「若き日の親鸞」感想 主演は北翔海莉の夫

ジェンヌさん

南座で「若き日の親鸞」を観てきました。
なんか見覚えのあるタイトルです。そう、月組の大劇場公演「応天の門」のサブタイトルが「若き日の菅原道真の事」なんですよ。
原作は五木寛之の「親鸞」と灰原薬の「応天の門」だから、どちらにも「若き日の」は入っていない。「若き日の」なんてそうそう被るかなぁ?

まぁそれは置いといて、
応天の門では美貌1万ボルトな月城かなとさんがサクッと登場してバッチリ「若き日の菅原道真」らしいオープニングでしたが、「若き日の親鸞」は子役からのスタート。そう、「幼き日の親鸞」なオープニングだったんです。
この子役の男の子がいかにも賢そうでした、セリフが多いのにスラスラで滑舌も良好で。でも・・・あまりに長くない?ってなほどえんえんと「幼き日」モードが続いたんです。

私は嫌な予感が的中しそうで恐ろしくなりました。
というのもね、

主演である藤山扇治郎さんに私はとある疑惑を抱いていたんです。
元・星組トップスターな北翔海莉さんのご主人との事で興味津々になり、これまで何度か松竹新喜劇でお姿を拝みました。すごく好感度の高い方です、優しそうで、家族をすごく大切にしていそう。
だけど、私は気付いてしまったんですよ。
扇治郎さんって出番やセリフがすごく少ないんです。
一休さん(感想記事
お祭り提灯(感想記事
愛の設計図(感想記事
えくぼ(感想記事
と4つの作品で拝み、いつもプリンシパル(タイトルロールの時も)での登場ですが、いつも出番やセリフが少ない。
この事に気付いてからの私は、扇治郎さんに「セリフを覚えるのが苦手な人かも」なイメージを持ってしまい、

ひょっとしたら「若き日の親鸞」でも、タイトルロールでありながら出番やセリフが少ないのでは。

と予想しちゃったんですね。
なので実のところ「観劇を見合わせる方が良いかも」とすら思いました。だけど大きなきっかけがあり(後述します)、観る決意をしました。

そんな気持ちで開演を迎えたので、えんえんと子役くんによる幼き日モードが続いているうちに「やっぱり?」な気持ちになってしまったんです。

がしかし、幼き日モードが終わってから登場した扇治郎さんは大活躍でした。
これまでにないほどセリフが多く、お経を読むシーンではなかなかにお坊さんっぽい渋く重い声を出したりでホンマ、熱演でした。
今回初めて良席で観劇したんですが扇治郎さんは飛沫がすごいんですね。叫ぶようなシーンではブシュー、訴えかけるようなシーンではダラダラ、とにかく飛沫が凄かった。私は扇治郎さんのお顔よりライトに当たってキラキラする唾液の行方を追っていたかもしれません。

でね、熱演ではありましたが改めて、どんなに熱演しても扇治郎さんには華がないと思いました。
ホンマ、奥さんの北翔さんとは真逆なタイプなんですよね。私は北翔さんのジェンヌ時代は映像でしか観ていませんが「わたしわたし!」と前に出るタイプで、モブ時代からパッと目立つ存在だったように思います。そしてエリザベートのガラコン(感想記事)やOGコンサート(感想記事)では生で拝み、歌唱力が飛び抜けているので目立つし、何気に手を振る仕草ひとつとっても華やかだしと北翔さんの存在感をフルで感じたんです。

こういった「華」が・・・扇治郎さんにありません。今後得るような雰囲気も私は感じません。
松竹が必死のパッチでお膳立てしているのはわかります。
扇治郎さんは喜劇役者として名を馳せた藤山寛美さん(故人)の直系の孫であり、寛美さんの後を継いで喜劇役者になった藤山直美さん(今もバリバリ現役)の甥でもありますから。
でも・・・無理があるように私は、思うんですね。
私は寛美さんの演技は知りませんが、娘の直美さんを生で拝み舞台人として超人的で、ただならぬ存在である事はわかっているつもりです。寛美さんの舞台人としてのDNAはまず間違いなく直美さんに引き継がれたと思っています。
だけど寛美さんの舞台人としてのDNAは扇治郎さんには引き継がれなかった。
だから寛美さんのように型破りな金遣いの荒さで借金を重ねたり女遊びをしたりで周囲に迷惑をかける事もなく、直美さんのように独身を貫く事もなく、妻や子どもを大切にする人になったんだと私は想像しています。
NHKの連ドラ「まんぷく」での扇治郎さんは、ヒロインの安藤サクラさんの気を引こうと食べ物をプレゼントしていましたね。こういったバイプレーヤーでの姿が本来の扇治郎さんの良さを引き出すと私は思います。プリンシパル、ましてタイトルロールには不向きだと。

松竹もそのあたりをわかっているのかライバルにイケメンふたりを用意していました。
そしてヒロインにはジェンヌOGかつ第19代目うたのおねえさんであるはいだしょうこさんを持ってきたんですね。しょうこおねえさんは2003年から2008年までうたのおねえさんでしたから、2003年生まれの娘を持つ私にとってはガッツリ想い出たっぷりな存在です。ジェンヌOGである事はおねえさん時代から知っていましたが、自分が宝塚ファンになると改めてしょうこおねえさんの凄さを感じました。在団期間は短いもののエトワールの経験があるしょうこおねえさんはホンマに歌が上手で、特に高音に強かった。相方のうたのおにいさんも本当に素敵で爽やかな好青年で歌が上手くてね(ちなみに四季OBです)、若くして亡くなった事を知った時は何日も塞ぎ込んでしまいました。

いろんな期待をして拝んだしょうこおねえさんですが・・・出番が少なかったですね。1幕の残り15分ほどでやっと登場し、かと思えばすぐに去ってしまった。2幕ではそこそこ出ていたけれど他の女優さん達の出番の方が多かったです。
中でも、飛び抜けた美人がいたので調べてみたら、

茉玲さや那さんという方で何とジェンヌOGさんでした(98期)。
アンサンブルの中でも下っ端な存在でしたが、44歳のしょうこおねえさんよりアラサーの茉玲さんの方が本来ならヒロインに向いていたと私は思います。
あと曾我廼家(そがのや)いろはさんもアラサーでなかなか可愛らしい方で、彼女がヒロインでも良かったんですよね。松竹新喜劇ではプリンシパルないろはさんですが親鸞では上位のアンサンブルで、複数の役をこなしていました。最もメインだったのは「あたいは12からからだを売ってきたのさ」ってあら、ジョロウやん!とはいえ職業に合わぬ非常に美しい着物を着ていたしメイクもバッチリで、先日観た「太平洋序曲(感想記事)」に出ていたすさんだジョロウ達とは大違いでした。

最後になりますがストーリーは親鸞を高貴な存在として描かず人間臭さを重視していました。
決して悪くないんです。
だけどやはり、あんまりにも、主役に華がなさすぎる。
ポスターに切手入りしているイケメン悪役坊主を親鸞にする方が多くの(忖度のない)客の心を掴むでしょう。
だけど「じゃあ扇治郎さんに悪役坊主は合うか?」と言われるとノーだったりします。ハッキリ言って扇治郎さんは芸の幅が狭い。「善い人」専門のように私は、思います。

松竹にもいろんな都合があるんでしょうね。
歌舞伎では高齢の役者に若い美男子や美女を演じさせて観客にとっては(少なくとも私にとっては)罰ゲーム状態になるのが常態化しているし、喜劇やストレートプレイでは地味な演目のタイトルロールを地味な役者に演らせたりする。
宝塚でもキャスティングに疑問を感じる事は少なくないですが松竹の方がよっぽどによっぽどかと。チケット代も闇っているし。
それでもそのあたりも含めて、今後も歌舞伎、たまに喜劇を楽しむつもりです。

今年の夏にもまた坂東玉三郎さんの公演があるんですね。相方は手堅く片岡愛之助さんで、去年の夏はこの2人の四谷怪談を観ました(感想記事)。
ピーンと来ましたよ、牡丹燈籠の詳細は知らないけれどきっと愛之助さんは悪役だ、と。さして歌舞伎の観劇数をこなしたわけではないものの、愛之助さんはガチ歌舞伎ではいっつも悪役だと思わずにいられません。
血筋ゆえに身に合わぬ(と私は思う)タイトルロールを演じる役者もいれば、大物の器でありながら一般家庭出身ゆえにいつまでもタイトルロールになれない役者もいるんだと思いながらタマ様&ラブリンポスターを眺めていました。

さて、
オマケで「若き日の親鸞」を観る決意をしたきっかけをお伝えします。

3月にノートルダムの鐘のおかわり観劇をする前に私、娘が通う大学に行ったんです。ちょいとヤボ用がありまして。
で、否応なしに阪急電車で京都に向かう事になったんですね。
王道としては阪急烏丸駅で降りて地下鉄に乗ればすぐにJR京都駅に到着し、ほぼ構内に京都劇場があります。
だけど地下鉄代の節約と健康促進を兼ねて、

烏丸駅から徒歩でJR京都駅に向かってみたんです。
烏丸駅は地下にあり、地上に上がるとすぐ、四条烏丸(しじょうからすま)交差点があります。ここから京都タワーが見えたので迷わずJR京都駅に向かえました。

でね、てくてくっと歩いていたら、

見るからにご立派なお寺があったんですよ。なにこれすげー、でけーっ!な存在感でね、この画像じゃ本来の凄さが伝わりきらず残念。
「東本願寺」というお寺だそうで、公式サイトにはあら!

浄土真宗・真宗大谷派の本山で、宗祖親鸞聖人の御真影を安置している京都の由緒ある寺院です。

https://www.higashihonganji.or.jp/

なんて書いてあるじゃないですか!!!
もうめっちゃビックリしました。私は東本願寺を知らなかったし、当然、東本願寺と親鸞に深い関係があるなんて知らなかったわけで。

中に入ってみるとなかなかに広くて立派でした。
でね、これも何かの縁かなと思いました。もちろん「親鸞」つながりでもあるんです。
そしてもうひとつ、日頃無宗教な私ですが東本願寺で今井ゆうぞうおにいさんのご冥福を祈りまして、この時に「しょうこおねえさんを生で拝もう」と決めました。
思いのほか出番が少なかったし、記憶のおねえさんよりだいぶ年齢を感じたけれど、それでもおねえさんを生で拝んで良かったと心から思っています。

コメント

  1. 調和の霊感3の6 より:

    関西の、たーさま

    南座に来られてたんですね。
    いろんなジャンルを観劇されているので毎回ふむふむと読ませて頂いています。

    私は薄ぼんやりと寛美さん覚えてるんですがおっしゃるように直美さんはそのDNAを受け継いではるんでしょうね。
    扇治郎さんの演技は見たことないから何も言えませんが、たーさまのご想像どおり、ご本人のインスタグラム見てると(北翔さん繋がりなのか時々流れてくる)ほんま家族大事、嫁と息子大好き、幸せいっぱいの良き夫、父なんだなと思います。役者として尖った所がなそうなので(失礼)味の出せるバイプレーヤーの方がしっくりきます。

    さて、四条烏丸から京都駅、結構な距離あるかはりましたね。
    通り名のわらべ歌(丸竹えびすに〜)で歌っていったら、

    四綾仏高松万五条、雪駄ちゃらちゃら魚の棚、六条三哲 通りすぎ七条〜

    東本願寺が面している七条通りを渡りヨドバシカメラを通り越してやっと京都駅。通りは大小だけど10本以上あり、四条烏丸から地下鉄だと2つ目だけどバスに乗ったら7停留所くらいありますよ。

    以前は私も歩けたけど、足悪くしてから京都タワー見えても挫折です。

    東本願寺の写真、バスがたくさん停まっていて観光客戻ってきてますね。
    去年9月に京都観光に来た友だちを案内した時はがらんがらん、すきすきの東本願寺は初めてでした。(しかも低気圧接近中で風も吹き抜けていたし)

    因みに京都人は「おひがしさん」って言う人が多いかな。(出た、京都人のなんでも「さん」付け!)
    東というからには、西本願寺もありまして…なんで東西に分かれてしまったかは織田信長や家康時代に遡ります(と一応、観光案内用付け焼き刃知識の薄っぺらい地元民)

    最近ますますインバウンドで激混みの京都であります。いいのか悪いのか…

    またどうでもいいような事書いてしまいました、すみません。
    それでもよろしくお願いします。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      調和の霊感3の6さん、私は南座がすごく好きです。外観からしてワクワク、中に入ってキャー!素敵っ!!な感じ?3階の急な傾斜に耐えられるよう体力維持に努めなきゃとマジで思っています。今回はリーズナブルに1階の良席で観劇出来てラッキーでした。正規ルートですが記事では紹介出来ず残念です。

      私はアラフィフにして観劇デビューしましたので勢いだけはあり、見境がないんですよね。自称宝塚ブロガーですが宝塚に専念するつもりはなく他ジャンルの観劇も楽しみたいです。
      調和の霊感3の6さんは寛美さんを薄ぼんやりと覚えているんですね。私は映像ではちょろっと見ましたが、やはり生でのお姿が一番だったかと。直美さんが観客の呼吸を把握しているかのように絶妙なタイミングでトークする方なので、このあたりは寛美さんのDNAに違いないと思うんです。
      扇治郎さんはおそらくアドリブのトークは無理でしょう。どこまでも果てしなく「善い人」な雰囲気でリアルでも善い人っぽいように感じますから、扇治郎さんがインスタで家族LOVEアピールしているのはすごく納得です。

      天候に恵まれた事もあり、烏丸駅から京都駅は楽しい散歩となりました。いろんなホテルやチェーン店を確認出来ました。河原町駅や京都駅周辺にはチェーン店がないだけに今後の京都探索に役立ちそうです。
      わらべうたは有名なんですね「丸竹えびすに」で検索するとすぐにヒットしました。
      ヨドバシカメラには入ってみまして、本当はここのバーガーキングで食事したかったんですよね。観劇を控えていたので眠くなっては困ると見合わせました。で、近くのマックでコーヒーをいただきました。

      そうですね、それなりの距離があるので脚力に不安があると難しいと思います。
      先のコメントにも書いた通り私は怪我でリハビリに通っていました。怪我したのは脚でして、リハビリを受けつつ足底板と呼ばれる装具も使っていました。今も怪我する前ほどには健康ではなく、おしゃれな靴は履けません。だけど足に優しい靴を履けば烏丸駅から京都駅まで歩けるようになったんですから充分に回復しました。それでも怪我の加害者の事を今でも恨んでいます。
      手術を受けたばかりの調和の霊感3の6さんはこれから、ご自身の着地点を探っていくと思います。よければその過程をお聞かせください。

      東本願寺ですが観光バスがたくさん停まっており外国人が多かったです。交通アクセスが良くて「いかにもジャパーン!」で、しかも入場料がかからないんですからそりゃあ、観光名所になりますよね。
      京都の方は敬語が好きですね、「蚊が飛んではる」とか言うしね。「さん」づけは私の周りでもクリニックには付ける人が多いです。

      西本願寺もあるんですね・・・ってあらっ!こちらもまた「親鸞聖人を宗祖とする本願寺派」なんですね!!!
      因縁ありそうですね、東西の統合はなさそうだし、このままずっと「おひがしさん」に「おにしさん」なのでしょう。

      そうですね、今後どんどん京都は混雑してきそうです。ころなの間に空いている京都を格安で泊まりつつ旅行出来て良かったです。
      国力が弱まっているだけに外資はどうしても欲しいでしょう、特に京都は財政難ですしね。

      宝塚ブログではありますが宝塚以外の話題も大好きです。
      こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
      いつもありがとうございます。

  2. やすみ より:

    たーさま
    みっちゃん旦那さま舞台の感想レポありがとうございます!
    みっちゃん旦那さまはInstagramをしていて、可愛いお子様やみっちゃんのお姿を拝見することができます。
    家庭的なふつーの方ですね。
    みっちゃんは幸せだと思います。
    役者としてどうかというお話ではたーさまのご指摘通りかと。

    話題は変わります。
    星組くらっちの退団が決まりましたね。
    前楽にセディナ貸切がなかったので、てっきり瀬央さんも退団でさよならショーかと思ってました。しかし、専科へ。
    さよならショー匂わせでしたね。
    というかどんでん返しがあったのでしょうね。1789は好きな作品ですので、上演が楽しみです。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      やすみさん、別の読者さんからも扇治郎さんのインスタぶりを教えてもらったところです。
      そう・・・夫及び父親としては素晴らしい方だと思います。北翔さんは幸せかと。だけど「良き夫・良き父親」である事と「舞台人としての大物感」は両立しにくいように私は思っています。
      扇治郎さんはゆくゆくは松竹新喜劇の座長になりそうな勢いです。すでに今の時点で松竹新喜劇がほぼオワコンなだけに、平凡な扇治郎さんが座長になれば勢いを取り戻す事は困難かと。

      さて、
      はい、有沙さんは退団するんですね。わかっていたけれど寂しい。どうかそれなりの事務所に所属してもらいたいです、そうすれば舞台で拝めるチャンスがあるでしょうから。
      瀬央さんは専科になりました。コバちゃんの采配でしょう、彼は決断力が少なめっぽいですから。今後も若手の専科入りは増えそうだと私は思っています。

      1789楽しみですね。第1抽選は外れたので第2に賭けます!はい、本当に楽しみです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  3. 昭和っ子 より:

    東本願寺 本当にメーンストリートにあって目立ちますね

    確か西本願寺はすぐ近くにあるはずです

    私は息子が大学院を出てからすぐ京都に就職したので割と野暮用で京都に行きます

    まだ息子が独身の頃は車でマンションに行ってだのですが、なんしろ駐車場代が高い
    ので本当に用事を済ませたら直ぐ帰ってました
    私もどなたが言ってられる股関節の手術をしているので
    今は極力足の訓練のため歩きます

    でも河原町から京都駅はちょっと遠いかな?

    最近は息子の家に車が置けるので娘の運転で車で京都に行って息子の家からバスで繁華街に行きます
    娘は甥っ子に逢えるから行ってと言ったらすぐOKしてくれます

    行く道が東本願寺とか二条城を通るので
    「観光客多いなぁー」って人事の様に思ってます

    お東さんとお西さんの争いは以前かなりニュースになってましたよ、
    大谷派の争いって!
    大谷家って皇族にも繋がっているらしいですね
    京都は比叡山の延暦寺も戦国時代は僧兵とか言って争ってその結果織田信長に焼き討ちにあったなんて話を聞きます
    かなり血気盛んな宗教家達だったのでしょうね

    奈良も寺社仏閣が多いですが
    あまり争いはないみたいですね

    京都より寂れ居るが歴史は古いぞ!と言う自尊心の強いのが奈良人かも

    この間、西大寺(東大寺に対してそんなお寺があるんですよ)で安倍元首相が殺されたので(これは駅前)
    奈良県民は「応仁の乱」以来の暗殺や!なんか1000年以上前と比較してましたよ
    中臣鎌足だったけ?

    京都は娘もよく聖地巡りと称して宝塚の舞台に関する名所に行きます
    この間は北野天神、その前は壬生寺
    宝塚ファンの友人と暇があったら変な観光ですが
    お金を落とさないからあまり喜ばれる観光客ではないみたいです

    今回も宝塚にも演劇にも全く関係のないコメントですみません

    あまり宝塚以外の舞台を観る予定が無いのでドラマシティでする
    2ステップ?のチケットをポッチってしまいました

    矢張り高いなぁとは思いましたが

    宝塚ばかりでもつまらないから
    でも半分は宝塚のOGさんですがね

    そうそう「アナスタシア」の案内も来ましたが
    これこそびっくりするくらい高い
    そして御贔屓さんの出る日少ない

    さらに梅芸が学生の団体を入れてるとかでA席B席が殆ど貸切

    悩むとこですね

    リリーはマルシアさんや堀内さんもするので安い席があったら一般で欲しいのですが
    なんしろ高い!

    遅ればせながら自転車の件も読ませていただきました
    私も警察官は苦手、特に交通関係の人は敵です

    でも我が家のそばに不審なバックが放置されて居た時に来てくださった警察の方は見た目も背が高くハンサムだったので好感を持ちました
    結局私はイケメン好きで対応が優しかったら誰でもいいかな?

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      昭和っ子さん、はい、東本願寺はド目立ちしますね!私は電車の中で「歩いてみよう」と決めて烏丸駅で降りて地上に上がり「あ、京都タワー見えた!あっちや!」な感じで歩いたので観光名所に出会えてラッキーでした。調べてみたら西本願寺もすぐ近くにあったんですね。知っていたら行ってみたのに。

      昭和っ子さんも股関節の手術をしているんですね。歩く事は大切です、ただ、何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ですから無理はしないでくださいね。
      烏丸から京都駅もそれなりに距離があるので、河原町から京都駅だとさらに距離があります。お散歩感覚では難しいでしょう。

      京都はバスが発達していますよね。地下鉄はいらなかったんじゃないかなぁ。財政難の元凶らしいですし。とはいえもう、運営を続けるしかないのでしょうけど。
      バスは景色を楽しめるのが良いですね、私もたまたま通りかかった団子屋さんに興味を持ち後日行ったりしました。
      バスの1日券(700円)は廃止になるらしいです、でもって1100円の、地下鉄・バス1日券になるそうで。やっぱ地下鉄が・・・(以下省略)

      お東さんとお西さんははるか昔、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の時代からの因縁らしいそうで。いやー、関西人でありながらちっとも知りませんでした。
      宗教が必ずしも幸せに繋がるとは限らず、むしろ争い事の原因になる事も珍しくないですね。

      奈良はあまり争いはなかったんですかー、大仏様のお力でしょうか。
      はい、そうですね、奈良の方が歴史が古いんですよね。京都より観光客が少ないのはやっぱ、新幹線が奈良を通っていないからではないでしょうか。運命の分かれ道だったかと。

      はい、あべさんの件は、奈良でしたね。
      歴史は苦手、いや、歴史も苦手な私ですがウィキったところ、応仁の乱(1467年)は舞台が京都のようですので、大化の改新(645年)かもしれません。中臣鎌足が出てくるのは大化の改新でした。
      ただ、どちらも貴族や武将の戦いであり、一般人が関わっていないように思います。あべさんの件は庶民が単独で起こした一揆なのかもしれません。

      あれ?壬生はわかりますが北野天神(北野天満宮)がらみの作品って・・・応天の門ですね!そうだったそうだった、菅原道真を祀っているんでしたね。
      たとえじゃんじゃんお金を落とさないにしても、人が来てくれたら何かしら観光地ってうるおいますよ。
      ちなみに私は北野天満宮で娘の大学合格をお祈りしましたが叶いませんでした。

      2STEPは男性ダンスグループ「GANMI」とジェンヌOGによるステージなんですね。ショーかな?是非感想をお聞かせください。
      アナスタシアはS席14000円、A席9500円、B席5500円と、梅芸公演のわりと一般的な価格のように思います。16000円の特別席もあるんですね。A席B席が団体で埋まっているんですか~、学生なら仕方ないかな・・・
      うわっ、海宝さんが出てる!でももっと驚いたのは堂珍さん!!「ケミストリー」、すごく懐かしいです。歌ウマは間違いないですね。
      昭和っ子さんの御贔屓さんは3人での役替りですね。

      昭和っ子さんは警察官が苦手なんですね。私は交通系の警官は6年ほど前にUターン禁止の道路でUターンしちゃって切符を切られたんですがこの時は普通の対応をする警官でした。
      ずっとゴールド免許だったのにブルーになっちゃった。でも次の更新でまたゴールド免許に戻ります。

      そうですね、若くてイケメンで爽やかな警官だったら嬉しいですよね。でも一番大切なのは親身になってくれるかどうか、かな。
      自転車の対応をした警官はとにかく、仕事したくないオーラがすごかった。無駄に声が太くて威圧感があったしね。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  4. おかちゃん より:

    親鸞様の生誕850年ということで、おひがしさんもおにしさんも、なんなら三重の専修寺もそれぞれのお宝を今なら京都の博物館に集結させて展示の親鸞展がありまして(東京にも巡回します)、私はお芝居を見てから国立博物館の展覧会に伺いました。京阪電車の駅が南座にあるのでどちらも近いんです。

    私は子どもの時からおひがしさんへのお参りはしていましたし、なむあみだむつを唱えることは常の親を見ていましたが、私個人は友人のおうちのキリスト教の教会に通ったりがあったからか、そちらの世界の人との交わりを常とする結婚をして今まで生活をしています。親があの世に旅立ったことをきっかけに仏教に触れる機会が増えたので、知識としても親鸞様に触れようと。親鸞の言わんとすることはイエスキリストとも通じています。
    法然を師としての学びから導かれて人々に説く話が、他力本願。罪人でも救われるという部分は交流なんてなかっただろうにキリスト教でも言われていることです。根源なのでしょうか。
    そんなことはさておき、私はお芝居は穏やかに見ることができたので物語はなるほどなと感じました。
    役者の藤山扇治郎さんは、扇をもって舞を舞うような仕草のときには実は綺麗なんです。奥さまと共演された舞台でお見かけしたとき驚かされました。男性の踊りを見ることが無いから綺麗と思ったのかもしれないですが。
    こちらで主役をなさっておられるのを見ながら芸の幅が今は狭いというたーさんの感想と同じようなことは感じました。
    松竹の歌舞伎が直系の演者で役も決まる世界なので新喜劇にも踏襲なのかもしれませんね。
    けれども外部のミュージカルだとオーディションで役をつかむというシステムをとっているし、子役から成長した役者が次々に大人になって演じています。華があるんですよね。
    親が役者だから子どもも役者というシステムがいつまで人気ということにつなげられるのかは気になります。

    ところで、宝塚観劇のときとは違う客席の雰囲気や、南座の劇場の光景についてなのですが、大阪の松竹座と違って南座の劇場を私も好みます。元々が京都の育ちなので街そのものに馴染みがあるからかもしれません。客席で幕間に食事が出来るのも楽しい。宝塚観劇だと洋が似合うのかな。幕間に食事が出来る日が来ることを期待しますがコロナ感染なのか東京では舞台が止まっていたりしますから油断はダメですね。
    宝塚大劇場に出掛けるのも南座に出掛けるのも非日常。買い物に興味がない私は観劇をして街散歩するのがたまたま人生の今のタイミングで楽しめている専業主婦の身分にありがたいなと思います。
    で、私が専業主婦でそれにたいしてなぜ仕事をしないの?と言ってくる人がいたならば、パート勤務で得られる糧とその仕事をこなすために必要となる経費に時間というものを加えて天秤にかけたら我が家の場合はマイナスなのよねと言っておきます。
    身体の都合で通院も必要だし、家の中を整えたり、家族の身体を考えての食事を作るのも食養生の学びをしたりなので、時間が足りません。ジムに行く固定の時間も捻出できなくて。
    まあ、私の場合は映画鑑賞やクラシック鑑賞もおこなうし、落語も楽しいしで、昔で言うご隠居さんしていますね。情報源はラジオです。番組プレゼントでムビチケもらったり寄席のチケットもらったりもするんですよ。

    財布の中身と相談しながら平日の昼間の経済を家族のケアに時間がとられない間は回していきたいと思います。そんな存在も大切ですから。

    こちらのブログのお陰で自分のことをこれで良いとも思えていますから今後もよろしくお願いいたします。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      おかちゃんさん、生誕○年なら本当は1000年の方がキリが良さそうに思いますが今生きている人は誰も待てないですよね。ころなからの復活とタイミング良く生誕850年が重なり、おひがしさんおにしさんその他、多くのお寺さんが盛り上がりモードなのだと思います。

      はい!私も他力本願の精神がめっちゃキリスト教にかぶると思っていました。「ただただ祈るだけで誰でも救われる」スタンスですもんね。洋の東西を問わず人間の根源なのかもしれません。私はフラダンスと気功もまた、根源がすごく被っていると思っています。
      おかちゃんさんはもともとはなむあみだぶつだったけれどキリスト教とのご縁もあったんですね。私はもともと無宗教で、ちょっとキリスト教とのご縁がありましたがその後また無宗教に戻りました。それでもちょろっと聖書を読んでみて良かったと思っています。宝塚のキリスト教の扱いは新約旧約が混じっているような気がしません?

      さて、親鸞の話に戻りますが他力本願なんて言うくせに親鸞自身は厳しい修行に耐えていたようですね。お芝居では修行の途中でジョロウに誘惑されていたし、半年ほども絶食していたし。それでも悟れないと悩んでいましたね。自身が厳しい修行に耐えたからこそ「こんな事をしなくても祈るだけで良い」と考えるようになったのかな?
      で、厳しい修行に耐えた親鸞を演じた扇治郎さんですが・・・まったくもってそういったストイックさを、私は、感じる事が出来ませんでした。熱演ではありましたが。

      「扇治郎」の名だけあって扇を使った舞が得意なんですね。いっぺん見てみたいです、だけど舞踊はダンスと同じくプロポーションによる有利・不利があるように私は思っています。高身長でスリムで首も腕も脚も長い喜多村緑郎さんの舞踊がすっばらしかったので、もしここに小柄な扇治郎さんが並んだらどうかな・・・と。私が緑郎さんの舞踊を観た時は愛之助さんが一緒で、愛之助さんも良かったんですが目線はどうしても緑郎さんを追ってしまいました。

      生の舞台はどうしても、男性や男役は「大きいは正義」だと私は思います。扇治郎さんはテレビ向きかと。育ちの良さ、おぼっちゃん感がある方なのでNHKにもってこいではないでしょうか。

      はい、歌舞伎が家柄最優先主義なので、松竹新喜劇にもその傾向はあるんでしょうね。
      現在の座長の渋谷天外さんに実子の跡継ぎがいない事もあり、藤山寛美さんの孫である扇治郎さんへの期待が寄せられているんでしょうね。だけど天外さんの実子でないにもかかわらず渋谷の名を継いだ渋谷天笑さんが劇団にいまして、私の感覚だと天笑さんのほうがよ~っぽど華があるんですよ。若手の中で扇治郎さんをトップスター、天笑さんを2番手にするのはもったいないです。

      おかちゃんさんも南座が好きなんですね。大阪松竹座も重厚感ある外観だしね、アカンというわけではないけれど鬱蒼としているんですよね。しかも喫煙者歓迎モードなのが許しがたい。
      南座は大改修したそうなので以前の様子はわかりませんが、今の南座はパーッ!と明るいし禁煙だし、外から眺めても中に入ってもワクワクします。
      さくっと客席での食事を解禁したのも嬉しかった。花形歌舞伎でも親鸞でも幕間が一気に飲食モードになって和気あいあいとしていました。
      大劇場も早く飲食OKになるといいですね、ころなが5類になればそうなると私は願っています。ただはい、まだ中止があるようですね。明確にそうだとは発表されていないけれど。

      おかちゃんさんも買い物に興味がないんですね。私は食品を安く買うのは好きですが衣料品への興味はとんと失せました。とにかく観劇が好きです。出来る事なら非日常ではなく、観劇するのが日常になって欲しいくらい好きになってしまいました。観劇を始めるスタートが遅かっただけに勢いだけはあるのかも。

      専業主婦に対して「仕事しないの?」って言ってくる人、いますね。悪気はないんでしょうけど余計なお世話です。私も読者さんから働く事をすすめられた事がありました。直接言わないまでも、夫は単身赴任、娘は大学生な今の私の状況的にそう感じる読者さんは他にもいるかもしれませんね。
      でね、私は働いても良いかなな気持ちになっています。いつ、どこで、何をするかは全く決めていませんけど。ブログに不具合が出るわ、愛チャリは盗まれるわでショック状態の今、焦って探す必要はないと思っています。
      働く、働かない、いずれにしても私が決めたら良いんですよね。おかちゃんさんがどうするかもおかちゃんさんが決めたら良いとホンマ思っています。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

      • おかちゃん より:

        たーさんの幸せはたーさんのものなのですから他人がとやかくいう世界ではないですよ。プロの表現者(うまい言葉が見つけられません)なら夢を見ているファンをがっかりさせてはいけませんが、ブログと言う世界は匿名で運営。嘘も多いかもしれませんがこちらにお邪魔するのが私が楽しいのは正直だからです。ぜひぜひ正直に!。

        • 関西の、たー 関西の、たー より:

          おかちゃんさん、はい、私の幸せに口出ししても良いのは夫だけだと私は思っています。

          ブログ運営のスタンスはいろいろですが、どんな管理人であれ嘘をつくのは大変なはずです。前にも書いたんですが私の場合、ひとつ嘘をつくとその後3つくらい嘘をついて帳尻合わせしなくちゃいけませんから疲れます。
          嘘を付く事により多くの読者を惹きつけるなら頑張るけれど、実際は嘘を付くと文章のキレが悪くなりがちですからマジでメリットがない。
          というわけで私は基本的に正直に記事を書いています。だけど100%じゃないですよ、90%くらいかなぁ~

          プロの表現者はいわば、嘘とつく言ってはアレですが、ファンのために自分を偽るのも仕事のうちかもしれません。
          でね、私はプロであれ、本音が漏れる時があっても良いように思っています。とくに生の舞台はそうゆうのも楽しみのひとつかなと。

          いつもありがとうございます。
          今後もどうぞよろしくお願いいたします。

  5. comugi より:

    おおお~。たーさんは南座に行かれていたんですね。
    最近私もちょっと近くに出没していまして、「都をどり」にはまりにはまり、今週ですと日、火、木と隔日で行きました。南座横の松葉にも行きましたよ~。
    扇治郎さんは、私生活充実パパなんですね。そして「飛沫」!たーさんの描写が克明ですごく想像してしまいました。
    東本願寺は、実家が浄土真宗なので一度はおひがしさんという感じで、周年フィーバー前に行きました。父なんて齢80過ぎて「初めて行った」程度なんですごい信者って訳ではないですけどね。松葉の「にしんそば」を喜んで食べてました。たーさんの以前の記事で紹介があったので。あの世代はにしんそばは格別のようです(身近な食べ物)。ご紹介ありがとうございました。
    京都は親鸞聖人生誕祭で盛り上がってしますね。都をどりも京都国立博物館も取り上げておりました。

    • 関西の、たー 関西の、たー より:

      comugiさん、都をどりにハマっているんですね!改修が終わった祇園甲部歌舞練場のこけら落とし公演だしめっちゃ興味があったんですが何となく逃してしまいました。お茶付きにしました?
      はい、まだ改修中だった祇園甲部歌舞練場の前を通った事がありますが南座のそばですよね。去年の都をどりは南座でやっていました。

      はい、扇治郎さんは見るからに育ちの良いおぼっちゃんで、夫として父として素晴らしい人である事が舞台からも伝わってきます。
      だけど舞台人としての華は皆無と言って良いでしょう。絶食を含む厳しい修行に耐えたようには見えませんでしたし。そう、飛沫をともなう熱演ではあったんですけどね。

      comugiさんのご実家は浄土真宗なんですね。そしておひがしさんはカトリックで言うバチカンのような存在なんですね。たまたま歩いてみただけなのにそんなすごいお寺の前を通りかかるなんて、やっぱ京都は特別ですね。入口でチェックもなく誰でも入れて、好きにあちこち移動出来ました。すぐ近くにおにしさんもある事を後で知ったんですよね、事前に知っておけばおひがしさんおにしさんを一気に探索出来たのに。

      松葉に行ったんですね。階段がそこそこ急ですがお父さん頑張ったんですね。私は1度行ったきりですが高齢のお客さんが多かったように思います。にしんそばは身近で、そして格別な存在なんですね。私としてはにしんは美味しかったけれどそばは普通で(むしろ柔らかめ)、とにかく高かった記憶です。とはいえ良い記念になりましたし、記事を通してcomugiさんやcomugiさんのお父さんが楽しんでくれたのでしたらすごく嬉しいです。

      都をどりでも親鸞聖人が取り上げられていたんですか~
      京都国立博物館はちょろっと興味あったものの行かないままでした。東寺のライトアップにも興味あるんだけどな、夫がその気になったらGWに京都探索したいです。

      いつもありがとうございます。
      今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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