禁酒法時代のギャング話に、エリザベート?1789?

当日券

「違和感」に着目

「UNCE UPON A TIME IN AMERICA」、長いので勝手ながら「ワンアポ」と省略させていただきます。1月6日、立ち見で観劇してきました。

明日海さんが来たとか(会場のどよめき、すごかったです)、だいきほサイコーとか、そうゆうのがスタンダードだとは思うのですが、私はこの公演に感じた「違和感」に着目して、ブログに書きたいと思います。

原作にない演出は、お約束

予習していた

私はこの原作を、アマゾンプライムで見ました。

Amazon.co.jp: Once Upon a Time in America (字幕版)を観る | Prime Video
セルジオ・レオーネの遺作。ニューヨークのユダヤ人ギャングの 生涯を描いた作品。

「オーシャンズ11」もアマゾンプライムで予習してから大劇場に行きました。映画とはまた違う良さが宝塚版でキラキラしていてすっばらしくて、「よっ!さすが小池修一郎!」と勝手にアッパレしまくってました。原作映画での「典型的な愛人」を、「歌姫」にしちゃうなんてほんとすごいな、と。

まだまだ初心者ではありますが、宝塚と原作の間には少々、あるいはだいぶ、違いが出てくるのはお約束だと、理解しているつもりでした。

ワンアポの原作はすみれコード違反ざんまい

ワンアポは、原作の映画にはすみれコードにバリバリと反しているところがありまして・・・これを小池さんがどう調理するか、気になっていました。もちろん、宝塚の舞台は、娘に見せたって何ら心配ない事はわかっていましたし、実際そうでした。ただ、「宝塚が面白かったから、原作も」と娘が言いだしたらどうしようかと悩んではいました。このあたりは結局、もし娘が見たいと言えば付き添って一緒に見るしかないと思っています。

他のところで違和感が

で、この「小池式調理」の内容ですが、全く、予想もしなかったところで、違和感があったのです。

エリザベートですよね?

宝塚の金字塔「エリザベート」の仕掛け人

小池さんは、言わずとしれた、「エリザベート」の脚本家です。小池さんがいなければ、少なくとも1996年に「エリザベート」が日本の、それも宝塚で上演される事はありませんでした。

遊び心すぎる

小池さんにとって「エリザベート」が特別な作品である事は、初心者の私にもわかります。でも、今回の作品がもし、「エリザベート」への愛ゆえの遊び心なら、ちょっとやりすぎでしょ、って思います。

以下に、「エリザベート」を意識していると思われる演出を、述べます。

「皇帝になる」「皇后になる」発言

ギャングの皇帝やショービジネスの皇后という意味、という説明はしているのですが、原作には「皇帝・皇后」発言はありません。宝塚版ではあちこちで、連発してました。

なんと王冠が!

しかも、わざわざ、王冠まで用意してる!王冠をかぶるのは、エリザベートの有名なシーンですね。これもね、原作にはないんです。さすがに王冠そのものは、エリザベートの使い回しじゃなかったですけど。

病院が・・・

今回女性として出られた朝美絢さんが大活躍で、すっばらしいビジュアルと歌うまなソロシーンをとっても楽しませていただきましたが、最後に老女になった彼女がいるのは病院で、この病院の雰囲気がエリザベートの「精神病院」にそっくり!

とどめの、

そして、そして・・・彩風咲奈さん演じるマックスの最期が!!!これも原作と大違い!!!これ・・・あの人じゃないですか!(すみません、当初名前を出していましたが、まだ観劇していない方のために伏せる事にしました)

1789も!

真彩さんがショースターとして成功して出てくるシーン、これ、1789ですね?あの、派手派手演出なシーン。

IAFAならまだわかるが

IAFAなら、舞台がオーストリアですから、エリザベートが出てくるのはわかるんですね(ちなみに演出は小池さんじゃない)。1789(こちらは小池さん)もヨーロッパのよしみとして目をつむってもいいでしょう。

でもワンアポは、ユダヤ出身のギャングが、禁酒法時代のアメリカであれこれやっちゃうってストーリーですよ。

天下の小池修一郎さんに、一体何があったのでしょう?

最期に 当日券に並ぶ方へ

前回の投稿で、冬の早朝に当日券に並ぶ方はくれぐれも防寒対策をしっかりと!とお伝えさせていただきました。しつこくてすみませんが、またここで改めてお伝えさせていただきます。

そして「通知」という機能を利用して私のブログのすべてのページ上部に前回の投稿へのリンクを付ける事にしました。

体調を崩しては、観劇を楽しめません。

14日までは学割もありますし、たくさんの方が当日券のために並ぶと思います。大げさなくらいに防寒対策をして、大劇場にいらしてください。

コメント

  1. スノードロップ より:

    関西のたーさんの意見、半分くらい同意できます。
    1幕ラストの薔薇とヌードルスに、おおっ‼︎とびっくり&感激!
    長年温めてきた作品だけあって、小池先生の力の入れようが違うわぁ!と思う一方、
    いつもの小池先生らしい部分もあったのは確かだと思います。

    病院の場面は、「まさにそれ」みたいと思いながら観ていました。
    咲ちゃんマックスの最期は「壮年期」でなければ、「そのように」見えたかもしれません。

    個人的に小池先生らしくて好きなシーンは、宝石店襲撃のところ。
    杏野さん演じる宝石店主の妻が、ギャング団にメロメロになるところがすごく宝塚らしくて面白いなぁと。私は原作映画予習なしで観劇しましたが、映画にはこのような場面&演出はないですよね?(襲ってきたギャング団にメロメロになるなんて普通ありえない!)

    Google日本語入力、役に立ったようでうれしいです。

    • 関西の、たー関西のたー より:

      スノードロップさん、おはようございます!
      Google日本語入力はホント、素晴らしいです!おかげで、「卓上カレンダー論」の入力がスイスイとすすみました~
      宝塚だけでなく、OSKスターさんも出る方が多いです。本当に本当にありがとうございました。

      さて「宝石店襲撃」ですが、はい、ギャング団にメロメロには、ならないです。「事前に打ち合わせたグルである」「バレないように私をぶって」は、原作通りなんですけどね。ここのシーンでも、娘に見せるには困るところがあり、小池先生が調理した結果の「メロメロ」なのだと思います。

      マックスの最期は、原作は、もやもやーとしたなんか、気色悪ぅぅぅい仕上がりになっていたんです。なので絶対ここは変えるだろう、おそらく望海ヌードルスが手を下すのだろうと推測していました。観劇した時は「そうきたか~」って思いました。余談ですが彩風さんは本当に手足が長いですねぇ。

      コメントいただき、とっても嬉しいです。今後もよろしくお願いいたします!

      • スノードロップ より:

        おおっ、「バレないように私をぶって」は映画通りだったんですね。(小池先生のアレンジかと思いました)
        もう一度観劇できるので、それまでに予習できたらなーと思っているんですけど、
        映画は長いし怖いし見れそうにありません。
        一回観劇して、ヌードルス達がユダヤ系移民であることがキーになっているとわかったので、歴史的な背景を調べたり、原作映画の感想ブログをちょっと読んでみたりして、
        ストーリーへの理解を深めたいな!と思っています。

        ところで関西のたーさんのブログは、OSKで知りました。宝塚と違って、OSKファンのブログはとても少ないので貴重です。
        OSKは昨年の南座でデビューしたばかり(サクラ大戦のファンなのです!)、たーさんと同じですね。ABCホールにも行きましたが、角座はまだです。
        私がOSKの方で好きなのは、千咲さん(豪快な歌い方が好き)、麗羅さん(海神別荘の白蛇さんで好きになった!)です。天使の歌が聞こえるで大活躍だった、雅くん、京我くんも気になっております!

        • 関西の、たー関西のたー より:

          スノードロップさん、コメントありがとうございます!
          ワンアポですが、原作は長いし暗いし重たいしで、予習しなくていいと思います。「壬生義士伝」もアマゾンプライムで予習していて、原作の暗さ重さにうーんとなっていたのですが、ワンアポはさらに暗く重いです。「ファントム」も含め望海さんって「重い役担当」なのでしょうか。亡くなる役が多いですし。

          OSKでいらっしゃってくださった、というのはすっごく嬉しいです!私は「サクラ大戦」は見てないんです。日高のり子さん出演の時に行きたかったのですが。
          海神別荘は本当に見応えありました。白蛇役の麗羅さんが地上で暴れるシーン、切なかったですね。あと地上の美女役の城月れいさんの背後からソッとタッチするシーンが印象的でした。私は城月さんの歌大好きです。ABCホールでの「天使の歌が聞こえる」でも城月さん、大活躍でした。

          千咲さんの豪快な歌声も好きです。雅さんは、私が天使の・・・を観劇した時は幕間に舞台に掃除機をかけていましたし、昨日観劇した「ダンディ」にも出演されていました。京我さんは天使の・・・で忘れっぽい子の役でしたね。可愛かったです。

          角座はもう、びっくりするくらいコンパクトです。「Precious Stones」は今後もあると思いますので、気になるスターさんが出演される時に行かれてみてはいかがでしょう?
          あくまで私のこれまでの経験での話ですが、自由席で十分お楽しみいただけると思います。もし良いカメラ、ビデオカメラをお持ちでしたらお忘れなく!私の持ってるビデオカメラは入門機で、屋内撮影だとブレが多くてイマイチです。

  2. みき より:

    私も先週見てきました。こちらのブログを拝見して、自分と同じこと思う人がいてよかったです。そうです、何か、これまでのイケコ作品の継ぎ合わせ的な既視感満載でした。
    個人的には手抜きしているな~(あるいは衰退しているか)と思いました。
    ま、今の雪組では、どんな作品でもトップコンビの力とそれを取り巻く布陣でそこそこ成功しますよね~主題歌となる曲も印象薄く、観劇後に口ずさめる歌がなかったのも残念でした。

    • 関西の、たー関西の、たー より:

      みきさん、コメントありがとうございます。ぶっちゃけ、手抜きと衰退、どちらで表現しようかと私も悩みまして、年月がそれなりにすぎてるため衰退を選びました。
      そうなんです、望海さんと真彩さんカップルなら、何をやらせても集客出来るんですよね。おふたりの退団後どうなるんだろうとちょっと気がかりです。
      歌は、別の記事で「望海さんの歌が似通って聞こえる」といった事を書きましたが、ワンアポの歌そのものが弱い(印象的な、口ずさめるものがない)のも原因だと私は思います。
      今後もご意見いただけると幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

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