「エクスカリバー」感想 新婚なのにやもめっぽい?

その他の宝塚

およそ四半世紀ぶりに訪れた池袋。

覚悟していた通り、懐かしさを感じる事はなく初めて訪ねた街を探索するような感覚でどうにか

東京建物ブリリアホールに到着。

エスカレーターで2階にあがると

改札があり、大劇場でおなじみの「ピッ!」するマシンがありましたが

私はセディナで買ったチケットだったので手もぎりでした。
浮かれて関西で発券したので「本券持参なき場合は入場不可」の警告がプレッシャーでしたよ。ずっと財布に入れていました。私は旅行の荷物だけじゃなく財布の(現金以外の)中身も減らすのが苦手で大きい長財布を使っています。娘が自分で保険証や診察券を管理するようになったのでゆとりが出来、チケット1、2枚なら問題なく収まるようになりました。

エクスカリバーにはB席の設定がなくSS席、S席、A席しかありません。「セディナあるある」でなかなかにサイドの末席でしたが、宝塚友の会にはフラれたのだし当選しただけで本当にありがたかったです。

さて、ぼちぼち感想に入りましょうか。
「宝塚ではない、それも韓国の制作会社が作った」感が凄かった。現在宙組は二手にわかれて「大逆転裁判」と「エクスカリバー」を上演しており、私は先に大逆転、、、を生観劇したのですが(感想はこちら)、まぁそのいかにも「宝塚が作った」な作品だったんですね。主役やヒロインがキラキラで、男役娘役2番手にも配慮されており、密かに男役3番手に路線感があって、専科の存在感もアリアリで・・・そしてこういった事を重視しているのでストーリーは言ってみれば「トンチキ&とっちらかり」なんですよ。
一方でエクスカリバーは当然ながら宝塚のスター制度への配慮はなく(おそらく潤色を担当した稲葉太地さんがかなり頑張って宝塚化した)、私が韓流にイメージする「ドロドロ&伏線回収」なストーリーでした。

・・・以降ネタバレ要注意・・・

エクスカリバーは宝塚的なトップスターが主役で芹香斗亜さんが演じるものの、あとの「超プリンシパル」は
表の2番手&ヒロインのいわば「表ペア」
裏の2番手&ヒロインのいわば「裏ペア」
の4人なんですね。
「表ペア」は
芹香さんとともに育ち実の兄のような桜木みなとさんと、芹香さんからも桜木さんからも好かれる春乃さくらさん。
「裏ペア」は
実は最大のキーパーソンである預言者な若翔りつさんと、芹香さんの腹違いの姉である真白悠希さん。
そして圧倒的に活躍するのは裏ペアです。
そう・・・宝塚的な絶対的ヒロインが不在だったりします。芹香さんと春乃さんのトップ夫妻お披露目のはずなのに、

春乃さんが開演からしらばく(おそらく30分以上)登場しない。

ものですから、芹香さんは新婚早々やもめトップスターっぽくなっていました。
ようやく春乃さんが登場した際に必死で腕時計を見たんですが時刻を読み取れなかったんですよね、とはいえ30分は過ぎていたかと。

春乃さん不在の間も裏ペアはガンガン登場し、結末に必要な伏線をバリバリ張りまくります。
裏ペアのひとり、若翔さんの役名は「マーリン」。ゆえに私は男役なのに女装するのかと思っていたんです。だけどガッツリ男役で、しかも、
ち、ちなつ???
ってなほどに鳳月杏さんっぽかった。カールなロン毛にマント姿だし髭まであって、まんま「金色の砂漠」のジャハンギール王みたいでしたよ。金色、、、は2016年の作品なので7年前。鳳月さんが92期で若翔さんは99期と7期違いなのは偶然なのでしょうがほほうとなりました。

若翔さんは預言者で司祭ですが、なぜか黒魔術を使えるんですよね。
でもって若翔さんの黒魔術が芹香さん誕生に欠かせなかったりします。というのも、芹香さんの父親(雪輝れんやさん)は野蛮な王で、皇后(演じる人なし)との間に娘の真白さんが産まれているにも関わらず他の美女(花宮沙羅さん)をモノにして芹香さんが産まれたんですよ。
このやり口がひどくてねぇ、花宮さんには夫(すみませんが演じた方がわからなかった)がいたので、雪輝さんは若翔さんの黒魔術を利用して花宮さんの夫に化けたんです。こんなの無理矢理テゴメにするよりある意味卑怯ちゃいます?ちなみに若翔さんの「他人に化ける黒魔術」伏線は後にバッチリ回収されます。

そして若翔さんってば自分が甘やかしたにもかかわらず雪輝さんに手を焼き、自分が彼に与えた聖剣エクスカリバーを奪い取るんですよね。
その後しばらく王不在なまま年月が流れて敵に狙われお国存続のピンチとなり、若翔さんはこっそり松風輝さんに育てさせていた芹香さんに会いに行き「お前こそ王にふさわしい」なんて言っちゃう。芹香さんは人徳者な松風さんに育てられたおかげで好青年に育ち、実の父のような野蛮さはみじんもなかったわけです。

このあたりで真白さんが登場します。ここでも若翔さんがキーパーソンで、いわくつきの誕生でありながら男である芹香さんには良い環境を与え、まっとうな出自の真白さんは女ゆえに修道院に閉じ込めていたんです。男尊女卑もたいがいにしろやー、ですよ。
当然、真白さんは復讐の鬼になります。
しかしながら本来なら若翔さんを恨むべきなのに復讐心は芹香さんだけに注がれちゃう。まるで不倫された妻が夫を責めずに不倫相手ばかり責めているかのようです。しかも真白さんは自分を苦しめた若翔さんを愛しているし、このふたりは肉体関係こそないもののもっと深い「血の誓い」で結ばれているんですよ。運命共同体ってやつですね。

とにかく若翔さんがあちこちかき回す中、芹香さんは戸惑いながらも王になる事を受け入れます。

ここまでストーリーが進み・・・
ようやく、春乃さんの登場です。
しかも平民そのものな衣装で、私の脳裏には「蒼穹の昴」での朝月希和さんの登場シーンが浮かびました。
春乃さんは男勝りのハツラツキャラでありながらも少しは宝塚的ヒロインっぽさもあり、芹香さんだけでなく桜木さんのハートもゲット。このあたりからようやく「表ペア」が役立ってきます。

結局春乃さんは芹香さんを選び結婚式となるんですね。1本ものですが結婚式に至るまでの(私の体感的に)20分くらいだけは宝塚的なトップ夫妻っぽさがあったかな。
しかし結婚式で松風さんが敵に殺されてしまうんですよ。
そして・・・人徳者だった育ての父を失った芹香さんはたちまち、自暴自棄になります。そう、暴君な父親のDNAがムクムクしちゃうんですよ。

新婚早々に夫が激変した春乃さんはたまったもんじゃありません。ぴえんぴえんしていたら桜木さんがやってきて、優しくしてくれたんですからキスくらいしたくなりますよね?

でもってこの裏切りのキスを真白さんが見ていて、わざわざ芹香さんにチクっちゃう~!
もうホンマ、裏ヒロインが大活躍です。
そして裏ヒロインがこうもひねくれたのは自分に責任があるとよーくわかっている若翔さんは、自分にしか出来ない方法で事態を収束させました。ネタバレするつもりでしたがやめときます。私としてはとても納得しました。

だけど表ペアのその後は納得いかなかったですよ、裏ペアの伏線張り及び回収がとっても丁寧だったのに対し、表ペアはキスをとがめられて芹香さんから捨てられるけれど何となく元通りになるんですから。作品の舞台となった国ではキリスト教を否定し(架空の宗教であろう)ドルイド教を信じているはずなのに、芹香さんはいかにもキリスト教的な「赦し」を表ペアに与えます。

2023年7月27日 追記
ドルイド(教)はケルト人が信仰する実在の宗教であった事を読者さんふたりよりコメントにて教えていただきました。謹んで訂正させていただきます。

というわけで表ペアをもちっとどうにかして欲しい気持ちがありましたが裏ペアが素晴らしく、全体的にはまとまりが良い作品だと思いました。
暴君が気に入った女性の夫に化けたり、主役の出自がいわくつきだったり、男尊女卑だったり、好青年がひょんなきっかけで暴君DNAを復活させたり、「赦し」があったりと、私の感覚でいうと韓流っぽいドロドロがてんこ盛りだったように思います。
恨みや妬み、心変わり、赦し、これらの根っこはキリスト教っぽいような気がするんですね、韓国はアジアの中ではかなり信者が多いそうですし。あと他人に化けてでも気に入った女性をテゴメにする演出にはギリシア神話のゼウスっぽさを感じました。

今日は「大逆転裁判」のライブ配信日ですね。
同じ組でありながら「大逆転裁判」と「エクスカリバー」は作風が完全に異なりますのでそれぞれの良さを楽しめるような気がします。

初体験だったブリリアは劇場としては普通かなぁ。シアターオーブ(記事はこちら)と似ているかもしれないけれどオーブほど立地が特別良いわけでもないし、とにかく座席の座り心地が悪かった。
ただ、

双眼鏡の貸し出しをしていたのは好印象でした。オーブはしていなかった気がするんです。

あとブリリアは

池袋ゆえの「いけふくろう」のご尊顔が

なかなかに黒魔術的でした・・・

コメント

  1. トレチア より:

    こんにちは。
    『エクスカリバー』ご覧になったのですね。始まって間もないですが、評判も良いようで、配信見てみようかなと思いました。

    「番手によって固定化された宝塚のキャスティングルール」が苦手なので、それに則ったキャスティングではないというのは、逆に期待できるなあという感じです(長年のファンの方には、もしかしたらご不満もあるのかもしれませんが……)。

    えっとひとことだけ、作品を観ていないのでどういう描写をされているのか不明ですが、ドルイド(教)は架空の宗教ではありません。

    古代ケルト族の祭司、神官のことを「ドルイド」と呼びました。
    神官(宗教的指導者)でもあり、政治的指導者でもあるという、ケルト族の中では最高位に位置する存在です。

    マーリンは『ブリタニア列王史』に登場し、人間の王女と夢魔の間に生まれたとされる魔術師です。創作としては比較的新しい人物とされていますが、「アーサー王伝説」では切っても切れない存在ですね。

    ちなみに「アーサー」ってケルト諸語では「熊(戦士)」って意味なんだそうです。
    アーサーが武による力、マリーンが魔術による力を持ち、両輪で国を支えるって感じでしょうか……。
    面白そうなサイトがあったのでリンク張っておきます。
    https://precious.jp/articles/-/1452

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      トレチアさん、エクスカリバー良かったですよ。めっちゃ新鮮でした。宝塚で、しかもトップ夫妻お披露目で、これをやるってめっちゃチャレンジだったかと。
      宝塚の「番手重視なトンチキ芝居」は宝塚だけの名物(?)だし私はけっこう好きですよ。だけどたまにチャレンジな作品も拝めると楽しいです。
      なんかね、間をもたせる歌やダンスが結構あったので二本立て用にも出来そう。「宝塚っぽくないエクスカリバー」と「いかにも宝塚なショー」の二本立てにしたら大ヒットしそうなのにな~
      大劇場公演で再演して欲しいです。

      ドルイド(教)については他の読者さんからもご指摘いただきました。
      教えてくださりありがとうございます。観劇と読者さんからのコメントを通して自分の教養が深まるのがありがたいです。若い頃の私は世界史や文学に全く興味がありませんでしたが今はすごく楽しい。トシ取るのも悪くないですね。
      私は「アーサー王伝説」について何も知りません。どこかカッコいい響きですが熊なんですか~
      エクスカリバーでのマーリンは、アーサー王伝説のマリーンをベースにしつつアレンジしているのかも?もし配信をご覧になったら違いを教えていただけると嬉しいです。私もウィキってみます。

      その前にトレチアさんからオススメいただいたリンクを訪問してみましたが・・・文学者(=プロ)の文章だけあって難しくて硬いけど、すごい発見をしました!
      「アーサー王物語の主な内容」ってところなんですけどね、、、一部抜粋すると

      >グウィネヴィアという高貴な女性を妃に迎えて、聖杯をめぐる冒険譚なども交えつつ、王政の繁栄が描かれる。
      >だが、円卓の騎士のひとり、ランスロットとグウィネヴィアの不倫を機に円卓騎士団は崩壊、逃亡したランスロットを追ってアーサーはフランスに赴く。

      なんて書いてあるじゃないですか~
      桜木さんと春乃さんの関係は原作だとキスどころじゃなかったんですね~、お国を揺るがし、アーサーの運命を決定づける事件だったようで。一気に興味ワクワクになりました!他の文章も頑張って読んでみます。
      にしてもトップ娘お披露目で文学界では常識の「不倫の代名詞的な女性」を演じる春乃さんも大変ですね~

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. あやのすけ より:

    たーさん、こんにちわ。コメントは久しぶりの、あやのすけです。

    無事にブリリアにたどり着き、観劇できて、何よりです! 私は、同じ日の15時半からの回に入っていました。同じく、3階席でしたので、かなり視界は高かったですが、まあ以前よりは見やすくなっているように感じました。

    エクスカリバーは、楽しめる演目でしたね。ただ本当に、「トップコンビお披露目」にしては、さくらさんの出番が少ない、二人がラブラブしてる場面も少ない、「恋愛」としてみると、ランスロットである桜木さんとさくらさんの場面のほうが、ぐっとくる・・・など、「宝塚仕様ではない舞台」でしたね、たーさんのご指摘のとおりです。

    でも、「芹香さんの待ちに待ったトップお披露目」としては、1幕のうぶな青年も、2幕の「そうそう、キキちゃんはこれでなくっちゃ!」のダークサイドに落ちた王様も見られて、一粒で二度おいしい感じでした。

    そして、今回のMVPは、真白悠希さんでしたね! 若翔さんもすばらしかったですが、りっつさんの歌唱の確かさはすでに知られていることからすると、男役の真白さんが女役、そしてまだ学年も若いことを考えると、歌・芝居ともに本当に驚嘆するばかりでした。

    モーガンは美味しい役ですよね。本当に可哀そうな生い立ちですし、復讐に燃える役って、盛り上がる歌ももらえるし。今回は、お父さんはアーサーと同じという設定でしたが、母親が同じで父が違うバージョンの方がメジャーなので、今回のものは新鮮でした。あの役は、過去に美弥るりかさんや、宝塚外の舞台で、安蘭けいさんが演じられてきたので、プレッシャーもあり、やりがいもあり、といったところでしょう。これから、大劇場公演でも、真白さんに注目してみようと思いました。

    もし、真白さんでないなら、モーガンは、天彩峰里ちゃんに演じてもらいたいところですが、まあそれはそれで、物議を醸しそうですしね・・・。

    私は、「ファントム」は、初めから真彩さんの回をとっていたのですが、今回のことは本当に残念ですね。「ドリームガールズ」の時は、Sさんは元気いっぱいで、歌もうまかったので、逸材であるのは間違いないとは思うのですが。そして、私も、音くり寿さんのクリスティーヌが見たい! 劇団四季に入って、「オペラ座の怪人」でヒロインやったほしいんですよね~~、無理ではない話とは思うのですが、なかなか難しいのかな?

    まだまだこれから本格的な暑さが続きそうですが、たーさんも体調留意してがんばってくださいね。私も、まだ見たい舞台がいろいろあるので、この夏も楽しみます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      あやのすけさん、おはようございます。前回のコメントではデスホリ千秋楽当選を祝ってくれましたね。実は昨日、マイティミーマイに当選したんです。記事にするつもりでしたが先出ししちゃいますw

      あやのすけさんは25日のソワレでエクスカリバーったんですね!
      はい、トップ夫妻お披露目なのにあれ?な作品でしたよね。他の読者さんから教えていただき知ったのですが、原作のアーサー王伝説ではグィネヴィアはランスロットと本腰を入れた不倫に励み、アーサーは激おこだったようですよ。トップ娘お披露目で「禁断の恋(=不倫)で有名な女性」を演じるなんて春乃さんも大変です。どうも劇団は計画外(であろう)トップ娘に冷たいですね。

      はい、芹香さんにとってはトップお披露目として良かったかと。1幕の真面目な青年ぶりは「群盗」でのご様子を彷彿とさせましたし、2幕では群盗では拝めなかったダークモードを拝む事が出来ました。
      そう、一粒で二度美味しかった。

      真白さん素晴らしかったですね。春乃さんより出番もセリフも歌が多かった。
      劇団も上手いことやりましたね。ここにあまいろさんを持ってくれば真白さんより凄みのあるモーガンだったかもしれませんが、そんな事をしたらいよいよ春乃さんの立場がなくなっちゃいますから。
      ヅカファンにしたって拝むのが辛いですよ、幸せを奪われて歪んだ復讐心を増幅させるモーガンを、トップ娘の座を奪われたあまいろさんが演じるのは・・・

      へ~!異父きょうだいバージョンのモーガン&アーサーがあり、むしろこちらがメジャーなんですか~!!
      現役時代の美弥さんや退団後の安蘭さんも演じたんですね。って事は男役や元男役がモーガンを演じるのって前歴があるんですね。
      真白さんの今後が楽しみです。でも、男役で出てきてくれた際にすぐにわかるかな?美女のイメージが出来上がってしまって。

      さて、
      あやのすけさんは「ファントム」は真彩さんの回を取っていたんですね。
      なんかわかりますよ、「ドリームガールズ」を観たからこそSさんはクリスティーヌにはフィットしないと思ったんじゃないですか?
      あくまで私の感覚ですが宝塚でもOSKでも四季でも歌舞伎でも「逸材だと認めつつ、興味がわかない」方っています。観劇は娯楽なのですからそれで良いかと。

      音さんはまず声質や歌唱力がむちゃくちゃ私の好みですし、トップ娘候補として順風満帆だったはずのジェンヌ生活がいつのまにか別格となった経緯を踏まえても追いたくなります。だけどディナーショーではコスパが悪いからミュージカルに出演してもらいたいです。
      能力的にはオペラ座の怪人とファントム、どちらのクリスティーヌにも申し分ないですよね。とはいえ能力だけでは登板出来ないのが舞台の世界なのでしょう。

      毎日暑いですがお互い心身の健康を大切にして観劇に励みましょうね!私にも観たい舞台がたくさんあります。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. おかちゃん より:

    毎日暑いですね。
    そんな中を観劇とレポートありがとうございます。
    ききちゃんのご両親のお店の花唄が23日は臨時休業。ご覧になっておられたでしょう。親孝行娘さんですよねって男役だから親孝行息子?。ママが叶えられなかったことを成し遂げたキキちゃんを素直に称えたいです。何せ二番手長かった。あるトップはその間に二番手とトップスターも体験して退団後の活動もしてますからねえ。でも嬉しいです。それだけ宝塚歌劇団の演目に出演なので。私としてはアナスタシアやオーシャンズ11をこなしたこと嬉しいんです。アドリブ大変だったかとね。
    で、これも見ないんですが(笑)、さらにはどういうわけかいまだに大劇場チケット手配も出来てなくて焦りますが。これからの宙組が楽しみです。ブリリアホールのレポと観劇レポとダブルでありがとうございました。いまだに池袋にたどり着いていませんが西武百貨店あるなら行きたいな。宝塚市の逆瀬川にも西武百貨店あったのですよ。そのためになんだかもったいない使われかた。宝塚歌劇団見に行く人には宝塚市って広いと気づかないかもですね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、ホンマ毎日暑いですね。
      あら、花唄は23日に臨時休業だったんですか~、おそらくご夫婦でブリリアに行ってたんでしょうね。はい、キキママさんも高身長な男役だったのですからさぞ嬉しい事でしょう。
      そう、芹香さんはとにかく2番手が長かった。だけどデメリットばかりではないと私は思っています。サクッと2番手修行を済ませてトップになった方が幸せだったかはわかりません、ヅカファンは苦労人を称える傾向が強いしね。

      はい、これからの宙組が楽しみです。記事では触れませんでしたが桜木さんの歌唱力が大幅アップしていましたよ、大劇場公演では正2番手として活躍し羽根も背負うんでしょうね。
      おかちゃんさんはまだチケット入手されていないんですね。宝塚友の会だと明日以降ですが、おかちゃんさんは他の入手方法ですよね。私は宝塚友の会にも応募しますが絶対に観たかったのでセディナに応募してみたところ当選しました。トップ夫妻の大劇場お披露目ではありますがチケ難っぽくはない気がします。

      ブリリアは池袋駅からちょっと遠いのが難点かなぁ、渋谷から天候の影響なく行けるオーブを先に知っただけにブリリアに特別な魅力は感じませんでした。いけふくろうのご尊顔がインパクト大でしたけどw
      西武百貨店はまだあったかなぁ?東武百貨店の看板はありました。私が西武池袋線沿線に住んでいた頃は池袋のデパートと言うと西武と東武、どちらも勢いがあったしどちらにも足を運んでいました。
      逆瀬川にも西武があったんですね。伊丹にもありました。逆瀬川駅も(伊丹の西武があった)稲野駅も阪急沿線なのは偶然の一致ではないかもしれません。

      宝塚市は広いですよねぇ、宝塚北サービスエリアに行く時にのどかな風景に驚きました。
      本来なら電車より車の方が満喫出来そうな気がしますが、大劇場に行くには電車が便利ですよね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. こんちゃん より:

    関西の、たー様

    いつも楽しみに拝読しております。ライビュ専科の地方民です。

    「エクスカリバー」は配信を視聴できる予定です。イギリスのアーサー王伝説を元ネタにしたお話のようですね。

    ドルイド教とは架空の宗教というわけではなく、日本における仏教伝来以前から信仰されていた神道のような、先住民ケルト人の自然崇拝とか生贄とか占いとか呪いとかの風俗・しきたり・言い伝えなどのことをドルイド教と呼ぶことがあるそうです。

    エクスカリバーの時代は、日本で言えばヤマトタケルとか古墳の時代で、グレートブリテン島ではちょうど土着のドルイド教社会にキリスト教が徐々に広まっていた時代です。

    原作でも、アーサーの父親や姉世代は、頑固で古臭い考え方にとらわれていてドロドロで、

    アーサー世代になると、過ちを犯すけれども「赦し」たり、のちにキリストの遺物の聖杯探しに出発したり、円卓で会議して物事を決めたりと、ドルイドの伝統から離れて、キリスト教的な新しい先進的な考えで生きることを模索するような描写になります。

    後世に生きているイギリス人や韓国のキリスト教徒は、基本「グレートブリテンにキリスト教が伝わったのは良かったことだ」と思っているでしょうから、古いドルイド教側はドロドロで、アーサー達はスマートな描写になるのでしょうか?配信を見てまた感想をUPしますね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      こんちゃんさん、こちらこそいつもありがとうございます。
      こんちゃんさんはエクスカリバーを配信で見る予定なんですね。はい、アーサー王伝説を元ネタにしたお話のようですが、私は元ネタを全く知りません。元ネタではランスロットとグィネヴィアの不倫がかなりマジだったようですね、春乃さんもいろいろ大変だなぁと思いました。

      ドルイド教については他の読者さんからもご指摘いただいていまして、こんちゃんさんへのお返事をした後に記事にちょろっと追記するつもりです。
      エクスカリバーは6世紀の設定だったかな、あまりイメージがわかなかったけれど「日本では古墳時代だった」と聞いてすんごい昔の事だと実感出来ました。

      こんちゃんさんはアーサー王伝説の原作を読んでいるんですね。で、ドルイドの伝統が頑固で古い考え方とされておりキリスト教が先進的な扱いなんですか~
      はい、キリスト教徒にとってはキリスト教をアゲアゲしたくなるのも当然かと。
      でね、こういったコメントをいただいて私は、日本での宗教がちゃんぽんで良かったと思っています。キリスト教が嫌いってわけじゃないですがどうにも排他的すぎるような気がして。イエスだけを神だと信じる人もいればトイレにも神がいると信じる人もいる日本で丁度良いです。

      配信の感想を是非お聞かせください、楽しみにしています。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. 昭和っ子 より:

    エクスカリバー なんかは凄そう

    私は千秋楽の前の日
    ダブル観劇する予定
    このスケジュールかなり悩んでチケットを用意してもらいました(娘に)
    席種はわかりませんが(娘まかせ)今回は私一人なので不安、池袋って本当に50年前くらいに行っだけ
    それも今は亡き叔母と一緒に( ; ; )

    エクスカリバーやアーサー王伝説は
    宙組誕生の姿月さん主演で「エクスカリバー」と記念すべき公演ですあったが
    なにしろ小池氏で案外トンチキ版??
    私の御贔屓さんも当時宙組
    一期上の寿つかささんや高翔さんより路線外って感じで
    お芝居めちゃくちゃ下手っぴーって感じの時代

    エクスカリバーを抜くのがラストだから若々しいだけ

    月組の「アーサー王伝説」は珠城さんのプレお披露目だったかな?美弥さんが出てられたので複数回見ました
    まぁ演出が石田氏だからあまり好評では無かったかも??

    キキちゃんのお披露目が「エクスカリバー」と聞いた時
    周りはあの小池氏の作品を思い浮かべかなりテンションが下がってた方も

    珠城さんのはフレンチミュージカルだったとか?見た感じそんな気はしないが

    ランスロットのアーサー(朝美サン)が美しすぎて客席から登場なんですが、たまたま私の横を通ってくれて当時一発で落ちました
    最後に狂ってしまったグィネヴィア(愛希)を押し付けられて去って行くランスロットの朝美さんをこよなく好んでいたのに 私が(笑)今はかなり朝美さんに対するテンション低い

    まあキキちゃん版はそこまでアーサー王は卑劣で無さそうですね

    後1週間後が楽しみです

    大逆転裁判も観てきましたよ
    私の見た日ははなんと真風さん潤花さんご観劇
    でもあんまり作品は私にはハマりませんでした
    次回はKAATで見るのでまた感想が違うかもこれは友の会がお友達席です

    今日は久々に新公行ってきます
    天城くんはなんでも出来そうだが柚香さんの役大丈夫かな?
    ことのちゃんは本当になんでも出来そうだから安心かも
    まるくんの殿様は?なんか男役が可愛い路線

    ター様のエクスカリバーを読ませて貰って既にブリリアに気が向いてますが
    取り敢えず集中してきます

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、エクスカリバーは宝塚らしからぬ新鮮な作品でした。どっぷりヅカなのも良いですがたまには外部の作品も良いですね。
      昭和っ子さんは千秋楽の前の日にダブル観劇の予定なんですね。ブリリアは池袋駅からちょっと歩きますので暑さ対策にお気をつけください。約四半世紀ぶりに行った私にとっても「初めての街」っぽくなっていたので、約半世紀ぶりの昭和っ子さんにとってはさらにわかりにくくなっていると思います。叔母さんと歩いた道がまだ残っていると良いですね。

      姿月さんのエクスカリバーはトンチキだったんですか?イケコは(少なくともダーイシほどには)トンチキにしない印象でしたがそうでもないのかな。当時のご贔屓さんはとてもとても将来トップスターになるとは思われていなかったんですね。
      姿月さんは劇の最後にエクスカリバーを抜いたのでしょうか?芹香さんはわりと早かった。私としては引き抜く時にビカビカビカーッ!!!と光りまくるとかいった演出が欲しかったなあ。

      珠城りょうさんの時は朝美さんがランスロットで愛希さんがグィネヴィアだったんですね。美弥さんのモーガン、さぞ美しかったでしょうね~
      珠城さんは朝美さんに愛希さんを押し付けたんですか?それだとだいぶ宙組バージョンと違うようです、芹香さんは赦していましたから。なので原作ではランスロットとグィネヴィアの禁断の恋(ってか不倫)によってアーサーの運命が悪い方に傾いたと知りすんごく驚きました。観劇だけではわからない事をコメントで教えていただけて本当にありがたいです。

      大逆転裁判も観たんですね。真風さんと潤さんが観てたなんてすごい~、シアター・ドラマシティはコンパクトだしさぞ目立ったでしょうね。やっぱ良席でした?
      私はあの吹き矢を使ったトリックに納得出来ないけれどジェンヌさん達を拝めたのは嬉しかったです。KAATでのご様子、是非お聞かせくださいね。

      今日は新人公演なんですね~、羨ましいです。
      朝葉さんはしっかりやってくれそうですね。天城さんは希波さんの代役で三吉を演じた方ですね、ハツラツとした方でした。
      是非感想をお聞かせください。
      今日も暑いですからどうぞお気をつけて~

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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