発生したのは明日海りおさんの退団公演の頃でした。
懐かしく感じつつ2階に上がり、
設置されているこのマシンに必要事項を入力しました、って偉そうに書いていますが現場ではかなり手間取ってしまい、職員さんが手伝ってくれました。
ちなみに、一応自分の名前を入力しますが本名である必要はなく、呼び出される時の名前に過ぎないそうです。本人確認もナシ。
入力コンプリートすると「整理番号票」が出てくるので手にしてひたすら待ちます。やがて呼び出されたので財布を片手にカウンターに向かったら、
印紙をお持ちでしょうか?
って。そういえば義父の名義を義母に変更する時は「登録免許税」なる税金を、やはり印紙で収めたんだった。コンパクトな家なのに万を超えていたなぁ、それでも相続登記ゆえリーズナブルにしてくれているんだっけ。
なんて思い出しながら600円分の印紙を購入。うまいこと、カウンターの近くに印紙販売所があるんです。
そして、
「株式会社たその会社」の履歴事項全部証明書を手にしました。
ちょっと驚く内容でしたが、記事にするのはやめておきます。
にしても、天真さん・・・
退団後「サラリーマンたそ」になったと表明してエッセイを連載していたのに、1年と続かず退社したんですね。その理由についてフリーランスでの連載「第13話 新人サラリーマンのブルース~さらばサラリーマンたそ」に載っていました。
勤め先の指示に従いあれこれ手配した天真さんは仕事の予算や経費、売上を把握する中でふと、自分自身の価値だけはどうしてもわからなくなったそうです。そしてサラリーマンである限り知る事が出来ない世界があるような気になったとの事。
他にもいろいろ書いてある理由は「自分探し」っぽいけれど・・・自分で起業する方がサラリーマンより稼げるとふんだのもあるんじゃないですかね?勤め先からもらう給与に「私の価値はこんなもの?」と不満を持ったのかも。天真さんはこういった事は一切書いていないからあくまで私の空想ですけどね。ただ、本心こそ書けないって時もあったりしません?もっとも私はかなり本心を記事にしていますけどね、ふふ。
天真さんって難しい人だなぁ。
10年来の友人だった二人は、交際0日で婚約。「私を好きじゃないからよかった」と振り返るみちるさんの思いに迫ります。
NHK「超多様性トークショー!なれそめ」解説ページより
夫について「私を好きじゃないからよかった」なんて、私はウソでも言えないです。
番組を観るのを楽しみにしています。もう一度お伝えしますが再放送は10月8日土曜日、21時30分からです。
2023年8月8日 追記
真彩希帆さんの事務所も大阪法務局北出張所で確認しました。
コメント
天真みちるさんといえば、17年花組、日本青年館ホールでの公演「はいからさんが通る」での牛五郎役が思い浮かびました。
スカステで放映されたものを観たのですが、牛五郎役、すごく面白かったです。ピッタリでした。
「はいからさんが通る」は柚香さんと、華ちゃんコンビの代表作ですよね。すごく好きな作品です。個人的に言えば、再演の瀬戸さんより、鳳月さんの編集長の方が好きです。
原作の漫画が大好きで、TVアニメはイマイチだったのですが、宝塚版の舞台作品、すごく良かったと思いました。
というわけで、天真さんについて、殆ど知らなかったのですが、宝塚って、役が付かない若い人もいて、天真さんも、役がつかなかった時に自分にあったおじさんキャラを追求して道を開いていったのでしょうか。研究熱心の努力家さん。
まだまだ宝塚で、頑張れそうだったのに、退団理由はなんだったのでしょうか。
退団後はサラリーマンになったが退社。会社を起こすも、やめてしまう?
自分の価値を生かすための努力をかかさない?
なれそめの番組は、前回の初回放送を観てまして、結婚生活、すごく幸せそうでしたよね。なれそめの話しもすごく面白かったと記憶してます。(今回の放送はスカステの「カルトワイン」と被ってしまい、そちらを観てしまいました)
何にしてもなかなか他にはいないタイプのジェンヌさんですよね。
宝塚って専科に残る以外に宝塚歌劇団での舞台に立ち続けることは出来ません。
宝塚音楽学校も高い競争率をくぐり抜け、高い学費を払わねばなりません。
実家のサポートなしにジェンヌさんになることは難しいのが現状です。
それでも宝塚の舞台に魅了され、そこに立つ自分を夢みて、たくさんの女の子がやってきます。
宝塚の舞台は、それだけ本当に輝いていて、素晴らしい。だから私も宝塚大好きです。キラキラ感あっての宝塚。なので、一本もの公演でも、最後に素敵なフィナーレが付いている。個人的には、フィナーレは必ず付けるようにして欲しいです。
この宝塚の様式美はずっと残っていって欲しいです。
それにしても、今回の記事のたーさんのコタツを飛び出しての取材力?調査能力?熱意?すごいですねー。
ホテルの宿泊記事も細かくて、すごく面白く、いつか関西に遠征するなら泊まってみたいなーと思ってます。
まりもさん、はいからさんが通るは「大劇場お披露目なのに東上の焼き直しとは!」と文句を言うファンもいたようでしたが、その後コロナを経てどうにか上演のはこびとなった頃にはファン一同ただただ感謝と感動の嵐でしたね。私としても生観劇出来て本当に嬉しかった。この時の牛五郎は飛龍つかささんで、天真さんの跡継ぎとしてプレッシャーもあったでしょうにイキイキと演じてくれました。
東上の時のはいからさんが通るは楽天TVの配信で観まして、天真さんの牛五郎には「従来の男役とは違う」魅力を感じました。ちなみに青江冬星については、鳳月さんはロングヘアのウィッグがフィットしていなかったように思います。鳳月さんはポーの一族のジャンくらいまでの長さがいいかな、あとメサイアでの青天も素晴らしかった。
はいからさんは原作マンガも良いですよね。私は若い頃に読んでいたけれど宝塚で観る前にアマゾンで中古を買い読み直して、改めて良い作品だと思いました。なんぼでも続編を作れそうなのにあそこでスパッとやめたのも潔いし。
さて、天真さんの話に戻りますが、バイプレイヤーとしてキャラが立っていたし組子からも愛されていたようですから、残り続ける事は出来たと私も思います。花組生え抜きなんですから組長になる可能性だってあったように思いますし。それでも天真さんがご自身で決めた時が退団するタイミングなのでしょう。
退団後そうそうにサラリーマンになるのはジェンヌOGとしてはかなりレアかと。しかし続かなかったのですから「ジェンヌOGは就職してもすぐやめる」の見本になってしまうかもしれません。
独立するにしたっていきなり株式会社を設立するんじゃなく、個人事業主からスタートしても良かったんじゃないかと私は思います。
なれそめの番組は録画しているんですがまだ見ていません。娘が「一緒に見たい」と言うので待っているんですが今日も朝から遊びに行ってるし・・・
まりもさんは初回放送の際に見たんですね。再放送されるくらいですから面白い内容である事は推測出来ますが、にしても「私を好きじゃないからよかった」とはなんとも屈折していますよ。私は「好かれたい・愛されたい」という要求は「子孫を残したい」レベルに人間というより動物としての本能だと思っています。
宝塚の様式美、私としてもずっと残っていって欲しいです。
表面的な美しさや感動とともに、宝塚の伝統や様式美が多くの犠牲とセットになっている事を認めつつ宝塚ファンであり続けようと思っています。
結局は、若く美しい女の子達の一番良い時間をいただいているんですよね。
劇団はほとんどの生徒をジェンヌとしてしか通用しないように育てて使い捨てていて、ファンはそれを承知で宝塚を楽しんでいる。
退団した生徒のほとんどが苦労していそうなのに、劇団もファンもほっぱらかし。
私はこういった犠牲を感じつつ、それでも宝塚のキラキラを楽しませてもらっているし、様式美を守って欲しいと思っています。
わざわざ大阪法務局に行ったのは天真さんへの執着もありますが、やはり以前に相続登記で通った影響が大きいですね。専業主婦が取り組むにあたり相続登記はホンマに大変でした。
株式会社の登記を調べるのは思いのほかイージーでしたから、娘の就職先に疑問を感じた際などにも法務局に行くかもしれません。
レポ系の記事は細かく書くよう努めています。まりもさんが面白く感じてくださったのでしたらすごく嬉しいです、ブロガー冥利に尽きます。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。