こんばんは。
「はいからさんが通る」を観劇しました。
観劇後の大劇場周辺はたまげるほどの大雨と雷で、全身びしょ濡れで帰宅しましたが今もすごく幸せ気分です。
この記事では最も言いたい事だけ書きます。
とにかく、永久輝せあさんが、素敵でした。そして、永久輝さんに随分と偏った気持ちを抱いていた事に気付いたんです。
私は水美舞斗さんが大好きで、今後の去就に気をもんでいて、永久輝さんのVISAガール就任&花組への組替えが水美さんのその後を決定付けた、そう、自分で判断していました。
だから、「花組・永久輝せあ」「次期トップほぼ確定・永久輝せあ」に否定的な気持ちがありました。「永久輝さんは花組っぽくない」とか、「97期の永久輝さんがトップになっちゃったら95期の水美さんはどうなるの?」とか、そんな事ばっかり、考えていました。
そう、本当に、そんな事ばっかり、考えていたんです。
スポーツ報知の記者が「永久輝」を「とあき」と読みがなを間違えていた事を取り上げて記事にした時に、
私は、あくまで担当記者の迂闊さを責めているつもりで、でも心のなかで、永久輝さんの事を「宝塚の記事を何本も書いている記者に名前を覚えられていないジェンヌ」と思った、そんなところがありました。
誰にもバレていないつもりでしたが、読者の方から「結構毒がありますよw」と注意のメールをもらいましたので、バレていたんですね。
そんな私なので、原作ではかなり脇役であるはずの高屋敷を、永久輝さんが演じるからという理由で忖度されるのはどうも、しっくりこなかった。
なのでプロローグでおもむろに、ルキーニのごとく語り部となった永久輝さんに、「やっぱVISAパワーか」とモヤモヤ気分で双眼鏡を向けてみたんです。
そして・・・
その瞬間から、永久輝さんの魅力に引き込まれました。
お芝居の間ずっと、ボサボサ頭にダサダサ和服姿の永久輝さん。なのに顔は美しすぎるわ、滑舌は良いわ、ダンスはもちろん所作のひとつひとつにキレがあるわで。
原作では「もっさりダサ男の高屋敷が、洗練された美女である環にゾッコン」ですし宝塚でも設定ではそうなのに、実際の舞台では「イケメン高屋敷を、田舎娘な環がゾッコン」にしか見えませんでした。
音くり寿さんの事は大好きなんです。この度もソツのない演技やダンス、エトワール含む歌を満喫させていただきました。愛らしい可愛らしい音さんがどこか田舎娘のように見えてしまったのはただただ、永久輝さんがあまりにもクールで美しかったからなんです。
フィナーレではシルバーの軍服姿でキレッキレなダンス。流し目の色男ぶりといったら!!!
私、私・・・
忘れていました。
初めての当日券デビューだった「ファントム」のカルメンのシーンで、精密に出来た独楽のようにブレずにクルクル回りながら登場した永久輝さんに心を鷲掴みにされた事を。
忘れていました。
私はそもそも、永久輝さんのような細く切れ長の目、シュッとした鼻、薄い唇のクールなイケメンが大好きな事を。
私は・・・
観劇が出来ない間、頭の中に浮かんだ永久輝さんへのマイナスイメージを勝手に膨らませて、心が淀んでいたんです。
あまりに淀んでいて・・・
VISAガールになった事、花組に組替えとなった事、自分に与えられた役がいろんな力でアゲアゲモードになっている事、
すべて永久輝さんにとって大きく苦しい、重圧のはず。
冷静であればすぐわかるこんな事に、気付いていなかったんです。
キツいはずなのに、キツさを全く出さずに爽やかな笑顔を振りまいているんですね、永久輝さんは。本当に美しく、クールで、爽やかだった。
私は今回の観劇で、水美さんがらみで永久輝さんを目の敵にする事をやめました。そもそもそんな事、水美さんだって決して望んでいる事ではないのに、なんでこんなにも感情が偏ってしまったんだろう。
これからは・・・水美さんを愛し続けると同時に、永久輝さんも応援します!
他にもたくさん感じて、言いたい事はいろいろあるけれど、とにもかくにも今日の観劇で一番感じた事をまず、記事にさせてもらいました。
↓永久輝さんを見つめ続けるのに使った双眼鏡です。
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