記者会見の前に

本日11月14日の午後、宝塚歌劇団が記者会見を開いて外部の弁護士による調査チームの報告書の内容を公表するそうですね。

私は用事がある為リアルタイムで会見を見る事が出来ません。
でね、会見の前に自分の予想を述べてみます。

それは・・・全面降伏。
これまでの態度が信じられないほどに遺族の言い分を認めてお詫びするような気がするんです。

当初の予想では「外部の弁護士」なんてカタチだけで、劇団が手を回した弁護士に「劇団は悪くない」的な報告をさせる気がしていました。こういった態度を取るのが劇団のお家芸だと思っていたから。
しかし、ご自慢のお家芸が今回は通用しない事を劇団は痛感しているはずです。
まず劇団の隠蔽ぶりがマスコミにダダ漏れになっています。つまり現役のジェンヌさんがいよいよ劇団に愛想を尽かしている(ゆえに情報提供している)という事。隠蔽は極秘をキープしているからこそ成り立つのであり、ゴシップ誌に晒されていては意味がありません。
そして、自らこの世を去ったAさんのご遺族は劇団の息がかからない弁護士を伴い会見しました。本気で劇団と対決する覚悟を示したんです。

劇団のころな対策を思い出します。
数年前にころなをスルーして公演を強行した劇団はマスコミにさんざん叩かれました。
そして対策するようになったけれど、今度はやり過ぎくらいだったでしょう?もともとは無理矢理にでも公演をしていたのに、対策しだしたら徹底的に中止するようになった。

民間企業のくせに行政と似ているんですよ、決断するまで時間がかかるのにいったん決断したら早いし徹底するあたり。

そんな劇団ですから、いったん認めると決めたらこれまでの隠蔽ぶりを180度転換して遺族に対し平身低頭になる可能性があるはず。

・・・以上、私の推測を述べましたが、私の願望でもあります。
末端ファンな私には、劇団が遺族に対し真摯なお詫びをするよう祈る事しか出来ません。
そして失われた命が戻ってこない以上、お金で償って欲しいです。どれだけの金額であれ遺族は幸せにはなれないけれど、他に手段がありませんから。

気になっている事があります。
もう「事実無根」発言はしないでしょうが、すべてを宙組のトップスターをはじめとする上級生だけのせいにして懲罰を与える可能性は残っているように思うんです。そうする事によって「膿を出した」気になるかもしれない。
私はこれは絶対に嫌です。
決して当該上級生に責任がないというわけではありません、残酷ないじめはあったと思っていますし。
だけど、うまい汁を吸い続けてきた劇団幹部や阪急阪神ホールディングス幹部が責任を負わないのはおかしいです。この人達が最も責任を取らなくちゃいけないと私は思っています。

実際にどうなるかは発表までわかりません。
どのような内容であれこの記事は削除せず残します。それが宝塚ブロガーとして発信する責任だと思っていますので。

11月15日 追記
会見は私にとって「斜め上」の内容でした。

コメント

  1. カロ より:

    まぁ色々あるでしょうが最近この報道の仕方、劇団のシステムや態度等熱を帯びてますが、なんか醒めます。
    劇団を愛してるからこそ、ファンとしては・・・等々ありますが要は裏切られたならもうファン辞めれば良いし、これからも裏切る可能性あるから見切りをつけるか、そんな「裏事情」がどうであれ、表舞台だけ観れれば良い、という考えもあります。

    ジャニーズにせよ歌舞伎にせよ宝塚にせよ所詮は上っ面な「表舞台」の世界。

    あのいじめで裁判沙汰になった音楽学校の対処の仕方を見ていれば今回の隠匿体質も想像できたようなモノ
    だから初めっから期待していないし、裏の事なのどうでもよいですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      カロさん、「なんか醒めます」は本当にその通りですね。昨日、用事を済ませた夕方に宝塚の会見について調べた時の私がまさに「醒めた」でした。

      はい、そうなんです。
      ファンにはファンを辞める権利があるし、表舞台だけ観れれば良いと考える権利もあります。
      そう、あの事務所にせよ歌舞伎にせよ宝塚にせよ、ファンが拝むのは「表舞台」だけ。
      それに本当にそう、あの期の事がああだったのですから、今回の対応にしたって想定の範囲内なんです。

      コメントをありがとうございました。

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