す、すごいですよ、NHK！
なんと、吉例顔見世興行をEテレ（教育テレビ）で放送してくれるんです！
これホンマにすごいんですよ、なんせ今年のですから！
吉例顔見世興行は三部仕立てでして、放送されるのは第二部の「封印切」「松浦の太鼓」です。
くー！
私はこれ、三等席ではありますが南座で生観劇したんです。三部それぞれにお金がかかるのでそれなりに悩んで二部にしましたから、NHKが放送してくれる事を知っていたら一部か三部を選んだかも・・・
NHKはどうして二部を選んだんでしょうね？
けっこう思い切った選択です。「封印切」の主役を演じるふたりは還暦を超えており、若い役を演じるには苦しすぎるんですよ。メタボだったりシワシワだったりするあのふたりがテレビでドアップで放送されるんや～！と想像するだけでガクブルっちゃう（けど予約したｗ）。
しかしながら「松浦の太鼓」は作品の年齢設定とキャストの実年齢がピッタリですしね、作品としても年末向けな忠臣蔵外伝です。
ホンマ、興味なくてもとりあえず録画をおすすめします。
なんせ無料ですからね、これってすごいですよ。
生観劇するには南座までの交通費がかかるし、三等席でも5,000円払って、さらにイヤホンガイドで800円。歌舞伎に興味があるかわからない状態ではずいぶんな出費です。
それがNHKならオール無料！ふふ、しつこいですかね？でもホンマお得です、NHKは歌舞伎の放送にあたり副音声で懇親丁寧な解説をしてくれるのでイヤホンガイドまで無料って事だしね。
歌舞伎に興味がない方でも片岡仁左衛門さんや片岡愛之助さん、中村獅童さんの名前は耳にした事があったり顔が浮かんだりする方も多いでしょう。愛之助さんは歌舞伎では悪役が多い印象ですが、テレビでのお姿とは違う魅力にあふれています。
ちなみに「封印切」の原作は宝塚での「心中・恋の大和路」と同じです。八右衛門のキャラが全く異なるので同じ原作とは信じられないのですが、これもまた楽しいかと。
ホンマ、とりあえず予約をおすすめします！再生する時は副音声にする事をお忘れなく～
生観劇した時の感想はこちらです。
コメント
生の観劇良いですね。
映像だけだと少し悲しい。それでも直近の演目を拝見できることありがたいです。
松竹の配給で映画館のオペラの椿姫をみてきたのですが。ベタな内容なのに感動してしまいました。本当に生で観劇出来たら幸せです。
歌舞伎の放送のお知らせありがとうございます。
おかちゃんさん、はい、そりゃあ生の観劇の方が良いですよね。
ただ映像は「きっかけ」になるかと。無料だから敷居が低いですよね。私はNHKで放送された松浦の太鼓を観て南座でも観たくなりました。ストーリーがわかりやすいし、NHKで放送された時のキャストより南座の方が良いと思っただけに余計に生で観たくなったんです。
NHKを副音声で観て予習して、さらに南座でイヤホンガイドを使いながら生観劇・・・実に効率良く歌舞伎に親しめるような気がしますｗ
松竹の配給の椿姫、調べてみました。16日から22日までやっていた洋物のガチのオペラなんですね。「洋物オペラは実力主義なのでビジュアルは軽視」と聞いたことがありますがしっかり美形な主人公かと。
内容がベタでも感動したのなら、さぞ歌声が素晴らしかったんでしょう。はい、予習して良いと感じたら生でも観たくなりますよね。
NHKは歌舞伎に宝塚にと文化系を重んじているようですから、オペラも放送して欲しいです。
若い頃は受信料を強制的に払わされているような気がしていましたが、娘が産まれてからは「おかあさんといっしょ」にさんざんお世話になったし、今は文化系の放送を楽しませてもらっています。
いつもありがとうございます。
今後もどうぞよろしくお願いいたします。