「トッツィー」感想 役者は粒ぞろい・話は私には合わず

ジェンヌさん

もう5ヶ月近く前なんですね、明日海りおさんのコンサート「VOICE IN BLUE」で山崎育三郎さんを拝んだのは(感想記事はこちら)。売れっ子なのに腰が低く笑いを取るのがうまい山崎さんを好きになった私は即、彼が主演する「トッツィー」を観る決意をしました。1日でも早く拝みたくて初日にしたんです。

かなり事前にチケットを取ったので、当時まさか、観劇日より先に夫の埼玉での単身赴任が終わっているとは思っていなくって。(単身赴任中の)夫も(彼氏くんのアパートに入り浸りの)娘もいない前提でしたから、初日にこだわり(開演は18時だけれど迷いなく)購入したのに。
今回は「だいぶ前に買ったチケットやねん、ごめんな」と夫にお目溢しを願いどうにかなったものの今後は夕方開演の公演に申し込み出来なくなってしまいました。

夫のために用意したついでに私も16時頃に夕食を済ませて梅田芸術劇場へ向かう事に。電車内でやたら眠くなったので

阪急百貨店うめだ本店の地下でコーヒーでも飲もうかと思ったんですが立ち飲みなのに381円もするんですよ。

歩いてすぐのコメダ珈琲梅田HEP通店なら、セール中にチケットを買えば1杯およそ390円でそこそこゆったり座れて雑誌もWi-Fiも電源も提供してくれるのに。どうりで百貨店の地下がガラガラでコメダが混雑するわけだ。
私は(セールを待っており現在は)チケットを持っていないので、コメダに行くのは見合わせて

阪急百貨店の地下食料品売場でボトル入りコーヒーを買い梅芸で飲む事にしました。このボトルのサイズ感がなんとも丁度良く、再利用しやすそうだったんですよね。233円のうち110円は再利用出来るボトル代だと思って買ったんです。
久しぶりに友の会のお買物カードを使いましたよ。このカードはまぁその、カネに細かい貧乏人のくせに阪急経済圏に入ろうとした(そして願う通りのメリットを得られなかった)私にとって「反省の証」みたいなもんです。

阪急百貨店うめだ本店から梅芸まで徒歩3分ほどでしょうか。

雨だったのでなおさら思いましたよ、

阪急百貨店うめだ本店~阪急大阪梅田駅~梅芸が地下で繋がっていれば良いのに、と。
百貨店と駅までは繋がっており、駅から梅芸はこれほどに近いのに繋がっていないんです。梅芸に地下があるだけに余計に「どうしてここを繋げなかったんや!」って文句を言いたくなります。

ま、言ったところで報われる事のない文句に励むより

雨ゆえ珍しいショットを撮れた事に感謝しておきましょうか。

梅芸は独自のネット会員に入る事をプッシュしていますが(公式サイトはこちら)、クレジットカード登録が必要だし自動更新なので私は利用していません。宝塚以外の公演はぴあで買う事が多いです。(VISA系列の)VPASSはログインが面倒くさく、セディナはカスカス席を割り当ててくる(経験があった)しで。ぴあの先行販売は手数料が高額なものの梅芸公演のB席(3階席)なら前列3列以内をあてがってくれます(あくまで私のこれまでの経験の限りです)。
それにぴあはとにっかく、ダイレクトメールが多いんですよね。入会当初は恐怖心を抱くほどでしたがやがて慣れ、いつの間にかダイレクトメールに促されるままチケット申し込みするようになっちゃって。なので、

梅芸内のポスターを眺めると「あれもこれもそれもぴあ」でした。

さて、それなりのタイトルを付けたにも関わらず感想が遅くなってしまいました。
トッツィーの感想はまぁその、タイトルの通りなんです。

https://www.tohostage.com/tootsie/cast.html よりお借りしました

キャストは粒ぞろいでした。中でも岡田亮輔さんが素晴らしかったですね。当初のスケジュールではWキャストのもうひとりであるおばたのお兄さんが登板予定でしたが体調不良で急遽岡田さんになり、私にとっては「知らない人(=期待値ゼロ)」でしたがマジで滑舌も歌唱も素晴らしかった。四季OBかと推測して調べてみたら違っていまして、ふふ、さして四季の劇団員を知っているわけでもないのに「凄い舞台俳優=四季OB・OG」な刷り込みがマイ脳内で完成している事に苦笑しちゃいました。
ちなみに岡田さんの奥さんはジェンヌOGの真月咲さん(91期)だそうですよ。「しんげつ さく」かぁ、難読だなぁ。

ただ・・・岡田さんは最初から最後までばかみたいにピエロでした。
岡田さんだけじゃなく昆夏美さんも空回りし続けておりなんとも損な役回りでした。
ヒロインであるはずの愛希れいかさんすら「んなわけないやろ」な空回りをさせられて。
何より、主役の山崎さんの「完璧な女性化」という設定に無理がありすぎました。

プリンシパルのみならずアンサンブルの皆さんも本当に良かったんですよ、日本初上陸とあってキャストにかなり気合いを入れたのでしょう。
だけどだけど
「粒ぞろいのキャストなのにもったいない」
というのが私にとってのトッツィーでした。

もうどうにもストーリー展開を受け入れられなかったんです。無理がありすぎるし、冗長なところがあるのに最後はあっけなくて尻切れトンボだったし。
それにコメディなのに私はちっとも笑えなかった、狙いすぎていたから。笑いは意外性をともなっていると私は思っていまして、いかにも「ここ笑うところやで」な演出じゃ白けてしまう。もっとも劇場内は何度も爆笑モードになっていましたからあくまで私の感覚なんですけど。

トッツィーをめっちゃザックリとネタバレしてみましょうか。

理屈っぽくて売れない舞台俳優な山崎さんはある日、ルームメイトの昆さんが受ける予定だったオーディションを女性として受けて合格。一躍スターになる。

舞台で知り合った岡田さんも愛希さんも、山崎さんを女性として恋愛対象にしようとする。

偽った自分が人気者になりクサクサした山崎さんは自ら正体をバラす。

何もかもうまく収まる事を匂わせて(しかしハッキリとはさせないまま)終わり。

こんな感じ。
先にもお伝えしたとおりまずもって山崎さんの「完璧な女性化」に無理がありました。イタすぎたんですよ。
あくまで私の感覚ですが・・・山崎さんはマイケルの時はとても素敵なのにドロシーになるとたちまち魅力が激減しました。ビジュアルもだし、声にしたってそう。セリフではかろうじて女性っぽくしていた声も歌唱ではまるっきり男性のまんまでした。マイケルとしてもドロシーとしても歌唱がありましたがキーが同じだから別々のキャラの歌唱だと思うのは無理。
少なくとも私の脳中では「忖度」は働きませんでした。「完全に女性に化けた」じゃなくおかまやにゅーはーふ、げいという設定ならすごく良かったと思うんですけどね。

笑いをとるためであろう(そして実際にたくさんの私以外の観客が笑っていた)女性用肌着姿は1幕でも2幕でも披露してくれたけど、これがまた(私にとっては)中途半端だったんです。

トッツィーの山崎育三郎さん(肌着姿)

なんともダサダサな黒い上下でした。赤がイメージカラーな作品なんですから真っ赤でも良かったんじゃないですかね?あとブラは胸元をもっと膨らませて、ガードルじゃなく(出来ればハイレグの)ショーツにして生足(もしくはツヤツヤストッキング)にして欲しかったな。
山崎さんのお御足はびっくりするほど細くて美しく、脚だけ拝むと女性っぽさ抜群でしたから余計に生(もしくはツヤツヤストッキング)が良かったです。

というわけで・・・あくまで「私にとって」と念押ししておきますが、
コメディだけれどまるで笑えず、観劇を通して歴史や文学に触れるきっかけを与えてくれるわけでもないトッツィーは作品としてはなかなかにハズレでした。
ひょっとすると「ヒトのココロ」にはリキを入れていたかもしれないけれど、私のココロには響かなかった。
先にも述べた通り、粒ぞろいの役者さんがもったいないよう思いました。

もっとも、キャストがグダグダならいよいよガッカリしていたでしょう。
山崎さんのチャレンジ精神は素晴らしいと思いましたし、愛希さんや昆さんを初めて拝めて嬉しかったし、四季OB・OGでなくとも実力ある舞台俳優はいると学ぶ事も出来ました。なのでおかわり欲はないものの観劇して良かったと思っています。

そうそう、トッツィーは開演前や幕間は撮影禁止なのに、終演後は舞台の撮影がオッケーだったんですよ。

すでに立ち上がり退場する気マンマンになってから館内放送で撮影オッケーだと知りまして、慌ててスマホを取り出しました。

あとドロシーのトレードマーク、赤いメガネをかけていたり身につけていたりなスタッフさんが複数いたんですね。気のせいか若いスタッフさんばかりだったような。
とあるスタッフさんに撮影をお願いしたら快く引き受けてくれて、

撮影したこの画像を見せて「このまんま私のインスタに載せて良いですか?」と伝えたら笑顔で了承してくれました。私はインスタもXもやっていないのにね。インスタにオッケーならブログでもオッケーだと判断してアップします。

コメント

  1. 調和の霊感3の6 より:

    おはようございます
    お久しぶりです

    たーさま、私も昨日このミュージカル観てきたばかりで確かに劇場内終始笑っぱなしでした。

    開演の山崎さんのアナウンスがまさかの(いや当然?)ドロシーの声色と喋り方で、「思うまま笑って拍手してくださいね」的なご挨拶から始まったのでその時点で観客が笑モードになってますよね。

    私このところ非常にネガティブでどんよりした日々が続いていたので嫌な事忘れ、感じたまま声に出して笑ったり手拍子で発散できて観に行って概ね良かったですが、確かにうーん、そこは笑うところ?やり過ぎやん、なんだか間が長過ぎるなどなと引っかかりもありました。

    昆さんは時々ハイテンション過ぎて、とってもとっても上品な(新喜劇の)珠代姉さん?くらいのはじっけっぷりに、そこまでしなくてもいいのでは?と引いてしまった場面ありました。

    アメリカンジョークをそのまま持ってきても通じないから日本人が笑える仕様にしてるんだろうけどちょっとコメディー方向に持って行き過ぎだったかも。

    役者さんはみんな個性的でそれぞれいい味出してた。羽場さんとかキムラ緑子さん、出番少なかったけど視線奪われました。
    緑子さんの脚線美(笑)アラカンとは思えん。

    このミュージカル観に行こうと思ったのは、昔ダスティン・ホフマンの映画を観たからです。
    ホフマンの方が、男性の時はダサいくて冴えないめんどくさい男で女装になったら、アメリカにいそうな四十路のおばちゃん。山崎さんはマイケルはカッコいいしドロシーはスタイル良くて綺麗。黒下着はたーさんとまったく同じ感想です。

    1982年の映画なので女性蔑視へのメッセージも盛り込まれホフマンが女装を解くクライマックスは痛快でした。

    今の時代設定なのでジェンダー問題に進化はしてるんだけど、そこはさらっとしてた感じですね。ラストも?だったし。
    ブロードウェイではどうなのか知らないけど、とにかくコメディの方向に仕上げていたように思いました。

    ではまた

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      調和の霊感3の6さん、こんにちは。ちょっとお久しぶりですね、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

      調和の霊感3の6さんは昨日トッツィーを観たんですね。やっぱ劇場内は笑いっぱなしだったんですね。
      はい、開演直前のドロシーの声色及び喋り方はなかなかに良かった、私としても「つかみはオッケー」でした。ただその後ドロシーを拝むとピンと来なかったんですよ、洗練されていなくって。そして「まんま男のままやん」な歌声がとどめになりました。

      調和の霊感3の6さんは基本的に楽しんだんですね。ただし調和の霊感3の6さんにとっても「やり過ぎ」なシーンがあったんですね。私は岡田さんの「腹踊り」をやり過ぎに感じました。岡田さんがドロシーに好意を抱くだけでもしっくりこなかったのに、お腹にドロシーのたとぅーを入れて披露して踊りまくるんだからもう、目を覆いたくなるほどでした。このシーンは映画にもあるんでしょうか?たとえそうであれ、日本はたとぅーに寛大な国ではないんですから採用しないで欲しかった。

      はい、本当に役者さんは皆さん素晴らしかったです。はい、キムラ緑子さんはお御足が美しく、そしてあんなにも歌えるんですね。「エリザベス・アーデン&ヘレナ・ルビンスタイン」での戸田恵子さんの歌唱にも随分たまげたものですが、おふたりとも舞台役者出身なんですね。

      映画のトッツィーは1982年ですか~、もう40年も昔なんですね。アマプラになっていれば観るのになっていない(涙)。
      映画版ではラストがそれなりにまとまり良いんでしょうか。舞台版は「へっ?これで終わり?」だと私は思いました。

      音楽もなんつーか・・・愛希さんの歌がどうにも、ピッチを取るのが難しい(=記憶に残りにくい)難曲だったような。
      愛希さんはそれなりに歌えるんですね、ただ私は彼女のダンスを拝みたかったです。あと、ジェンダーに配慮しているとはいえ若く美しい愛希さんがオバサンのドロシーに求愛するのはやり過ぎだ、ちっとも面白くないと私は思いました。まずドロシーに理想の母親的な要素を求めてその延長上に求愛があるならまだしも、いきなりでしたから。
      次は鉄板のエリザベートで山崎さんや愛希さんを拝みたいなぁ~

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • 調和の霊感3の6 より:

        こんにちは
        コメント途中まで打って、今日はお昼前に「窓際のトットちゃん」見に行ってたら時間オーバーしたのか書いたコメントが消えてしまうという失態を犯し今クラクラしてます(涙)殆ど書いていたので送信しとけば良かった。

        映画版は設定がドラマのオーデションでしたし、ところどころ設定や人物の関係性が違ってます。

        ドラマは昼の連ドラでしかも病院物語(80年代はアメリカでも昼ドラ普通にやってたんだ)でマイケルはオーデションに受かって病院事務長の役をゲット。
        看護師役がジュリー。ジュリーは私生活ではディレクターと恋仲。

        ある日ドロシーがジュリーの家に行くとシングルマザーと判明。
        ジュリーはドロシーを女と思っていろいろ話すうち親交を深めるが、ジュリーの父ちゃんがドロシーに一目惚れすし、医師役のジョン(岡田さんには当たる)にも言い寄られたりはちゃめちゃ。
        でも胸にお顔を〜なんて場面はありません。あの演出はなんで〜⁇しかもラスト男性陣みんなの胸にお顔…笑えない。

        ジュリーに惹かれたマイケルが思わずキスするもジュリーは、れず?と激怒でそれまでの関係がギクシャク。80年代だからそうだよね。

        ドラマはドロシーの演技が受けて、ミュージカル同様、雑誌の取材など人気がでますが、男である自分や女性蔑視なドラマ展開に耐えられなってたころアクシデントが起きてドラマが生放送になってしまったため、台本無視し思ったこと言いまくって、最後実は男なんだ!と暴露し大騒動。

        ラストはジュリー父ちゃんにプレゼントされた指輪を返して、男としてジュリーに告白。その後は二人並んで歩いてゆく。
        恋人同士というより友だち(人間)同士として付き合っていくのかな思わせる感じでした。

        トッツィーって俗語で「かわい子ちゃん」(ホフマンも山崎さんも流石にかわい子ちゃん、とは言い難いが…)、ドロシーもそう呼ばれ怒ってたと思う。一人の人間としてみろよ、な感じ。

        女装したことによって見えてきた別の世界がある、映画ではそういうメッセージ的なものもありました。

        と言っても説教臭くなくて、程よいコメディ映画になってました。
        私もまた見たいです。随分前だったのでいろいろ忘れてる。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          調和の霊感3の6さん、コメントが途中で消えてしまったとの事、申し訳ございません。私も何度も同じ経験をしており、入力途中で保存出来ない事に苛立ちを感じますが結局そのままです。本当に申し訳ないです。
          「窓際のトットちゃん」の映画版を観たんですね。是非感想をお聞かせください。

          映画版「トッツィー」について教えてくださりありがとうございます。だいぶ設定が違うんですね。
          ジュリーは映画版の方がずいぶんしっくりきます。あとドロシーに迫ったのがジュリーではなくジュリーの父親というのもすっごく納得。

          ミュージカルにはミュージカルの都合があるのでしょうが、にしても、そう、あの「腹踊り」はいただけなかった。みぞおちのあたりにドカッとドロシーの絵(設定ではたとぅー)があるんですもんねぇ。しかもそう!ラストでは男性陣みんなに・・・あまりに観客席が盛り上がっており「引いているのは私だけかも?」な気すらしましたが調和の霊感3の6さんもそうだったんですね。ホッとしました。

          アメリカは現在、過剰なまでのぽりこれが問題になっているようですね。アフリカ系の女の子にアリエルを演じさせた「リトル・マーメイド」を世界に発信して、原作の設定に逆らってでもぽりこれ遵守で。
          なので80年代ではオッケーだった「ドロシーにキスされたジュリーが同性愛を拒む」なんて今は出来ず、「ジュリーが同性愛を受け入れドロシーにキスを迫る」にチェンジとなったんでしょう。

          映画版でもドロシーが人気者になったもののマイケルの中で様々な葛藤があったんですね。映画版の「女性蔑視」って現代のミュージカルではまず採用出来ない深刻な内容なのでしょうね。女性蔑視は日本では宝塚でちょっぴり、そして歌舞伎ではイケイケに採用しまくっているけれど。

          映画版でもラストは「匂わせ」だったんですかー、ミュージカルでもマイケルとジュリーが恋人になるのか友達になるのかあやふやでしたもんね。

          あら!トッツィーって「かわいこちゃん」って意味なんですか~。
          映画版の方が相当に、メッセージ性があるんでしょうね。すぐに観たい気持ちはありますがアマプラになるのを待ってしまいます、年代物ゆえそうなる可能性は十分にあるような気がして。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  2. おかちゃん より:

    ぴあをご利用ありがとうございます。株主としてもお礼を述べたいと思います。
    チケット買う行動も地味に脳みそ使うんですよねえ。
    宝塚歌劇団のチケット購入で鍛えられました。
    それでも外部のミュージカルは演目、キャスト、公演の時間やアフタートークイベントがあるのかないのか、チケット代金など自分好みに向けて選択して行く作業が細かくて、こだわりもあったりするもんだから、面倒になり、私は、じゃチケット買うのは辞めておこうとなってしまいます。良くないですね。

    私はもともと映画でトッツィーは楽しみました。
    ミュージカルは映画をもとにという作品が増えました。チャーリーとチョコレート工場、ムーラン・ルージュという最近の帝国劇場の演目はまさに。私は映画で知っているので、ミュージカルも観たいなと思いましたが、東京まで遠征となるチケット購入が私の脳みそでは無理だとなったので諦めたのでした。チャーリーとチョコレート工場は自宅から訪問可能な大阪でもおこなわれましたが、個人的にフェスティバルホールが好みでないゆえ観ない選択です。クラシックコンサートなどの楽器演奏でフェスティバルホール利用は気にならないんですが芝居を含むと私の好みじゃないだけでわがままなことを言っているのは承知です。

    トッツィーのミュージカルは演者ファンには楽しめそうですね。映像作品ファンだと座席に座っているのはしんどいかもとたーさんのブログで感じました。主役のダスティンホフマンを思い出してしまって、そうじゃないって私の場合は想像ですけど文句を言いそう。
    なんせ宝塚歌劇団の世間では絶賛されているRRRについても映画を見ていたから、映画からの表現の真意が伝わらないとぶーたれた人間なので仕方ない。

    いや、今の私は生の舞台を楽しむには、表現の語彙力がないのですが、ゆとりがないみたいです。何に対してなのだろう。

    美術館に行ったり、映画はあれこれと見ていますし、本も読めている。音楽も聞いています。だから楽しい時間は持っています。ゼロイチで作り出した作者のことが見える世界が良いみたい。

    ゼロイチとか言いながらも、映画のカラーパープルのミュージカル版映画なら気軽に見ようと企むつもりだから、ミュージカルの生の観劇するための財布の中身が残念な人間な、経済のゆとりがないが理由でしょう。トホホ。
    歌舞伎もシネマ歌舞伎でカジュアルに鑑賞行動しているし、トホホホホです。
    株主として、たーさんには歌舞伎観劇で松竹の劇場も支えていただきますからおしまいの言葉もありがとうございます。です。

    株取引やめれば、絶対にゆとりができますが、このギャンブルで遊ぶのがスリルがあったりで面白いというトホホ。

    ついでながらコメダ珈琲も私は株主優待で楽しみます。トホホのホ。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、何をするにもコスパとタイパに見合うかは大切ですよね。検討しているうちに面倒くさくなった事はやらない方が良いんですよ。

      はい、会場も実はとても大切なんですよね。私は東京での最後の観劇にあたりイザボーと西遊記で迷ったのですが、イザボーはすでに経験済みなブリリアで西遊記は未経験だった明治座だった事が大きく影響しました。
      フェスティバルホールは3階席だと舞台からかなり離れていそうですね。あと中之島な立地もイマイチかと。大阪駅前にSkyシアターMBSが出来ますから多くの客が流れそうな気がします。

      はい、映画ベースなミュージカルがたくさんありますね。ただし「勢いがあった時代の映画」かな、チャリチョコは2005年、ムーラン・ルージュは2001年ですから。個人で気軽に動画作成&発信出来るようになり映画製作会社もめっきりパワーダウンしてしまいました。

      そう、トッツィーは演者の方々のファンには楽しいでしょう。ま、ミュージカルってそうゆう作品が多いかも。宝塚なんていよいよ演者のファンのために存在しているようなものだし。

      おかちゃんさんは観劇への興味が薄れているそうですね。おかちゃんさんにとってはおそらく、エネルギー消耗が激しすぎるんでしょう。
      実際、観劇ってめっちゃエネルギーが必要ですよね。何ヶ月も前からチケットを取りベストコンディションで観劇日を迎えるだけでも大変なのに、観劇そのものにすんごいエネルギーが必要ですから。映画なら同じ作品だと何度観ても同じだけど、舞台だとおかわりする度に演者さん達の様子が異なっているのでやはりエネルギーが必要だし。

      他の、コスパとタイパに優れておりエネルギーをセーブ出来るレジャーで楽しくすごしているのならそれがベストだと私は思います。
      せっかくなら「トホホ」を連発するのではなく堂々と楽しんでいただきたいです。

      あと、どうかサラッと聞いていただきたいのですが、「株主としてありがとうございます」というお言葉は正直あまり嬉しくないんです。あくまで私の感覚ですがマウントを取られているように感じてしまって。ついでに言うと「当該企業の創業者一族でもなければ筆頭株主でもないのに」なんて気持ちにもなってしまいます。
      これまで「流せば良い事」と判断していましたが、私から申し出ない限り今後も継続的に株主としてのお礼コメントが届くような予感がしたのでお願いさせていただきました。

      いつもありがとうございます。
      これからもどうぞ宜しくお願いいたします。

      • おかちゃん より:

        さらっと聞いてほしいと控えめな表現をありがとうございます。

        私にはコミュニケーションに必要となる言語の扱い方が実は難ありでして、で、本人はその難が実は全く想像能力なく発していて、現実社会ではおそらく困った人と思う人からは黙して語らずで逃げられています。
        お気を悪くさせていたのですね。なるほどと理解しました。
        指摘されないとわからないために実生活は、暮らしの環境で生きづらいになるのです。生育のときは問題なしでしたが大人になってからは、何につけ私の行動は気に食わないとママたちからはハブられています。幸いにハブられたお陰もあれこれとあったので同調によるしんどさを経験しなくても済んだといえば済んだのでしたが。

        宝塚歌劇団観劇もそんなに見るのかと騒がれるし、マウントを取っているつもりでは本人はなくて真実を述べていても環境で相手には不快なのだと経験してたのにこの度は申し訳ありませんでした。

        コロナ禍の上演だったアナスタシアを最後列チケットで10回見ると言ったのが、良席で見た人の癇に障るってのは未だに理解できてはいない私はかなりの呑気な人間なのでしょう。

        いつも怒られる。
        が、理由を述べてくださりありがとうございます。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          おかちゃんさん、もう何年もコメントをいただいているのですし「株主としてありがとう」のお言葉ににマウントの気持ちがない事はじゅうぶんわかっていました。「トホホ」表現もただただ素直なおかちゃんさんの気持ちであり、コメダのトホホにしても「株主優待のポイントがあるから回数券を買う事は出来ない」という意味くらいのものだろうと推測しました。
          わかってはいたのですが、今後もこういったコメントが続くとしんどくなりそうなのでお願いをさせていただきました。

          当該コメントについて私はけっこう考えていたんです。行動には理由があるはずだから、何度となく当該コメントを繰り返すからにはおかちゃんさんは当該コメントによりご褒美を得た事があるはずだと。他のブロガーには深く感謝されたのかな?それゆえ私にも同じコメントをするのかな?と考えたりで。
          ですがこの度いただいたコメントを読み、おかちゃんさんは当該コメントを他人によって強化も弱化もされる事のないまま繰り返していたのだろうと判断するに至りました。他人に強化されないのに何故繰り返したか、それはご自身で「この発言は相手を褒めているのだから相手はきっと喜んでいるのだろう」と推測しセルフで強化していたからじゃないかと。
          この度の私のお願いにより弱化ないし消去の方向に傾くでしょうがどうか心を傷めないで欲しいです。あくまで私にとっては嬉しくないコメントだった、それだけですから。

          あくまでこのブログのコメントだけでの判断ですが、おかちゃんさんは「相手の気持ちを理解しよう」と努力しているように感じます。それが出来ずひたすら自分の感情をぶちまける人も少なくないです。
          これからもどうぞ宜しくお願いいたします。いつもありがとうございます。

  3. やすみ より:

    たーさま

    こんにちは。
    トッツィーの感想をありがとうございます。
    ラストの唐突な終わり方とか?な部分もありましたが、おおむね楽しかったです。
    細かいことは置いといて楽しむ作品なのでしょう。
    冒頭から塩田先生の指揮がノリノリで期待が膨らみました。

    先週はハイロー戦国、OSKへぼ侍、海宝さんコン、アテプリと立て続けに見ました。
    ハイローは生演奏ではないのにチケット代が高く、チカチカとした照明が苦手でした。
    へぼ侍は天輝レオさんがイケメンで目が奪われました。抽選で牛乳石鹸ギフトセットが当たりラッキーでした。
    アテプリは前回が評判がよかったので今回チケットをおさえました。
    お歌がうまく、ジャズに挑戦したり選曲もよかったです。
    ただトークがいまいちです。
    ゲストは笹本玲奈さんでした。
    ファンじゃないと楽しめないかもです。
    来週はジョジョミューを帝劇で見ます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      やすみさん、こんにちは。
      やすみさんはトッツィーがおおむね楽しかったんですね。はい、細かいことは置いておくのが楽しむコツかもしれません。
      どうやら指揮者さんはとても有名な方のようですね。

      やすみさんは先週3つも生観劇したんですかー、お疲れ様でした。
      あら、ハイローは高額なのに生演奏じゃなかったんですね。そしてチカチカとした照明ですか・・・以前、某人気アニメがチカチカしすぎて複数の子どもが体調不良になった事が大きくニュースになりました。今調べたら「光感受性発作」と呼ぶそうです。ハイローの観客に子どもはいないでしょうが大人にとってもリスクはあるし、何より演者さん達にとって負担になってしまう。演出担当者は華やかさだけを追求し演者にも観客にも思い遣りがないんですね。
      ヘボ侍では翼さんじゃなく天輝さんに目が奪われたんですかー、私が何度か拝んだ頃の天輝さんってメイクがイマイチだった(OSKあるあるですがとにかく濃すぎた)んですが技術力アップしたのかな。牛乳石鹸は長年OSKを支えているようですね、私が観たOSK公演でも牛乳石鹸のプレゼントがありました。
      海宝さんはまだ拝めていないままなんです、やはり素晴らしい歌声なのですね。ふふ・・・トークがイマイチなんですかぁ、そうゆうのもまたかわいいかも。
      ゲストは笹本玲奈さんだったんですね。
      まぁその、ミュージカルにしたって演者のファンありきが普通ですから、コンサートだとさらにその傾向が強くなりますよね。
      来週はジョジョですかー、是非感想をお聞かせください。私は帝劇でなら観ても良いかなですが梅芸だと見送るモードな気持ちです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. かなえ より:

    私もeプラス貸切のB席で日生劇場で観劇しました。

    山崎育三郎さんのファンだったら楽しいかもと、たー様のレポートと皆様の感想を見て思いました。
    ボブ・フォッシーと「コーラス・ライン」味を感じました。
    あと演者さんが舞台装置を、皆さんで運ぶ?のが新鮮でした。

    他の読者様の「へぼ侍」。
    脚本家の方の新しいインタビューがネットでご覧になれます。
    スパイスという媒体?です。
    「へぼ侍」元ジェンヌさん方も結構ご覧になっているみたいで、望海風斗さんのインスタは確認しました。

    ドラマで共演した片岡さん、宝塚がお好きみたいで雪組鑑賞をインスタのストーリーズにあげていました。
    和希そらの踊りに関して言及されてました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさんは日生劇場でトッツィーを観たんですね。私はついに日生劇場には行けないままで心残りです。

      私だって山崎さんは好きなんですよ。だけど「無条件で好き」ってわけじゃないから荒削りすぎるドロシーにガッカリしました。そもそも男女どちらもいる舞台で完全に異性を演じるのは無理。歌舞伎のベテラン女形にしたって寺島しのぶさんと同じ舞台に立つと男にしか見えなくなりましたし。

      もうちょっとしたら自宅を出て体操教室に向かうので電車内でスパイスの戸部和久さんの記事をじっくり読ませていただきますね。私はへぼ侍は観ていないんですが、他の読者さんから戸部さんは歌舞伎ルパンの脚本も担当したと教えてもらったんです。歌舞伎ルパンはハチャメチャではありましたが楽しかったので戸部さんへの興味が一気にアップしました。

      ええっとすみません、
      >ドラマで共演した片岡さん
      が誰なのかわからなかったので教えていただけると幸いです。誰とドラマで共演したどんな片岡さんなのでしょう?
      ロクに調べずすみません、自宅を出る時間が迫っているので取り急ぎお返事させていただきました。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. かなえ より:

    コメントお返事ありがとうございます。

    すみません、ドラマ云々の説明させていただきます。
    ドラマの共演は時代劇チャンネル用の時代劇
    「約束 橋ものがたり」で、映像初出演と宣伝の望海風斗さんと片岡千之助さんです。
    期間限定で映画館公開というのを、頑張って見てきました。
    望海風斗さんめあてで、片岡千之助さんがどんな方かまったく知らなかったのです。
    以前林真理子さんが小説のモデルにした方がお母様なんですね。
    小説は読んでいないのですが。

    望海風斗さんが宝塚歌劇に興味を持つきっかけだったので、当時の様な熱烈な気持ちはないのですが、時代劇で見てよかったです。
    美人だなと思いました。

    「イザボー」は怖そうだったので見ていないのですが、他の読者様がコメントに出された
    某男性ブロガーが大絶賛されていました。
    その男性ブロガーはれいこさんのファンです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      かなえさん、追加のコメントをありがとうございます。
      ようやく理解できました。
      「OSKのへぼ侍を望海さんがインスタで取り上げていた」からの「望海さんとドラマで共演した片岡千之助さん」だったんですね。千之助さんは宝塚が好きで、ご自身のインスタのストーリーズで和希そらさんのダンスについて言及していたんですね。
      片岡と聞いてまず愛之助さん、ついでにざ様は思い浮かんだのですが、正解はにざ様のお孫さんだったんですね。これまでいただいたコメントをみっちり確認すれば気付いたかもしれないのに申し訳ないです。

      千之助さんは「薄幸な女形」を演じるために生まれてきたかのように綺麗な方です。お顔はお母さんゆずりかと。そう、林さんが小説のモデルにした方ですね。千之助さんの母親の気持ちって「超大物歌舞伎俳優の息子と結婚したがいろんなしがらみがウザくて辛かった。そんな中素敵なカメラマンと出会ったので歌舞伎界から抜け出してそちらに走った、そうしなきゃ心が持たなかった。そしてカメラマンが亡くなった今、ありのままの私をアピールしたい」な感じでしょうか?読んではいませんが林さんの腕ならさぞロマンチックな文章に仕上がっているんでしょう。

      ええっと、「美人だなと思いました」は女性に戻った望海さんですか?それとも千之助さんでしょうか?本当にすみません、文章だけで把握しきるのは難しいですね。おふたりとも美しい事は間違いないです。

      実は私、今日イザボーを観るんです!
      果たして某男性ブロガーのごとく大絶賛となるでしょうか?わくわく~♪
      れいこさんのファンですかぁ、案外(?)無難なんですね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  6. 空乃 より:

    はじめまして。トッツイーの感想読んで、すごくすっきりしました。
    トッツイーはこないだ観劇しましたが、感想が絶賛ばかりで、モヤモヤしてました。
    ストーリーが全く刺さりませんでした。ドロシーの大成功、登場人物の心情がしっくりこないし、特にラストが中途半端すぎました。周りの人は今から笑うぞって感じでリピーターが結構いた気がします。
    「特定のファンの人を敵に回さない」「金と時間をかけた自分を肯定する」ため、無難&褒めるだけレビューが多い中、正直な感想が書かれていて、楽しく拝見してます。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      空乃さん、はじめまして。
      トッツィーのストーリーが全く刺さらなかったんですね。私にとってもそうでした、せっかくの役者さん達がもったいないとも思いましたし。

      空乃さんは分析上手ですねぇ、

      >「特定のファンの人を敵に回さない」「金と時間をかけた自分を肯定する」ため、無難&褒めるだけレビューが多い

      はマジマジでその通りです。
      「特定のファン」には気に入らないレビューを攻撃する人もいますからね。私はトッツィーでは特に攻撃を受けなかったんですが「ザ・ミュージック・マン」ではしつこく噛みついてきた人がいました。最初は主役のファンとして噛みついてきたのに効果がなかったものだから、ニックネームと誰のファンであるかを変えて別人になりすましてまで噛みついてきたんですよ。自分が20年以上推して相当のお金を使った主役を私が「イケメンじゃないし小柄だし、歌はアイドル出身にしては上手いけどもっと上手い舞台俳優はなんぼでもおる」と評価した事をどうしても許せなかったんでしょう。
      ミュージカルに限らず他ジャンルからも攻撃を受ける事がありまして、ここ最近だとジェンヌOGコンサート(観たわけじゃなく販売状況についてキツく書いた)や歌舞伎(こちらは生観劇の率直な感想)でも食って掛かってきた人がいました。

      このテの人達は・・・自分(及び自分と感覚が同じ人達)さえ楽しければ良いんでしょうね。
      トッツィーにせよザ・ミュージック・マンにせよ、ミュージカル初体験の方々を満足させる作品じゃありません。歌舞伎ファンの高齢化は(他ジャンルの観劇ファンも高齢化しているものの)特に著しい。
      あくまで私の価値観ですが、本当のファンってのはミュージカルや歌舞伎のファンが増える事を望むもんじゃないですか?

      今後も正直に、思った事をそのまんま記事にするつもりです。
      この度はお初コメントをありがとうございました。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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