梅芸版「ドン・ジュアン」への葛藤と決断

何度も記事に書いたんですが、私は何時間も並んで当日券で雪組ファントムを観た事をきっかけに宝塚ファンになりました。
アラフィーになるまで観劇に無縁の人生だった私は当時、実力至上主義的な感覚があったんです。今は違いますが当時はそうだったので、この時当日券で観劇したのが他の作品だったらどうなっていたかわかりません。たまたま、主役が望海風斗さんでヒロインが真彩希帆さんと超実力派な夫妻で、そして作品そのものが超ド級な、「およそ宝塚らしからぬ」なんて声も聞こえてくる(事を後に知った)ファントムだったのは、本当に素晴らしいめぐり合わせでした。BB席まで魅力が伝わってきた永久輝せあさんにも感動しましたし。

なので「だいきほの卒業後、最初の舞台くらいは生で観たい」と思っていたんです。
無事、望海さんのコンサート「SPERO」は観ました。
がしかし、真彩さんの卒業後の初舞台「ドン・ジュアン」は・・・すごく悩みました。
だって、だってだって、高すぎるのです。
梅芸の3階席なんて、宝塚の公演なら3,000円ですよ。なのに「ドン・ジュアン」は9,500円もするんです。なんで?主役がジャニーズの子だから?

ものすごい葛藤があったんですが・・・観ると決めました。
真彩さんの退団後初舞台はやっぱり拝みたいし、それに、調べるほどにドン・ジュアンと宝塚の関係って濃厚である事がわかってきたんです。
梅芸より先に宝塚が、それも、望海さん主演で上演しているんですし、観とかないと後悔するような気がしまして。
「いつか生で拝みたいOGたち」の中でもトップグループにいる春野寿美礼さんも出演していますしね。そうそう、アンサンブルのひとりが則松亜海さんで、これまた生で拝みたくて。
もっとも則松さんを確認出来るかわからないんですよ。だって3階の、それも隅っこの席だから。

そう、決断したわりには3階の、しかも隅っこな席で、テンションがなかなか高くならず・・・受け身100%で本番を迎えるつもりでした。
けれどどうも、けっこう複雑なストーリーのようですね。知らない役者さんも多いですし。
なので即席で予習する事にしました。

キャスト 梅芸版→宝塚版(いずれも敬称略)
ドン・ジュアン 藤ヶ谷大輔(34 ジャニーズ)→望海風斗
マリア 真彩希帆(推定28)→彩みちる(CHで野上冴子)
ラファエル(マリアの婚約者)平間壮一(31)→永久輝せあ
ドン・カルロ(ドン・ジュアンの友人)上口耕平(36)→彩風咲奈
エルヴィラ(ドン・ジュアンの妻)天翔愛(20 藤岡弘の娘)→有沙瞳
騎士団長/亡霊 吉野圭吾(50)→香綾しずる(90期)
アンダルシアの美女 上野水香(43 バレエダンサー)→煌羽レオ
イザベル(ドン・ジュアンの年上元カノ)春野寿美礼(48)→美穂圭子
ドン・ルイ・テノリオ(ドン・ジュアンの父)鶴見辰吾(56)→英真なおき

おおっ!
知らない役者さんも、宝塚版のキャストと並べただけでだいぶ頭に入ってきましたw
宝塚版もすごく観たくなりました~

ストーリー(たーが即席で調べてまとめただけ)
ドン・ジュアンは修道女だったエルヴィラを半ば強引に妻にしたのに、その後も女遊びにふけるプレイボーイ。ドン・カルロが諌めても聞く耳を持たず。騎士団長の娘にも手を付け、さらには騎士団長を殺してしまう。
殺された騎士団長の石像を作ったのがマリア。マリアによってドン・ジュアンは本当の愛を知る。マリアもまた、ドン・ジュアンを愛す。
しかしマリアには婚約者ラファエルがいた。激怒したラファエルはドン・ジュアンに決闘を申し込む。ドン・ジュアンは実力的には上だったが、あえて自ら、ラファエルの剣を受け入れる・・・

ストーリーは、こんな感じですかね?
アンダルシアの美女とイザベルとドン・ルイの活躍ぶりが不明ですが、ま、いっかw
改めて思いましたが望海さん、死ぬ役が多いんですねぇ。
この、自ら死を選ぶあたり「哀しみのコルドバ」を思い出しました。だけど柴田侑宏さんじゃなく生田大和さんって方なんですよね。代表作はカサノバ?うわっ、大丈夫かな?

観劇したらまた、記事をアップしますね。

コメント

  1. マルミト より:

    たーさま、久しぶりにコメントいたします。
    いつも楽しく拝読しています!
    今回のドン・ジュアンですが、私も観に行くか躊躇している間にチケットが取れずに終わりました。
    アンダルシアの女を演じる上野水香さんは、必見だと思います!
    どのくらい出演(踊る時間?)されるかはわかりませんが、高いチケット代も少しは納得されるかもしれません。
    たーさまの感想が楽しみですっ!

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      マルミトさん、前回は今年1月にコメントくださっていましたね。ずっとブログを読んでくださってありがとうございます。
      ドン・ジュアン、上手の4分の1が見切れるハズレ席ではありましたが、楽しく観劇してきました。
      上野さんが下手で踊ってくださり助かりましたw ドン・ジュアンのワンナイトラブの相手として登場し、妖艶なダンスを披露してくれました。歌はもちろん台詞もなく、ピンマイクを付けていない潔さでしたよ。

      まだまだ遠征がご心配になるお気持ち、わかります。
      OSKの創立100周年公演にはいらっしゃれるといいですね。

      コメントありがとうございました。
      今後も密かにこっそり(?)、どうぞよろしくお願いいたします。

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