ぴよりんカフェはパンが✕、あつた蓬莱軒本店は高いが◎、ヨコイのパスタはマズうま[名古屋グルメ]

旅行・グルメ

花組トップ夫妻の大劇場卒業を心の中で祝いつつ・・・名古屋キャッツ遠征の際に満喫したグルメを記事にします。行き当たりばったりではありましたが
・ミーハーな「ぴよりんカフェ」
・老舗の高級店「あつた蓬莱軒(本店)」
・ローカルB級グルメ「スパゲッティ・ハウス ヨコイ(錦店)」
と、バランス良く体験出来ました。
成り行き任せぶりも記事にしていますので店ごとの見出しはつけません、どうか通しで読んでやってください。

まずはぴよりんカフェ。ここは私が行きの交通にぷらっとこだま(記事はこちら)を選んだので通りかかったんですよね。名古屋駅の新幹線改札を出てキョロキョロしていると、

なんじゃこりゃ~
なほどに混雑しているお店が目立っていますから。やがてそれがぴよりんカフェ、正式名称「カフェジャンシアーヌ」だと気付きました。

15組ほどの待ちゆえなんとなく受付してみる事に。
20分ほどで入れました。すごい人だかりではありましたが実際に待っている人はそう多くはなかったようです。

ぴよりんとカフェオレのセットで1,130円?ぼったくりやな~!
って思ったんですが、隣のモーニングに注目。11時までか~、って、

まだギリ間に合う?
スタッフさんに聞いてみたら大丈夫だったので迷わず選びました。
オーダー後は1分もしないうちに到着して嬉しかったんですよね、ただしそのカラクリを痛感する事になります。1,300円もするのにサラダのレタスが異常に少ないし、何より何より、

トーストがドまずい!!!

くー、画像じゃ伝わらないですよねぇ。
ぴよりんマークをキレイに焼き付ける事にはこだわっているんだろうに味には全くこだわりがないんです。
しかもしかも、焼き立てを出す事にもこだわりがないんですよね。
もともとマズい食パンがトースト後に冷めきってシケっていたんですから悲惨も悲惨。
このパンを選んだエライさんにはどマズい自覚があるのか、添えられていたのはマーガリンではなくバターでした。

どマズいトーストに比べたらぴよりんはいたって普通で、

本体(土台?)がプリンゆえ崩れやすいってだけの話。
単体でも420円もするシロモノとはぼったくりも甚だしいですよ。さぞ儲かっているんでしょうからせめて、ささくれだったトレーくらい交換して欲しいものです。ささくれが指に刺さりそうになりました。

店内はお金をかけておらず古さが目立っているのにこんなタイルでごまかすなんてあざといなぁ。

ただ・・・
大人気店であるにも関わらずモーニングに滑り込めた事だけはとても嬉しかったんです。
今日の私はツイている、そんな気がしました。
でね、思ったんですよ。
「あつた蓬莱軒も今日行けばさして待たずに入れるかも」
って。
正直、名古屋入りそうそうドまずいトーストを食べたので
「美味しい名古屋グルメを楽しみたい」
な気持ちが強まったというのもあります。

あくまでキャッツ観劇がメインの遠征ではありましたが「おかわり観劇はしない」と決めたので(記事はこちら)、名古屋四季劇場を出た私の脳内は、

あつた蓬莱軒には今日行くべし!
今日の私はツイているはず!!
明日は雨の予報だし!!!
美味しいものが食べたーい!!!!

に。
しかもね、何故かモーレツに「本店にしよう!」と思ったんです。あつた蓬莱軒は3店舗あり、名古屋四季劇場からの近さを優先するなら松坂屋店にすべきだし、早く入る事を重視するなら本店そばの神宮店が良さそうだとはわかっていました。
だけどだけど、どーしても、
「本店」
に行きたくなったんですよ。

ノリとか勢いとかって大切ですね。
本店に行って良かったです。

どぉです?この、デデンとしたたたずまい。
いったん中に入って受付をします。名前を伝えるとスタッフさんが時間を伝えてくれるのでそれまでは店の外で待機です。
私が伝えられたのは・・・到着の30分後!
ラッキー!早い!!やっぱ今日の私はツイている!!!
あのトーストにも感謝しましたよ、私の行動力にはずみを付けてくれたから。

待つのもまた楽しかったんですよねぇ。
なんせ、

あつた蓬莱軒本店前宮の渡し 歩道橋
なんてスペッシャルな歩道橋を眺めながらでしたので。ネーミングライツパートナーになるなんてよっぽど稼いでいるんだろうし、老舗として高い評価を得てもいるんでしょう。
最寄り駅は名古屋市営地下鉄の熱田神宮伝馬町駅で、このスペッシャル歩道橋を渡って本店に向かいます。歩道橋を渡る前からお店からモウモウと煙が出ている様子が見えました。

あっという間に30分が過ぎて、

再び店内へ。

待合室でしばし待機する間もワクワク。どんな素敵な席なんやろう~、って。
しかし案外、

普通でしたw
私の後に隣のテーブルに案内された熟年のふたり組とスタッフさんが
「ここ?2階じゃないの?」
「すみません」
「ねぇ、2階じゃないの?」
「すみません」
とやり取りしていたので2階の方が素敵な席なんでしょうね。にしても「2階にしてもらえませんか?」じゃなく「2階じゃないの?」を繰り返すなんて京都の人かな?ってこれ京都人への偏見ですよねすんません。

ひつまぶしが届くまで10分くらい待ったかなぁ。高級店なのに若いカップルがけっこう多くて眺めて楽しく、京都風なおふたりの会話が耳に届くのもまた楽しくてあっという間でしたよ。
そうそう、

基本的に予習が嫌いな私ですがメニューに「ひつまぶしのお召し上がり方」のページがあったので読んでおきましたから余計に時間が過ぎるのが早かったのかも。

そしてやってきたひつまぶしは、、、をを!

こりゃあ良い眺め!
スタッフさんが「食べ方をご存知でしょうか?ご説明しましょうか?」だったかな、そんな事を言ってたのでありがたく説明を伺いました。若いカップルも京都風のおふたりも「知ってます」と拒否ってましたよ、京都風のおふたりが再来なのは間違いないけれどあんなに若いカップルも再来なんですかねぇ、贅沢な!

こぶりなようで案外深さのあるお椀でした。

まずはお吸い物から。食のマナーというよりオプションで肝吸いにしてもらったのでどんな味か気になって。ええっと、「キモ」って感じの味わいでした。生臭さは一切なかったけれどまぁその、特別に美味しくもなかったかな。

250円のプラスで良い経験にはなりました。
さていよいよひつまぶしへ。

マニュアルやスタッフさんの説明どおりしゃもじで十字に四等分して、四分の一をお茶碗に移して、まずはそのまま。
うわっ!うまーい!
実はうなぎそのものは薄くて細身なんですよね、さして脂が乗っているようじゃないんです。なのにものすごく香ばしくて(しかし決して焦げ臭くない)、甘すぎず辛すぎずなタレも素晴らしいんですよ。焼きと味付けが伝統なんでしょうねぇ。この店なら穴子やイワシ、牛肉や豚肉でも焼き加減とタレで美味しいひつまぶしを作れそうな気がします。

なんかもうひつまぶしのお椀に直接箸を突っ込んでむさぼり食いたい気分でしたが、マニュアルに従って次の四分の一は

薬味と一緒にいただきました。
基本的に食事中は老眼鏡を使わないのですが今回は装着したんです。じゃっかん薄暗かったし、次にいつ拝めるかわからないので。

3杯目はおだしでお茶漬けにしました。かなり美味しいおだしでした。
そしてラストの4杯目は、マニュアルでは「ご自由に」だったのでいよいよお椀にお箸を突っ込んでみるつもりが・・・スタッフさんから「多いのでしたら持ち帰りますか?」と声掛けいただいたんです。

なのでありがたーく持ち帰り用セットをいただきました。透明のパックに包み紙、お箸、輪ゴム、ビニール袋のセットで無料でした。これまた良い経験になりました~、余裕で店内で完食出来たんですがお持ち帰りセットがどんなものか拝んでおきたかったし、ホテルでも食べたいと思いまして。

高いしソロ活だしで、普段の私ならためらうところを勢いで向かったあつた蓬莱軒本店ですが大満足でした。
心残りといえば、

お会計前に日本酒「草薙」が目に入り、飲んでおけば良かったかなぁと。1合1,200円とお手頃ではないけれど次は飲みたいです。新しい目標が出来ました、今後名古屋に来たら神宮店や松坂屋店にも行ってみたいしその時は草薙もいただきたいと。

実は・・・当日の勢いうんぬんの前にとびきりの情報をいただいていたんですよね。
あつた蓬莱軒がジェンヌOGの草薙稀月さん(101期)のご実家だと読者さんから教えてもらっていたんです。さらにあつた蓬莱軒に行った事のある読者さん達からもコメントをいただきました。こういった前提に当日の勢いが加わっての訪問でした。
本当にありがとうございました。
名古屋グルメと草薙さんについてはこちらの記事にまとめています。

お店そばに熱田神宮があるんですからお参りすべきでしたが食後はとっぷり日が暮れていたためホテルに戻る事に。

名古屋~熱田神宮伝馬町は片道270円です。その他の観光もするなら一日乗車券がお得ですね。

で、

翌日はオトクな一日乗車券を購入したのですが、額面は620円でも実際は1,000円かかりました・・・というのも、一万円札で購入したら札のお釣りが何故か1,000円9枚で、しかも上下裏表バラッバラだったので揃えているうちに小銭のお釣りを受け取り忘れていたんです(涙)。名古屋城に向かう市バス(まだメーグルは始発前だった)に乗ってから気付きあとの祭り。ま、これも経験です。

で、名古屋城からメーグルで徳川美術館に行き、徳川美術館からメーグルで中部電力MIRAI TOWERへ。

なんかさっぽろテレビ塔とソックリかも?
実のところミライタワーを拝みたかったわけじゃないんですよね、雨でしたし名古屋駅まで戻りたかった。だけど運転手さんがひっきりなしに「名古屋駅に向かう方は次で降りて地下鉄に乗ってください」「このバスだと名古屋駅まで50分ほどかかりますが地下鉄栄駅からなら5分ほどで名古屋駅に到着します」と降車を勧めてきたのですよ。そりゃあもう何度も何度も。ここまで説明されて名古屋駅まで乗るメンタルではなかったので、ちょうど空腹だった事もありランチする事に。読者さんから教わったお店の中から栄に店舗がある「ヨコイ」を選びました。

Googleマップを頼りに5分ほどで到着。雨でしたから速やかな到着が本当にありがたかったです。ビル内ではあれ地下でも2階以上でもないのが見つけやすさにつながりました。

ホールスタッフさんは極めてキビキビしていてすぐに席に案内してくれて、

私が着席するなり水とサラダとフォークを持ってきてくれました。
せっかくなのでサラダをいただきながらパネルを眺めてオーダー。王道の「ミラネーズ」にエビフライが乗った「海老ネーズ(1,250円)」にしました。
懸命な選択でしたよ、エビフライの方が美味しかったですから。

ミラネーズはパスタもあんも薄切り赤ウインナーもデデーンと大量なんですが、
パスタ→ゆでおき
あん→スパイシーで食べた事のない味わい
赤ウインナー→ごく普通
と正直「どB級グルメ」なんですよね。顔に「ブスかわ」というジャンルがあるように食べ物にも「マズうま」があるでしょう?まさにそんな感じで。
なのにエビフライは超サックサクで美味しかったんですよ。衣の甘みがウマウマでこれ、ラードで揚げているかも?

https://yokoi-anspa.jp/ よりお借りました

この価格設定からしても海老ネーズは相当にお得かと。
衣の多いエビフライがお好きで初めてヨコイに行く方には海老ネーズイチオシです!

ちなみに私が行った時のスタッフさんは
厨房→おっさん、おじいさん的なおっさん数名
ホール→若くてかわいい女の子数名
で、おっさんの好みでホールが採用されているっぽい。そうゆうのもまた楽しかったです。

以上、
ホンマに行き当たりばったりではありましたが充実した名古屋グルメでした。

2024年4月4日
観光についての記事をアップしました。

コメント

  1. GIN より:

    こんばんは。

    名古屋グルメのレポ、ありがとうございます。
    ぴよりんカフェは、ホントに「映え」だけのトコだと思います(笑) 若しくは「話のタネ」。 名古屋に行く機会があってもリピはしないです(^_^;)

    ひつまぶし、1度だけ食べた事がありますが本場の有名店はより美味しそうですね。
    こちらは1度行ってみたいと思います。

    あんかけスパも食べた事があるのですが、辛いものが苦手な私はもう食べる事はないです。なんせ、バーモンドカレーの甘口が辛く感じるヒトなので…(笑)

    遠征先ではご当地グルメも楽しみになりますね。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      GINさん、おはようございます。
      はい、ぴよりんカフェは「映え」だけです。最も心の移ろいやすい若い子たちをターゲットにしています。いずれ廃れるでしょう。

      GINさんはひつまぶしを一度だけ食べた事があるんですね。まぁその、つまりはうな重なんですよね。あつた蓬莱軒のひつまぶしにしたって結局はうな重です。だけどとても良い思い出になりました。ひつまぶしそのものだけじゃなく本店に行く動機や現地の佇まい、スタッフさんの雰囲気などすべてひっくるめて。

      ヨコイじゃなくても名古屋のあんかけスパは総じてスパイシーなのでしょうか。独特の味わいはまさに「マズうま」。農学部生だった頃に食品科学の教授が「美味しすぎるものは長く売れ続けない」と言ってた事を思い出しました。
      GINさんはバーモントカレーの甘口も辛いんですね。私はカレーを作る時はハウスのルーとエスビーのルーを混ぜるようにしています。

      はい、遠征ってご当地グルメも楽しいですね。名古屋は近いですしまた行きたいです。
      名古屋グルメ編に続き観光編の記事も数日以内にアップする予定ですので読んでいただけると幸いです。今日は、昨日観た「バケモノの子」の感想記事をアップします。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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