ハウステンボス歌劇団体験談(回想)

HTB歌劇団

巧みさ抜群、ハウステンボス歌劇団

宝塚、OSKを出し抜き公演再開

朝の情報番組で、ハウステンボス歌劇団が公演を再開するニュースが紹介されていました。宝塚は7月からと発表したばかりで、OSKはいまだ正式な発表をしていない中、出し抜いてのスタートです。

ハウステンボスで歌劇デビューした私

実は・・・私の歌劇デビューは、ハウステンボス歌劇団だったんです。関西人なのに、宝塚にもOSKにも行かず、ハウステンボス歌劇団の観劇でデビューしました。

観劇が目的じゃなく、メガなレジャー施設であるハウステンボスが目当てだったんです。追加料金なしで観劇出来るとの事でホンマ、ついでのついで、おまけのおまけに観劇したんですが、ハウステンボス内で一番楽しかった

宝塚やOSKを楽しむようになってさらに

その後、宝塚やOSKも楽しむようになり、つくづく感じたんです。

ハウステンボス歌劇団の運営人は賢いな!

って。

今年の再訪、叶わず

本当は今年の夏に九州旅行するつもりだったので、その時に現在のハウステンボス歌劇団の観劇記録とともに過去の体験についても記事にするつもりでしたが、コロナウイルスでどうにも難しそうなので、過去の体験談だけ、記事にしてみます。

2015年から2017年にかけて2度、観劇しました。年数過ぎてますので公演の内容はうろ覚えですし、日時の細かな事も忘れてますので、そのあたり気にしない方に読んでいただけると幸いです。

ハウステンボス歌劇団体験談

ハウステンボスが全力でプッシュ

関西からフェリーで新門司(福岡)に到着して高速で向かった長崎ハウステンボス。まだ娘が幼かったですし、とにかくアトラクションを満喫するつもりでした。

が、ハウステンボス内にいると、右を見ても左を見ても、さらに正面にも優雅さん(元 月組男役 研ルイスさん)のポスターやのぼりが、溢れていたんです。遊覧船に乗っていても、船長さんが「とてもご好評いただいております・・・」と歌劇団を猛烈プッシュするアナウンス。

一部の座席を除き無料、という事もあって、じゃあ行ってみるか!となりました。

箱は大きめライブハウス

ハウステンボスの広大な敷地の一角にある、ミューズホール、と呼ばれる劇場。といっても、宝塚大劇場や梅芸のような劇場とはかけ離れており、簡易椅子といい、照明などの装置といい「大きめのライブハウス」という呼び方が似合っています。舞台の横幅はおそらく心斎橋角座の2倍くらい。座席は、心斎橋角座の3倍くらいでしょうか。

巧みな構成

今思うと・・・

ホンマに、ハウステンボス歌劇団の運営人は、巧みだと感じずにいられません。

「舞台が第一目的ではない観客も多い」

事を十分承知して、退屈しないようになっていました。これは、宝塚やOSKを楽しむようになってから気付きました。

実際の内容

念押ししますが、何年も前の体験である事をご了承願います。

第一幕(10分)

主役のトップスター、優雅さんはアメリカ兵。赴任先である日本で出会ったヒロインと恋に落ち、結ばれる。正二番手スター、夕貴まこと(ゆうきまこと)さんは優雅さんのお友達で、ヒロインに惹かれていたが、沈黙を貫く。

プチ・ショー(5分)

ストーリーと全然関係ない、アメリカンでアゲアゲなショー

第二幕(10分)

実は優雅さんには、アメリカに婚約者がいた!この婚約者が日本にやってきて、ヒロインを責めまくり。オロオロするだけの優雅さん。

プチ・ショー(5分)

ノリノリ・アゲアゲショー

第三幕(10分)

夕貴さんはヒロインに「僕じゃダメですか?僕はあなたを愛しています」と熱心にアタック。しかしヒロインは自死を選ぶ。(完)

カーテンコール(10分)

下級生が数名→(手には羽根の付いた小さな扇子~やや大きめ扇子)→夕貴さん(顔3つが隠れるほどの大きな羽根うちわ)→優雅さん(宝塚で言う2番手羽根くらいのサイズの羽根を背負って登場)

テンポが速く、娘も夢中に

とにかくテンポの速い、わかりやすいストーリー。集中力が切れそうになる頃にうまいこと入るショー。

先も言いましたが「観劇経験ゼロの人や子どもが観客にたくさんいる」事を十分に承知し、そんな観客でも多くが大満足するような内容になっていました。

観劇前は「渋々」な様子だった娘も、最初のプチショーのあたりからはまばたきも惜しんで観劇を楽しんでました。

2度目の観劇では

1年ほど過ぎてまた、ハウステンボスへ。この時は「観劇」が絶対に外せない、大事な目的となっていました。

ハウステンボスに入場すると真っ先にミューズホールに向かい、最前列の有料席をゲット!

この時のストーリーは、優雅さんが仕事もせず女性と遊びまくるチャラ男で、夕貴さんがそれをたしなめるとか、そんなストーリーだった気がします。

最前席は本当にスターさん達に近く、私も娘もウットリでした(夫は無料席での観劇)。スターさん達が頭に装着しているマイクがね、先っぽにスポンジがついているタイプだったんですが、このマイクに口紅の色が移っている事すら肉眼で確認できて萌えましたねぇ。

ハリウッド映画との大きな違い

私は観劇こそ、おばちゃんになってからのデビューでしたが、ハリウッド映画は小学生の頃からテレビの洋画劇場などで楽しんでいたんです。ハリウッド映画の主役は頭脳明晰だったり、不死身だったり、なんかすごい人である事がほとんど。だから、ハウステンボス歌劇団では主役であるトップスターが不誠実な男だったりチャラ男だったりする事にとても驚きました。

でも舞台ではあるある、なんでしょうね。その後宝塚で「CASANOVA」の内容を知った時、優雅さんの演じたチャラ男を思い出しました。

OSK出身のふたりの舞台はまだ

2度行って、2度とも優雅さん、夕貴さんのお芝居を楽しんだのですが、ハウステンボス歌劇団には、OSK出身の伊織はやと(いおりはやと)さん、深佳さえ(みよしさえ)さんもいらっしゃるんです。OSKを観劇するようになってから、伊織さん深佳さんの舞台を観ていないのが残念で、残念で・・・

伊織さん、深佳さんはOSK→加賀屋→ハウステンボスと、ながーいお付き合い。とてつもなくご苦労されているはず。そんなおふたりの舞台なら、素晴らしいに決まってる。

しかも、今年の夏にこのおふたりが演じる公演タイトルが「弓張りの月~アテルイとモレ~」なんですよ。礼真琴さんの「阿弖流為」よりだいぶ簡略化されている事が想定出来、それがまた楽しみだったんですよね。

ホンマ・・・コロナウイルスが憎いです。

3施設での運営はやりすぎでは?

ハウステンボス歌劇団の運営陣は、なかなかの策士と思われます。はっきり言ってしまいますが、OSKよりよっぽど巧みで、要領良いと私は感じます。

でもね・・・

私が観劇した時はハウステンボスだけで頑張っていたのに、その後愛知県のラグーナテンボスでも公演するようになり、なんとさらに今年、福岡にも施設を作ったんです。

宝塚やOSKのチェックばかりして、ちょっとハウステンボス歌劇団のチェックが疎かになっているうちの出来事でした。

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あくまで私の感覚ですがこれ、やりすぎじゃないですか?

頑張っているとはいえ、まだまだ宝塚ほどスターが揃っているわけではないでしょうに、3つもの箱?スターさん達への負担がかかりますよ。

私はハウステンボス歌劇団の公演の内容が宝塚やOSKよりうーんと大衆向けである事をとても評価します。3番目の女性歌劇団としての立ち位置なりに頑張っていて、もう収益面では、歴史あるOSKに勝っているような気もします。

しかし、急成長した企業や団体が調子に乗りすぎた時、その末路は厳しいものになる可能性が高いです。福岡のステージはコロナウイルスの影響でこけら落としが大幅に延期となり、運営を圧迫しているはずです。既存のハウステンボスやラグーナテンボスの運営に加えての、大打撃になったのではないかと。

自前の箱はハウステンボスのミューズホールだけにして、あとはたまに全ツするくらいで、堅実に頑張って欲しかったです。

コロナで運営休止中のハウステンボスが突然、たくさんの従業員を雇い止めにしたニュースを見た時、心からそう感じました。

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