南座に向かった時のあれこれ

歌舞伎・芸舞妓

「三月花形歌舞伎」の感想を記事にする前に、南座に向かった時のあれこれだけを記事にしてみます。

南座の最寄り駅は京阪電鉄の祇園四条駅(南座のほぼ真下)なんですが、私の自宅から京阪は使いにくいので阪急電鉄の河原町駅から向かいます。南座まで徒歩3分くらい。

阪急には神戸線・宝塚線・京都線がありまして、京都線の特急はやる気いっぱいです。

路線図の一番上(紫色)は本数が少ないレア特急ですが2番目(濃いオレンジ)が通常の特急で、
大阪梅田→十三→淡路→茨木市→長岡天神→桂→烏丸→京都河原町
と、マジで主要駅にしか停まりません。宝塚線のなんちゃって急行(記事はこちら)とえらい違いです。そんな特急でも梅田から河原町まで1時間ほどかかります。参考までになんちゃって急行は停車駅が多いにも関わらず梅田から(終点の)宝塚まで30分くらいです。

どうも阪急は京都線でひと稼ぎを目論んでいるらしく、今年の7月から有料席を設けるんですよ。

NHK「おはよう関西」のニュースにもなっていました。
それがアカンってわけじゃないですが、駅をキレイにして欲しいものです。

今回の私は観劇前の寄り道のため大宮駅で降りたくて、桂駅で特急から準急に乗り換えたんですが、

大宮駅のこのボロさといったら!
暗い!天井が低い!ホームの幅が狭い!
四半世紀以上進化していません。埼玉のJR大宮駅とは雲泥の差です、もともとの「大宮」の名前は京都が発祥であり埼玉がパクったんだろうに。

宝塚のポスターが掲示されているフレームもボロッボロでした。

そんなボロな阪急大宮駅の「出口1」の階段を上がりきると

目的地の快活CLUB四条大宮駅前店がすぐに目に入りました。すぐ近くに餃子の王将があったのですが・・・なんと「1号店」って!
関西のあちこちにあるチェーン店ではありますが「1号店」はインパクト強烈。入ってみたい気持ちはありましたが快活に入り、

入口でカップ麺があるので「お湯をもらえる店舗だ!」とホッとして(もらえない店舗についてはこちら)、

持参したカップ麺を食べました。

この店舗にもゴシップ誌はありましたよ。ただしわかりにくいところでした、男性客が多いのかグラビア系の雑誌が優遇されている感じで。

もうちょっと南座に近ければ今後も定期的に尋ねるのになぁ。ここに寄るためだけに大宮駅で降りて河原町駅まで歩くのはちと面倒かと。
だけど今回は歩いたんですよ。四条通りをまっすぐ、約2キロです。

大宮駅と河原町駅の間に烏丸駅があり、そばに大丸があります。

特別展示があるみたい!ラッキー・・・ってのはウソで、

これまたNHK「おはよう関西」のニュースになっていたので狙ったんです。「大宮駅で快活→烏丸駅で大丸の特別展→河原町で南座」と計画を立てて歩きました。

大丸京都店での都をどり展は3月12日火曜日までだそう。無料ですのでご近所の方や南座に行く予定のある方におすすめします。
ただし・・・

超・楽しみにしていた舞妓さんの着物なのに私の目には「さして高級でもなさそう」に映ったんです。丁寧な手縫いではありましたが生地に高級感がなかった。柄はプリントっぽいし、正絹っぽさがない。娘の成人式の準備であっちこっちのリサイクル着物店を巡ったので私の目は若干肥えているはずです。着物もダイヤモンドも、どんなド素人であれ見て美しいと思ったものが高級だと私は信じています(ただし宝石はダイヤモンドだけ、色石は見た目で判断すると危険)。
あと気になったのが「随分と幼い子向けの色遣い」だと感じた事。そう、まるで七五三の女の子向けな感じで。
舞妓もタカラジェンヌも若さが求められているところがとても似ています。というか宝塚は舞妓のシステムをパクっているように思うんですね、どちらも幼い女の子を特殊な世界に閉じ込めて「上からの命令は絶対」な教育をするんですから。ごく限られた上級国民しか楽しめない「花街」をヒントに、下級まで親しみやすくしたのが「宝塚」じゃないかと私は思っています。
こんな事を書きましたが機会があれば今年こそ「都をどり」を観てみたいです。ジェンヌにせよ舞妓にせよ教育方針に疑問を抱きながらもレジャーとして楽しもうとする私はホンマ、下劣な人間です。

10分と滞在せず大丸を出て四条通りをさらに河原町駅方面に歩くと

ダイソーグループだという「Standard Products」なるお店がありました。
中に入ってみましたが何をどう考えても無印良品をパクっているっぽい。無印良品は売上が落ちっぱなしで存続の危機らしいのに。
現時点で京都府にはこの京都四条通店を含めて2店舗しかなく、大阪府にも10店舗しかないようです。大劇場のそばにあれば便利でしょうが難しいでしょうね、宝塚阪急に無印良品が出来たばかりですから。

さらに四条通りを進むと

河原町駅に到着し、

南座が見えてきました。
かつて大感激した建物も、銀座の歌舞伎座を拝んでしまうと見劣り感は否めません。
ただし鴨川との組み合わせが素晴らしい。周囲に川がなく背後にタワマンまである歌舞伎座にはない雄大な光景です。この雄大さをパクったのが武庫川のそばにある宝塚大劇場なのでしょう。

次に観劇の感想記事をアップする予定です。
都をどり展の影響もあってやたら着物に注目しましたがとってもゴージャスでした。衣装にお金をかけまくるのは宝塚も同じです。舞妓や歌舞伎からヒントを得て都合の良いところだけをパクっているのが宝塚だとつくづく思います。

コメント

  1. 昭和っ子 より:

    劇場ってやはり綺麗が1番で新しいところは色々考えて作られてますね

    南座は昔は古く怖い劇場って噂がありました(楽屋にお化けが出る)
    京都で小学生迄いた私は
    本当か嘘のような噂話をみんなの話から聞いて怖いところって思っていました
    そして教育の一貫で三年生くらいになるって3階席に小学校から観劇会があり
    怖い所へは行きたく無いって勝手に思ってたし
    小学生向けのなんかその為の出し物だったのですが
    全く覚えて無く
    帰りにお菓子のお土産だけ嬉しかったがうっすら記憶にあります

    当時私は多分お嬢様だったのか祇園の都踊りも芸妓さんの楽屋に連れて行ってもらったり八坂神社のお稚児さんもしたらしいが思い出はありません
    京都だから6才の6月から習い事をと日本舞踊を習わされやはり祇園あたりに習いにいって祇園会館(今の吉本の祇園花月)て白塗りで発表会に出たのは覚えています

    京都から奈良に移ったのは多分今考えたら 父の仕事がかなり降格になり、その仕事を辞めたため小さな奈良の当時ぽっんと一軒家みたいな場所に定年で退職でないから大した退職金ではないが貰った退職金で我が家を建てたのでしょうね

    まあ子供の頃は南座付近は私の遊び場所だったかもわかりませんね

    私の超お嬢様時代は全く記憶に無く、多分母や姉は奈良が嫌い、京都が好きと言うのはその時代が幸せだったからかもしれません

    私は奈良で自然児に育ち、いまだに都会苦手という風だから奈良愛が強い人間になってしまいました

    私は寒いのはあまり苦にならない人間なのでここのところ時々奈良の旧市内を散歩します

    奈良も京都同じく高層ビルが建てられないから古い家屋を利用して若い人達が色んなお店をしたり路地が多い街です

    但しチェーン店もほとんど無く
    公園のベンチでコンビニで買った飲み物や食べ物をほっこり食べるのですが
    なんせ、奈良は鹿が大敵、お菓子などは狙われてます

    ちっとも可愛くありません

    奈良も今は京都に負けず外国人観光客がいっぱい、ただ芸能面は皆無の街です(雅楽とかはある)

    久々にたー様のお話纏めて読ませていただきました

    車の事故や小さな家庭の揉め事も全て旦那任せの私なので一度も裁判沙汰にならなかったし
    まだこれからはわかりませんが

    近くの弁護士さんの奥様が弁護士は良くも悪くも仕事だから人に恨まれ事もあり、いい仕事では無いですよって話されていました
    私から見たら温和そうなご主人なんですがね

    いつも たー様のコメントなのに自分語りで申し訳ありません

    「アラジン」やはりテレビなのでコマーシャルなんか入りつまらなかったです
    そして映画で見た、エンディングがカットされていて残念でした
    やはりアニメの方が良かったかも

    私は今から再開の花組観に行きます

    10日ぶりかな?

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、ちょっとお久しぶりですね。ご多忙のところ私のブログに遊びに来てくださりありがとうございます。

      南座はリフォーム後の現在も3階席が急勾配すぎますし、以前はもっと危険で怖い劇場だったんでしょうね。
      小学校3年生で南座デビューしたんですか~、今も京都市がそのような取り組みを続けていると良いですね。

      昭和っ子さんは3歳くらいまでが超お嬢様時代で、その後普通のお嬢様時代になり6歳ぐらいでお嬢様時代を卒業したのでしょうか?
      芸妓さんの楽屋に入ったりお稚児さんになったりなんて、お父さんには相当なツテコネがあったんでしょうね。諸事情あって京都を去るにしてもその後奈良に引っ越したという事は都(みやこ)を愛する方だったんでしょう。お母さんやお姉さんは奈良にフィットしなかったようですが昭和っ子さんは奈良ラブになったんですね。子どもから若い頃にかけて住んだ場所を好きになりますよね、私は幼い頃から高校卒業にかけて住んでいた宝塚や尼崎も大切だけど、大学生活をすごした駅弁所在地への思い入れがかなり強いです。

      奈良は鹿目当ての観光客が多いイメージですが地元の方からすると迷惑な存在かもしれませんね。
      ええっと、鹿以外だと大仏しか思い浮かばないかも。確かに奈良には芸能面のイメージがありません。古都なんですから歴史ある劇場があってもおかしくないのに。

      昭和っ子さんのご家庭では事故も揉め事もご主人が担当なんですね。
      うちの夫は交渉するのが下手なんです。相手に強く出る事が出来ません。営業マンゆえ客を言いくるめるのが仕事のはずですがあまり上手くないんでしょうね、それゆえ50過ぎてもヒラなのかと。だけど20年以上家庭を支えてくれているし私のピンチも救ってもらったしで感謝の気持ちでいっぱいです。

      どんな職業の方でもいろいろですよね。
      医師や歯科医師もハズレはたくさんいますが保険を使って安価にあちこち試す事が出来ますし評判を調べるのも容易です。一方で弁護士は試すにもお金がかかるし評判を調べるのも大変だしとアタリを探すのが大変。医師にせよ弁護士にせよ頼りたくなるのは窮地に陥っているからなのに。でもって弁護士からしても、カネにならない人は相手にしたくないんでしょう。

      アラジン、録画したんですがまだ観ていないんです。
      コマーシャルはスキップ出来ますがエンディングがカットされているのは残念だなぁ、だけど観てみますね。

      今日は花組のおかわり観劇なんですね、是非感想をお聞かせください。私は来週におかわりする予定です。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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